表題作満ちる部屋 11

ロジェ
レノ

作品情報

作品名
満ちる部屋 11
著者
山田・D・米蔵 
媒体
漫画(コミック)
サークル
米屋〈サークル〉
ジャンル
オリジナル
発売日
4.5

(2)

(1)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
9
評価数
2
平均
4.5 / 5
神率
50%

レビュー投稿数2

強すぎる思い

【神様の腕の中】スピンオフ、オリジナル同人誌第11巻。
まず一言。
……顔のパーツがハッキリしない、黒髪のアイツが相当気になる。誰だアイツは。


レノが、6年生の集団にボコられるところからスタートします。
ロジェを庇うあまり、目を付けられボコられ、仕舞いにはロジェとの関係がジェフという男にバレてしまうレノ。
そいつは、幼い頃のロジェを罵り犯したヤツの弟。
そして、レノはそいつに犯されそうになり、それまで強気だったのも、哀しく脆く屈服してしまうのです。

授業にも出て居ない事を不思議に思ったロジェは、部屋に戻ります。
シャワーを浴びるレノ。中に入るロジェ。観ないでくれと懇願するレノの顔を上げさせると、無数の傷が。
お風呂から上がり、レノはジェフから「ロジェを追い出せ」と言われていた事を告げます。
勿論言わなかったのは、本当にロジェが出ていくと思って居たから。出ていってほしくなかったから。
でもロジェは、レノを危険な目に遭わせたくない、巻き込みたくない一心で出ていくと言い放ちます。
自分のせいで、大事な人が傷付くのは辛いから。

「そうやって何でも 自分のせいみたいに 考えるのはやめろ」

ボコられて怖い目に遭った筈のレノが、ロジェにそう諭す。
レノがお風呂場で泣いてロジェに抱きついたのは、自分が怖かったからじゃない。
屈服したことが悔しかったから。
そして…幼い時に卑劣な奴らに犯され、それを全て一人で受け止めて来たロジェを思うと、辛くて辛くて仕方がなかったから。
「僕が守る」、そんなレノの思いに、ロジェはレノに抱きついて涙します。

ようやく、ロジェがレノに救われた瞬間な気がします。
知られる事が怖かった、知られてどう思われるのか怖かった。
恐怖が勝っていたのに、それを知ったレノが、守ると言ってくれた。
真っ直ぐ自分を見て、抱き締めてくれたその温もりこそが、ロジェを救う第一歩じゃないかと思うのです。

そしてロジェは、心に決めます。
レノは「僕が守る」と。

きっと、ロジェの報復の始まり。
それは、正しいのか、正しくないのか。知るのが少し怖い気がします。

1

子供だったロジェ

10冊目の最後はとっても気になるところで終わっていたので
リンチか!?リンチなのか!?と
期待に満ち溢れて読みましたw
先輩こわいよー;;
レノ大好きな私としてはレノがぶたれるなんて
かわいそう過ぎましたが、
同人誌てき展開にちょっとウハウハw

シャワーで泣いているレノ・・・
可愛い。。。
そして、ずっと感じていた違和感、
ロジェが受けに見えて仕方なかった件。
子供だったんですねー
なんかレノと小さなロジェが抱き合っているシーンを見て
とっても納得しました。

長かった満ちる部屋も後2冊で終わる予定らしいです
次の巻にも期待!

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP