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表題作厄介なおとなりさん

大沢
27歳,訳アリ貧乏のだらしない隣人会社員
三咲望
21歳,経済観念しっかり者の大学生

その他の収録作品

  • その後のおとなりさん
  • あとがき

あらすじ

ゴミの分別は不十分、深夜の洗濯も当たり前!?
「節約命!」な大学生・三咲(みさき)の部屋の
お隣に越してきたのは、一見エリート風の
イケメンリーマン・大沢(おおさわ)。
この人、一人暮らしの知恵もなければ、
多額の借金があるのに贅沢しちゃう天然ぶり!
――「俺が節約させてやる!!」 見かねた三咲は
自ら世話を買って出てしまい?

作品情報

作品名
厄介なおとなりさん
著者
秋葉東子 
作画
秋葉東子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
ISBN
9784199604638
3

(26)

(1)

萌々

(6)

(13)

中立

(4)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
9
得点
72
評価数
26
平均
3 / 5
神率
3.8%

レビュー投稿数9

普通にほっこりなお話

ボロアパートでお隣さんになった、生活能力低めのお兄さんと、節約生活がしみついたオカン系大学生のラブコメ。

最後まで色っぽい展開は無く、作者本人が「温泉旅行にまで行ってるのになんもしない話って初めて見た!」とご友人方にツッコまれてる通り、ほんまにラストで朝チュンがあるだけですが、ストーリーで読ませる方ですね。

特に社会人なぶん、手を出しあぐねて「普通とは」になやむ大沢さんの葛藤がリアルでした。
受のミサキくんも、生活能力は抜群なのに素直になれない不器用さがなんとも可愛い。
自由人な弟くんといい、脇までキャラが立ってて面白かったです。

しかし、ひとつだけ言わせて。貧乏でエアコン無しのボロアパートなのに、冬にミニトマトと茄子は収穫できんやろ…夏野菜やで。

0

読者としても迷走させられた気分

あとがきで秋葉さんが「いつもより恋愛色強い話にしようねって始めたんですけど、これがまた迷走しまして…」と仰ってるのに大いに納得しました。
思わず「私も迷走させられましたっ!」と心の中で叫んでました^^;。
特にガックリきたのが、やっぱり温泉旅行に行く下りですかね…BLで温泉といえば、やっぱり期待すると思うんですよ、2人の仲がぐっと近くなることをね!
で、でも、近くなるどころか2人の間のモヤモヤが更に強く浮き上がってきたような感じで、あ、あれ?って感じでした。

秋葉さんの作品は、日常的な設定と展開で丁寧に描かれてる作品が多いと思うんですが、今回はちょっと細かすぎたかなという印象。
特に受け様がいかに細かい性格なのかということが強調されていて、個人的にこういう性格の人とは私はウマが合わないので、ただただウザイと思ってしまいました^^;。
途中からそういう細かい点は少し丸くなったかな~と感じられたのですが、やはり最初の印象がかなり強かったので、最後までその印象が付き纏いました。
恋愛面にしてもそれ程萌えが感じられず、中立評価としました。

3

厄介じゃない。

とっても物足りない作品でした。
面白かった故にそう感じました。

アパートが隣同士のしっかりもの大学生と借金があるのに
きっちりとした生活が遅れていないと思われるサラリーマンとの
お話です。

ゴミ出しやら何やらあれこれ
口出ししている間に・・・という
パターンです。

何が物足りないかというと
2人ともに気持ちの流れがわかりにくい。好きになるという部分がとくにわからない。

そしてくっついた2人に対して良かったねと思えなかった。
ローンを返済できるエリートだった点ふくめ面白みが感じなかった。

1

中盤からが…。

最初は主人公の三咲が友達が一人もいなさそうなくらいキツイ性格でも、
基本ツンツンキャラが好きなので、面白いなーと思いながら読んでたんですが、
大沢の弟が登場したところから、一気に面白くなく感じてしまいました。

三咲はそのままだったんですけど、のんびりしつつも穏やかな包容力が
魅力的だった大沢が、弟が来たことによって、キレキャラっぽくなって
いたのが個人的に駄目で…。三咲くんのこともしっかり考えて、こっからは
慎重に事を運ぶぞ!っていう時に邪魔されてイラつくのも分かるんですけど、
いやいやキャラじゃなくない?っていうくらい苛々しているのはどうかと…。
最初のちょっと頼りないくらいが良かったのに…。

それに、弟の貢は結果的には邪魔をしてるとしても本人的には
全く悪気がないようなキャラだったので、邪険にしている
大沢が余計に心が狭く感じてしまったのかもしれません。
(そう考えると、貢みたいなキャラが実は一番性質悪いのか…?)

あとこれは完全に好みの問題だと思うのですが、3話目あたりから
三咲の言動の後にすぐ大沢の考えてることなどが入ってくるのが、
私は好きじゃありませんでした。相手の考えていることが分からない
からこそ三咲のぐるぐる感も理解できるのに、その相手の考えが
丸々と言っていいほど書かれていると、面白さが半減してしまうと
思うのです…。(あくまで私の場合ですが…)

そしてその所為か、途中からは個人的にすれ違いの切なさも萌えも
感じられないまま、読み終わってしまいました。
最初は面白かっただけに、残念です。

1

びっくりするくらい常識的

秋葉さんの漫画に出てくる人たちは「ホモに走ったことが不思議」な気分になる位普通の人が多いのですが、この二人は特にそんな感じがします。
別にホモに嫌悪感があるとかそういうのではなく、のっけから大沢はゲイなんだけど自分もそれをカムフラージュするため結婚もしてた(でもバイじゃないので別れちゃった)
そしてそれと反対側に三咲も大沢を好きになっちゃってるけど大沢はそれでも三咲に対して「ひきずりこんではいけない!」という強固な自己規制をして壁を作り、せっかく両思いになったのに体の関係ともなると「そうなると戻れない」とさらに壁を作る。
せっかく自腹はたいて温泉に行っても(突然飛び込んできた弟をはがせなかったけど)お互いタオルをがっつり巻いて目をそらしちゃうようなうぶうぶさ・・・。

うっかりすると一目逢ったその日から瞳孔も尻の穴開きっぱなしな展開すら多いBLの中で「普通に恋愛にガチで向き合いすぎてる」がゆえに萌えるという面白い感覚を感じました。

3

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