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自分を隠したままじゃ、本物の愛なんて生まれないだろ?
他の方のレビューにもあるんですが…
くっつくのが早い!笑
一目惚れでソッコー両想いみたいな感じなので段々恋に落ちていく描写とか好きになってから相手を振り向かせるための奮闘みないのはほぼなし。
ただ、ラブラブです。
そして、さらっと読める話が2話入っているので、本は薄くはないですが短編二章というような感想です。
私は、両想いになるまでの過程もその後も両方あるのが好きなので、ちょっと物足りなさを感じました。
ただ、キャラクターとして、ニコちゃんは可愛くてニヤニヤしちゃいましたが…
(とくにゆうがたでんき)
さらっとあまあまなものを読みたい方はとてもいいと思いますよ\(^o^)/
レビューやあらすじをざっと読み購入したこの作品。
2人が出会ってくっつくまでがはっっっっやい!!!!
エッッ!まだ60pなのにもうくっついちゃった!?と思うほどものすごく展開が早いのなんの・・・・ですが不思議と嫌ではなかったです。
この作家さんの作品をはじめて読むのですがすごく特徴的だなぁ・・・と感じました。
悪くない。むしろコメディタッチですごく面白かったです。
コメディタッチで面白いかとおもいきや、ニコちゃんの抱えているもの、悟の一途さにすごくホロリときてしまう良い話でもありました。
書き方によっては暗い話になってしまう作品だと思いますが、暗すぎてモヤモヤするなんてことなくスラスラと読める作品です。
悟のニコちゃん大好き具合がとても良かったです~~~~うーん溺愛攻め可愛い!!///
はなさくらさんすごく好きになりました^^ 挿絵も可愛いし、見ていて楽しい!
突っ込みどころは探すまでもなくあり過ぎるほどなのに(そこは否定する気もないです)、それでもいい、すごく好き。なんというか、作家さんの文章やストーリー展開と相性がいいという感じでした。
攻一人称で、ライトな語り口。私は受一人称はこの上なくダメなんですが、コミカルな攻一人称は大好き。まあ、これは決してコメディではないんですが。
意外なくらいに重い・暗い題材を扱っているので、悟(攻)の語り口調がこれくらい軽くてちょうどいいバランスだったと思います。
ニコ(受)が、アルビノでコスプレ女装(男の娘っていうの?)で心臓病持ちと、どんなイロモノなんだ、と読む前にそれだけで一歩も二歩も引きそうになりましたが、思い切って読んでみたら、すごくよかった。
よくできたストーリーとは言いませんし言えません。ただ、すごく私好みでした。
個人的に、BL(ラブストーリー)で病気ネタに拘るのは好きではないので、深刻になり過ぎずにさらっと流したくらいでちょうどよかったです(病気ネタじゃないほうがいいけど、どうせ出すならその方が、という意味です)。
逆に、これがあっさりし過ぎ・ご都合主義と見る方もいるでしょうね。
それに、私はあれもこれもと設定を詰め込まれるのは苦手な方なんですが、これはまさしくてんこ盛りなわりには、きちんとどれも消化して纏めてたところがよかったですね。もちろん、すべてを掘り下げてってわけには行きませんが、放置のネタがないだけでもいいんです。←出すだけで放置だと、最初からもっとポイント絞れよ!と思ってしまう。そこは上手い作家さんだと感じました。
いやもう、ホントに好きです。
これがすごく気に入ったので、このあとデビュー作(『カムフラージュ』)を読んだんですが、正直なところ今ひとつ(以下)でした(上手い下手ではなく好みで。『俺様・傲慢攻』を始め、私の苦手要素しかないのかというくらいだった)。
でも、とにかくこちらが好みだったので、とりあえず次出たら読もう!と思い、それ(『スノーホワイト』)も結構よかったので、結局『はなさん作家買い』するようになりました。
そして、陸裕さんのイラストがホントに素敵でした。特に、表紙イラストは素晴らしい。口絵がいきなりコスプレ騎乗位Hでちょっとびっくりしましたが、でも綺麗でした。
挿絵買いですみません。
好きな作家の一人、陸裕千景子さん目当てで購入しましたが、リーマンものの印象が強い陸裕さんにしては珍しい、少年主人公ものです。
アルビノ、女装、コスプレといったキーワードの挿絵は今まで記憶にないので、この絵師さん的にやはり異色作だと思います。
タイトルからしてファンタジーものかと思いましたが、普通に男の娘&コスプレものでした。(普通に、というのもおかしいですが)
お話は甘めで、これといった大きな出来事もなく進んでいきますが、作中、主人公の父親のエピソードは図らずもほろっときてしまいました。
「ゆうがたでんき」が可愛いです。
帯『自分を隠したままじゃ、本物の愛なんて生まれないだろ?』
デビュー作の「カムフラージュ」を読んだ時はまあ平均点はクリアしてるけどイマイチこう個性みたいなものはないなあと思ってたんですが、今回はかなり良かった!!
この作品を読んで、ひょっとしたらはなさくらさんって凄く化ける可能性がある気がしてきました。
文体は悟〔攻〕の一人称なんですが、文体はコミカルチックに書かれています、でもそれが安っぽくない良いコミカルさです。
こういう文体って下手するとすぐに安っぽいというか浅くなってしまうものなんですがこの作品はその匙加減がひじょうに上手い。
社長の息子で麻雀の好きな大学生・悟〔攻〕は、コスプレ雀荘、いやこのコスプレ雀荘っていう発想もなかなかおもろいんですが、そこでコスプレをしてやってくる美少女(?)ニコ〔受〕と出会います。
成り行きで一緒にホテルへ行き、セックスしていて途中でニコが美少女ではなく男だと気付くんですよ。
一度は騙されたと怒る悟なんですがその後も妙にニコが気になって。
そうやって悟はニコと関わって行く内に彼がアルビノであったり心臓手術の跡があったり、そして今も心臓に病を抱えている事を知る。
後半からニコを捨てて出て行った父親がやってくるんですが、のほほんとしている様な父は実は余命いくばくもなくてニコに自分の心臓を移植して欲しいと思ってやってくるんですね。
でもニコはそれを知らないから父親に冷たく当たってしまう。
重いシーンになる所を、重くならずにさらっと書いているんだけど、それがむしろ作品の良さになっている、つまり統一感がとれているんですよ。
二作目にして、はなさくらさんにちょっと注目しようって気になりました。この人は化けるかも!
特典ペーパーは陸裕千景子さんのオマケ漫画付き、陸裕さんの漫画って普段は読めないのでこれはかなり嬉しいぞー!