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エロいセクハラオヤジと、妖怪のように元気なじじばば、ごついオネエに、アイドル顔と虚弱体質。
そんな濃いい面々の巣窟な養老施設の前に、ボロボロになって落ちていたのは、
なんとも間抜けな元結婚詐欺の男でした。
ツンデレ子猫ちゃんと、フェロモンオヤジ。
中原さんらしい!
もう、すごく楽しんで、
ペン走りまくりです!!って、
そんな楽しさがすごく伝わってくる。
三木みたいなのは、黒川に拾われてほんとによかったねって、
末永く、可愛がってもらうんだよ、
よかった、よかった、って、
婆の気持ちでほっこりできるラブコメディでした。
小説やコミックだけでなく、CDも楽しまれる方なら特に共感していただけると思うけど、
読んでいて声が聞こえるキャラクターというのに出会うことがたまにある。
私にとってこの作品の黒川園長がまさにそういうキャラクター。
一旦とある声優さんの声が浮かんじゃって以降は、
読んでる間中、さらには後日読み返してみても
ずっとその方の声で脳内再生されちゃって。
まあ、声云々をおいておくとしても、
この黒川というのはBLの攻め役として好みのタイプではある。
おおらかで、したたかで、しなやかで
そして何より色気があって。
三木も、自称とはいえ結婚詐欺師で善良な人間ではないのだけど
その詐欺の内容の残念さとか
黒川に拾われてからの素直じゃない感じとか
29の男に対する評価としてどうかとは思うけど、
可愛く見えちゃって仕方ない。
三木が追われていた件に関しての始末の仕方は少々唐突な気もするけど
無難な終わらせ方となるとあの辺が落としどころなのかな。
極道スーツシリーズでも似たような片付け方をしたのがあったし。
ここに登場するオヤジですが、下世話な言い方しちゃいますが
”全身男性性器”なオヤジ!?
存在そのものが犯罪じゃないかっていうくらいフェロモンオヤジらしいですww
そんな印象を受けたのですが・・・・・
鬼塚さんの絵、いい線いってるんですが、そのフェロモン度もうちょい!
あと、妖怪のようなジジババ、さすがにイラストはほとんどなかったですね。
ちょっと見たかった気もするんですが~
イメージとしては銀○”竜宮編”のジジババでした、自分の頭の中~w
結婚詐欺師の三木がターゲットにした女が実はヤクザの情夫だったことから、ヤクザに追いかけられ、行き倒れて拾われたのが、美声を持つフェロモンむんむんオヤジ・黒川が園長を務める養老院。
高額なツボを割ってしまった為に身体で返せと、そこでただ働きさせられることになる三木は、超元気なジジババ達に振り回され、黒川のセクハラを受け、ドタバタな毎日を送るのですが、次第に黒川を意識し始める。
この三木、結婚詐欺師というものの、その実態実にしょぼい!
惚れっぽいという性格が災いして、成功しないんですね。
彼がだまし取った金額というのにビックリしますよ(爆!)
その惚れっぽいのが災いしたのか幸いしたのか、黒川がジジババ達に官能小説を朗読してあげるのを聞いて、その声にやられちゃう!
オヤジもエロいけど、三木もエロいですv
行為に至ってしまうシチュというのが、実に彼がまるで催眠術にかかったかのように溺れていく姿が描写されていて、もうエロのなんのってww
男初めてっていうのも忘れちゃうくらい、きを失っちゃうくらいイかされちゃうんだかイっちゃうんだかwww
黒川のオヤジぶりも、いつもの中原節なんですが、お約束のセリフをたんまりと吐き出してくれてますし、鉄板オヤジなのは間違いないのです。
こんなフェロモンダダ漏れオヤジなのに、他の男達はどうして平気なんだろう?と思うんですよ。
ってことは、それは三木限定?
オカマのチェリーちゃんは何ともなさそうだし、、、
いや、三木が意識するからそうなるだけなんだろうか?
ただ、黒川が三木を気になっていくのはちょっと余りよくわからない。
ちょっかいを出すと三木が意地っ張りになったり、うろたえたり、反応が他の人々と違うから特別にフェロモン出してるとしか・・・
三木を執拗に追っかけているヤクザが色々と園にトラブルを持ちこみ、三木も誘拐されそうになったり、それを助けるのはフェロモンオヤジ。
その展開は、黒川の正体(過去でもある)に繋がって丸く収まることになるのは、軽い話だからしようがないだろう。
ただコメディとしては王道かもねw
しかし、この本に登場するお年寄りたちの元気なこと!
それはデフォルメされた表現ではあるけれど、養老院じゃなくて、まるで幼稚園みたいかもしれません。
登場する全部が全部、子泣きじじいや砂掛け婆あじゃないとは思うけど、でもそんな雰囲気で楽しそうな園でした。
オーナーは女性なんですが、黒川との関係は一体なんでしょうね?
ちょっと気になるかもです。
攻のエロフェロモンオヤジ(42歳)がいい味出してます。
受は、結婚詐欺師だけど、ずっこけ結婚詐欺師。
惚れやすくて、好きになっちゃう上に、
騙した金額も・・・ショボい。
そんな受が、或る事情からヤクザに追われ、
老人ホームに隠れ、働くことになります。
その老人ホームの園長が攻なのです。
また、この老人ホーム、普通の老人ホームじゃありません。
何がって、おじいちゃん、おばあちゃんがあまりにも元気!
そして、その表現がすごい。
おばあちゃん達が、チョコを作るのにも、
「旅人を食べようと包丁を研いでいる顔」といったように、
妖怪のような表現がされてます。
かなり、コミカル(笑)
きっとこれから、
この2人は、楽しく働いていくんだろうな~と思わされます。
知ったきっかけは覚えていませんが、発売されて随分と経ってから知りました。
タイトルが面白くて、あらすじを読んでみても面白そうだったので、
購入する前から期待してしまいました。
特典ペーパー付きでまだ販売されているのを見つけて購入しました。
読んでみて、期待していたのとは少し違う点で面白かったです。
主人公2人の印象よりも、養老院のお爺さんお婆さんたちの印象が
とても強かったです。
心身ともに若者よりパワフルで、主人公とのやり取りが面白かったです。
攻めが老人たちの前で官能小説を読み聞かせているのは変態だと思いました。
鬼畜な言葉攻めは、変態とはちょっと違うような気がしていますが、
ちょっと笑える、こんな感じの攻めくらいの変態がちょうど良いと思いました。
受けが、攻めのことを「声が良い」と感じていたけど、
一体どんな声だったのか、聴いてみたいと思いました。
もしドラマCD化するなら、攻め役の声優さんは誰が良いかな?
と、想像してみたけど、色気のある良い声の声優さんが
たくさん居すぎて決められませんでした(笑)。
こういう風に、どの声優さんが適役かを考えるのも楽しかったです。
今回は「萌×2」と「萌」で迷いました。
主人公2人の個性は強いけど、それ以上に脇役たちの個性が強すぎて、
2人の特徴が脇役に負けてしまっているように感じました。
それが気になり、最終的に「萌」にしました。
雀影
セルフつっこみ
お話はおもしろかったけど、挿絵に今ひとつぴんと来なかったなぁ。
黒川が小説で表現されているより小綺麗で若すぎに見える事があるのと、
三木の顔が好みじゃなかった。