一途に一生懸命に必死に恋するアナタへ贈る青春ラブ!! こんなにも本気で誰かに恋するなんて今まで考えもしなかった――…。

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表題作君は僕を好きになる(2)

田島芳流
中里遥

あらすじ

君が好きでたまらない。こんなにも本気で、誰かに恋をするなんて、今まで考えもしなかった――…。
「お前は絶対俺を好きになる!」何の根拠もないくせに、同級生の田島芳流(たじまかおる)にそう宣言した中里遙(なかざとはるか)。
全てに前向きな遥に田島がようやく興味を持ち始め、少しずつ進展(?)しているように見える二人の関係。
そんな矢先、田島に恋心を寄せる幼馴染み・綾乃が現れる。
田島の綾乃に対する冷たい態度を目の当たりにした遥は、自分を彼女に重ねてしまい…!?
一途に一生懸命に、必死に恋するアナタへ贈る青春ラブ第2巻!
(出版社より)

作品情報

作品名
君は僕を好きになる(2)
著者
あべ美幸 
媒体
漫画(コミック)
出版社
角川書店
レーベル
あすかコミックスCL-DX
シリーズ
君は僕を好きになる
発売日
ISBN
9784048545846
2.5

(6)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
12
評価数
6
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

だからさ!表紙の2人はどこに出てくんだよっ!

絵描きさんって本当に、描けば描くほどこんなにもお上手になられるんだなぁ…。

お話はまあ、やっぱり少女マンガでした。
受けがちょっと独りよがりで馬鹿すぎる。

それでもまあ、この手のお話のお約束で、やけに物分りのいい友達とか、波乱を起こしそうに見えて受けの良いようにことを運んでくれるサブキャラとか、完璧で「叶わない」と凹ませてくれつつこれと言って邪魔はしない当て馬とか、そんなのが登場してくれて、上手くまとまります。

それにしてもなぁ。
ちょっと受けが自己中すぎる。そして自己中の自覚もなく傷付いた顔をする。
実は超イイ男で受けのことを好きな友達が、悪役を買って出てくれて、自暴自棄になった受けを襲って泣かせて寸止めして自覚させて、「こんなとこでこんなことしてる場合かよ」とか「悔しいけどお前の居場所はここじゃないだろう」的な後押しをしてくれるので、なんだか三文芝居を見せられてる感じがします。

これ漫画だからサクサクっと読めるけど、小説だったら徹底的に「しゅみじゃない」だな。

っていうか、貰った合鍵を家主に断りもなく、家主に思いを寄せる女の子にあげちゃうってだけで、私の中で人間のクズ認定をしてしまったので…。
それ下手すりゃ犯罪だろ。持ってる資格がないと思うんだったら本人に返せよ。

けど、ノリもストーリー展開もホント、バブル時の少女マンガって感じで、懐かしいテンションではあります。
要はお話がどうとかより、私が歳を取ったということかも。
あんまりものの常識を考えなくてただ恋を愛でたかった学生の頃読んでたら、ドキドキしたのかな~とも思います。

6

主人公以外みんなステキ

一巻の受けは結構好きだったんですが、どんどんキライになっていくなァ…。
最初は押せ押せで前向きで、ちっとも振り向いてくれない相手に必死で食らいついていくめげない受けが好きだったんですよ。ウザいんだけど許せるウザさ。
でも、マイナス思考をはじめると一気にウザ受けになってしまいました。うぜー!と何度心の中で叫んだことか。許せないウザさ。
とくに、恋のライバルの女の子に攻めの家の鍵をあげた場面ね。しのさんも言ってますが、あり得ねぇ。人としてあり得ねぇ。悪意があってそうしたんなら、むしろ全然いいんだけどさ。悪意なくっていうのがナンダカナァ。

「自分の痛みにばかり敏感で、他人の痛みには鈍感」という部分も気になりました。失恋で精神が不安定になるのはいいけどさ、他の人もみんな同じだよ?アンタ以上にツラい状況だと思うんだけど、頑張ってるよ?好きな相手のことを思いやって、寸止めセックスでするという役割なんかも引き受けてるよ?
構ってちゃんなんだよ。

あと、くっついた後のベタベタな「エッチしようとすると必ず邪魔が入る」って展開も、つまんなくてウンザリしました。

たぶんこれ、「ひたすら主人公だけに感情移入しながら読む」の人に向いてるお話なんだろうなと思います。
主人公の受けくんに「主人公である」という以外の魅力プリーズ。

2

受けの言動に引っ掛かる…悪意ないから余計に。

今回親衛隊の1人がかなり美味しいところをもっていきました。
実は1巻読んだ時、親衛隊の3人別にいなくても良いんじゃ…単にモテ具合を表すためだけかしら~とかおもっていたのですがw←
自暴自棄になった遥ちゃんを襲う→泣かせて→寸止め→自覚を持たせて「こんなとこでこんなことしてる場合かよ」とか「悔しいけどお前の居場所はここじゃないだろう」的な後押しをしてくれるのですよね。

ただ個人的に遥ちゃんの行為で引っ掛かる場面がありました。
自分が鍵(田島の部屋の合鍵)を持っている資格が無いと思うんだったら本人に返すべき。
田島の幼なじみの女の子に無断で渡すのはちょっとどうかと…。
相手の子の性格が良かったので何も問題なく田島に返却されましたが…下手な人間に渡したら大変なことになっていたんじゃないかな?と。
数回しか会っていない子に不用意に合鍵を渡すべきじゃないです。

取り敢えず田島は言葉が足りない&もう少し遥ちゃんの心境を察してあげて(ノД`)と思います。
東と浅見がどう動くのか気になるところです。
特に浅見は曲者な予感がするのでw

次の巻はスポコンが入りそうな感じですねー。

作者の裏話が1巻に引き続き面白かったです。
今回も書き下ろしは表紙&後書きのみです。

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