表題作天使にはなれない

受様の恋人で大企業の社長令息/会社員・松岡悟
攻様の恋人で玩具メーカーの専属モデル/春から夜間高校生・光永仁己

あらすじ

「黄昏は魔女の時間」番外編。
本編後、ニコが卒業式のサプライズゲストを引受けるお話になります。
アルビノで太陽の光が弱く男であるニコが、専属モデルとして仕事をやっていけるのは多分にマネージャーの雷太の手腕による。その雷太が個人的にある学園の卒業式のゲストを引受けて欲しいと打診してきて…

作品情報

作品名
天使にはなれない
著者
はなさくら 
媒体
小説
サークル
CLOVER<サークル>
ジャンル
オリジナル
発売日
4

(2)

(1)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

やっぱりコスプレ?

『黄昏は魔女の時間』の番外編同人誌です。

本編は、はなさんで私がいちばん好きな作品。

というわけで、こちらもとても楽しみにしていたんですが・・・極めて個人的な好みで、私は『受一人称』がものすごく苦手なので、ニコ(受)の一人称だとわかった途端に、一瞬読む気をなくしそうになりました。

ニコは、悟(攻)の親友・雷太(ライライ)の親の会社で、専属モデル『NANA』として仕事をしています。その雷太に、知り合いの通う私立女子高の卒業式のゲストをしてほしいと頼まれて引き受けたニコ。

雷太が去ったあとのHは、とりあえず(?)ケーキのクリームプレイです・・・


そして、卒業式のゲストとしての仕事は、何故か雷太が用意した(その女子高の)制服着用で。
当日、悟は仕事、雷太は式後知り合いの女の子と用があるということで、ニコは1人で担当の教師に校内を案内してもらうことになりますが、教会で気を失ってしまいます。

実は、案内役の教師はニコがコスプレ麻雀をしていたころからの謂わばストーカーで、薬を盛って眠らせたと。そして・・・


単なるあまあまラブラブだけではなく、切なさはあるけど暗すぎることもなく、(個人的にほぼ許容不可能なほどダメな『受一人称』にもかかわらず)面白かったんです。好きなんですよ。

20数ページの短編なんですが、これもう少し長く(その分いろいろ深く)書いて欲しかったなあ。ちょっと物足りない気がして惜しいです。でも読んでよかったとは思ってますよ。

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