タイラント

tyrant

タイラント
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×25
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
34
評価数
10
平均
3.6 / 5
神率
20%
著者
 
媒体
コミック
出版社
芳文社
シリーズ
花音コミックス(コミック・芳文社)
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784832290167

あらすじ

同い年の義兄弟、平等(タイラ)と存(アリ)。
幼い頃からアリは「死ぬような危険」を求めて
周囲を困らせるが、タイラだけはアリの衝動を理解する。
そしてタイラにとってアリが全てになった――。
タイラは追跡者(トレーサー)、アリは冒険家として
それぞれ生活するも会えばセックスして
お互いを感じあう。
いつまでも心地良い、
つかず離れずの関係は続くかと思われたが…。

表題作タイラント

曽我部平等(タイラ) 義兄 ハッカー
曽我部存(アリ) 義弟 冒険者

その他の収録作品

  • 予習編
  • i've never left you

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レビュー投稿数3

めずらしく共依存カプ

未散さんの作品はどれも相互依存愛なとこがいいなぁと思って読んでいるのですけど、今回はめずらしく共依存愛な2人です。
危うい生き方とお互いへの依存の仕方に終始ハラハラさせられるカップルでした。
義兄弟という設定はラストに効いてきます。グッときました。

前作(好きになっちゃうよ。)の作画があまりにひどくて愚痴っちゃったけど、今作はマシかな。
ただし、電子は修正が雑な白丸のボカシです。未散さんのラフなtnk絵にこんな仰々しいボカシ要らんだろ〜涙

タイラ(兄)とアリ(弟)は5歳の時に兄弟になった同い年の2人。
兄が攻めで、かわいい弟をデロデロに甘やかしてます。
依存度は兄の方が強い。弟がいるから生きてる感じ。
弟は死ぬような目に遭うのが好きで、そのドキドキ感に心を囚われて世界中の危ない場所にアタックしている冒険家。
それは簡単に言えば、死にそうになることで自分は生きているんだって実感を得ている規模のデカい自傷行為で、そんな弟を唯一否定しないで安心して生きられるようにと全力で協力しているのが兄。
ハタから見たら頭おかしい以外の何者でもない2人だけど、私はこのアリが結構続き羨ましいと思いながら読んだ。
アリはアリでいていいんだよっていうお兄ちゃんの全肯定がアリを生かしてるってところがいい。
そして、「弟を肯定する唯一の存在」っていうのが兄タイラにとっては己の存在意義になっていると。
共依存なんだけどどことなく前向きな依存にも思えるあたりが未散作品だなって感じもします。
「いつか一緒に死にたい」って裏返せば「一緒に生きたい」ってことでしょ?最高のプロポーズだよね。
アリのセリフを通して透けて見える未散さん流の思考のアレコレには共感できるものが多かったです。

未散作品を読んでると、未散さんが描きたいのは主役達の関係性だけで、ストーリーを描くことには全く興味がないんだろうなってのが分かるんだけど、今回のは結構面白い設定なので2人だけの世界に終始して終わるのはちょっと勿体無いって思っちゃったな。
「ベッドサイドロマンスの星」なんて書かれてる未散さんだからこういうBLジャンルでしか許されないようなお話も大いにいいんですが、ストーリー性のあるものも読んでみたいなという欲も次第にムクリムクリと湧いてくるのでした。

【電子】ひかりTVブック版:修正×、カバー下○、裏表紙○
一部の電子書店向け特典ペーパーは付いてなかったです。

1

暴君というよりbroken

親同士の再婚で義兄弟となったふたりの[タイラント tyrant~暴君]というか暴君[broken~壊れた]っぽいお話。
※タイトルの意味はジャケット下に記載があります

わーい!義兄弟もの~!と背徳感目当てで開いたらいきなりSEXしてた。
禁断の愛なんてものは影すらなかった。
盛り上がるアリが「おにいちゃんっっ」て兄にすがりつくのはめっちゃ好みでした。
「おにいちゃん」て呼ばれて艶っぽく微笑むタイラもエロかった~。
奔放な生き方をしている弟が攻かと思いきやコントローラーである兄が攻。
兄攻は久々だったんで嬉しい誤算でした!

