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いっそお前が俺の王子になってみる?
短編集です。
全て「恋のはじまり」的なお話で、表題作以外はエロ無しです。
「王子様はいない」
「王子様になれない」
あらすじにてお姫様x女王様というカップリングに興味津々。
同じ日にそれぞれ彼氏と破局した満と翔平。一緒に愚痴り一緒に泣いて、翔平がいたから淋しくなかった。だから翔平にも同じように思って欲しい、俺も翔平の淋しさを支えたい、翔平の王子様になりたい…
でも翔平は『満はそのまんまでいいよ』って乙女の満を肯定してくれた。
初めて攻めをする満だからちょっとたどたどしかったけど…乙女攻めと綺麗系の受け、イイかも!
「マジックチップは嘘をつく」
上司の命令で、取引先の息子の結婚式でマジックをやれと言われた永嶋。
同僚の後輩がマジックバーで働いていると聞き、教えてもらう流れに。通っているうちに好きになって…
このマジックの先生・歩はちょっと小柄で可愛いんです。
「街かどティッシュ」
学生の賢治は、ティッシュ配りのバイトを始めた。それはバイトの先輩・栗山くんがいるから。いつも親切で明るい栗山くん。この前好きだって言ってくれて…配るティッシュに『ぼくもすきです』って書いて渡す。それは賢治の初恋…ムズムズするほど可愛いお話。
「ホームシックベイビー」
家族にカムアウトして黙殺され、そのまま家出したユウスケ。母の手料理が好きだったけど、今は食べる事に興味もない。ある日コンビニで好みの男性に声をかけたら…
おふくろの味にからめた出会いのお話でした。
「竹嶋ボウル、閉店準備」
ボウリング場のバイトをしている笹田は、真面目にキビキビ働く同じくバイトの土岐が煙たくて仕方がない。でも、土岐がプロボウラーを目指して真剣な事を知り、土岐の目に映っていなかったチャラい自分を変えて振り向かせたい、と今度は急にアプローチし始める…
正直展開が急な気もする話ですが、苦手と思ってた相手は執着の裏返しだったのかな?
絵柄もお話も可愛い感じ。表題作の女王様・翔平が綺麗で色っぽかったです。
電子の読み放題にて。
【王子様はいない】
同じ日にそれぞれ失恋した二人が慰めあいっこしようとするも、二人はネコ同士で・・・というお話。設定が面白いなぁと思いました。
一人はみんなからお姫様・ひめと呼ばれるみつる。いつか王子様が・・・と願っているような夢見るお姫様キャラ。
大学に大きなクマのぬいぐるみを持参して抱っこしながら泣き崩れちゃうような設定にちょっと引いた。
もう一人はネイルが美しい美人で女王様キャラの翔平。
失恋したもの同士慰めあいっこしようとするも、ネコ同士なのでベッドに二人してゴロンと横たわるだけの構図が笑えました。
王子様を求めていたお姫様願望ありのみつるが、翔平の王子様になりたい・・・と願うも、翔平自身は王子様なんか求めておらず、それどころか調教してやる!くらいの勢いで今後が楽しみな二人でした。
お姫様キャラの攻めに、女王様キャラの受けがどう調教して立派な攻めとして鍛えていくのかその様子が描かれていったら楽しかったのになぁと思います。
このほかの作品も全体的に毒気のある人物もおらず、読みやすいのですが、
例えば二人が出会うきっかけが、そんな事で声をわざわざかける?という事だったり、いきなりキスしちゃったりとちょっと強引に感じる展開があってそこが気になりました。
表題作はネコ同士の高校時代からの友達が友情から恋愛感情になるまでが描かれた作品です。
最初は学校にクマ持参の攻めやネイルをした女王様キャラの受けにちょっととまどいましたが段々気にならなくなり話に入り込んでいました!
書き下ろしで二人がちゃんと恋人同士になってよかったです!
短編集なので他にもいくつかのお話がありますが、「竹嶋ボウル、閉店準備」が一番好きです。
気になる→恋愛感情の流れがちょっと早い気もしますが攻めの性格を考えるとそれもアリかなと思いました。 二人がちゃんと恋人になってデートする所が見てみたいです。
デビュー作とのこと。短編集です。表題作がよかった。
ネコ同士というかなり独特の設定に惹かれて手に取りました。
同じ日にふられたネコ同士の満と翔平、性格も好みもまるで反対。でも長いつきあいの幼なじみ。慰め合ううちにお互いをす気になる。しかしネコ争いが。。。
絵が丁寧で、背景などもふくめて柔らかく描き込まれているところが好みでした。
ネコが努力して王子になろうとする課程、さばさばしたツン受けが、それぞれ個性があっていいですね。
他にデビュー作などが収録されています。少し拙さも感じますが、全体にかわいらしくほんわかした作風。
表題作が受×受の百合カプという事で、百合カプ大好きなのでウキウキして読みましたが、好みとはちょっと違ったかも。
片方が女王様系だから?でも男で女王様系っていうのもどうなんだろうと、冷静に考えてみたり。リアルで男に女王様呼びってしますかね?
でも良かったです。
女王様は、中途半端乗りもガッツリオネエの方が萌えたかもしれません。
表題作よりも、マジシャンのお話の方が可愛くて好きです。
ボーリングバイトくんもいいなあ。
全体的にほんわかでした。
とても読みやすい一冊です。