------------------

「死ぬような危険」を求める冒険家:アリと彼のそんな衝動を認めて彼の追跡者になった義兄タイラ。
追跡は自由な猫に首輪をつける意味ではなく、自分が見ていることでアリが孤独にならないようにするということですが…見守る方は相当な覚悟が必要(泣)

アリ自身が死んでしまう危険性は勿論だし、好きなら一緒にいたいじゃないですか?
でも一緒にいてもまたアリの衝動は湧きあがる。
傍にいても危険な方向に向く気持続きちは抑えつけることはできない。
一緒にいることができないってしんどい。

とある事件がキッカケで離れることに不安を覚えたアリはタイラと一緒にいると言い出し、ふたりは長い時間を過ごします。
半年ぶりに逢ってSEXしてまた離れて~の弾丸みたいな日々を思うと幸せに思えるはずなのにどこか浮かない顔のタイラ。
空洞みたいな瞳をしたタイラの真意が明らかになりますが哀しい。
それまで突飛な職業とか、つかみどころのない性格で感情が読みとれなかったんですが、やっと共感できました~!

長く一緒にいることで自分(タイラ)に興味を失ったアリが最終的にひとりになることを恐れていたタイラ。
献身ってすごい…ここまで尽くせる相手を5才にして見つけたのか。
「バーカ!」の一言でその杞憂を吹き飛ばすアリもすごい~!
それにしても、安心=安全ではない相手を護り続けるってしんどい(2回目)

ふたりの身近にいるフリーとジェンというキャラクターがユーモアたっぷりの掛け合いの中に淡々と疎外感を語ることにいちばん共感してしまいました。
兄弟の間で交わされてるふたつの約束ってなかなか独占的で周囲をよせつけないものがありましたから。

穏やかに笑っているようにみえていても瞳は警戒を緩めていないタイラ。
「死」をたいしたことないって言えてしまう時点で、やっぱどっか壊れてるんじゃ?って思うんですがタイラはアリとの、アリはタイラとの世界だけで完結してて他はいらないからなんですよねぇ。

ふたりの名前がちょっと面白いなぁと興味をひかれれたんですよねぇ。
平等(タイラ)と存(アリ)。
作中のセリフで触れているようにアリは[exist~存在する]っていう意味通りの生き方をしています。

最初、作中の文字を[exit~出口]と読み違えてしまって、この義兄弟に出口はあるのかな?と思って読んでいましたが「最初から家族なのに」と言いきるタイラの潔さに脱帽でした。

2

共依存ヤンデレ義兄弟

親同士の再婚により5歳で義兄弟になった、同い年のカプの話です。
義弟の受けは、幼い頃から危険が大好きで、高い崖から飛び降りたり大怪我をしたりを繰り返していた問題児。成長してからは、危険なことを好んでやる世界的な冒険家になっています。
義兄の攻めは、そんな弟を理解し支え、危険に飛び込んで行く弟を捜すためだけに生きているキャラ。弟の居場所を特定するために軍事衛星までハッキングしてしまう凄腕のハッカー。でも見た目は全然そんな風でなく、地味なしょうゆ顔のキャラです。

典型的な共依存カプです。命の危険を感じないと生きていけない弟の病み度が高いのかなと思ったけれど、兄のほうが病んでる感じでした。兄は弟の死を恐れはしていません。でも弟がいないと生きていけないというか、弟がいない世界では存在できない人っぽい気がします。弟も兄がいないと精神的に立ちゆかないので、どちらも長生きしてほしいな。

エッチは襲い受け、誘い受け気味ですが割と普通。特殊なプレイなどがある訳でもなく、いちゃいちゃエロい萌えるエッチです。死の危険を感じたいから首絞められないとイケないとか、そういうのがなくて個人的にはホッ続きとしました。エッチの時に「アリちゃん」「おにいちゃん」って呼び合ったりするのが妙にエロかった。

タイトルの『タイラント』。言葉の意味のほか、攻めと受けの名前「タイラ」+「アリ」(=蟻=アント) と掛けているのかな、とちょっと思ったりしました。

3

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