自分を隠したままじゃ、本物の愛なんて生まれないだろ?

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表題作黄昏は魔女の時間

松岡悟
大学4年,大企業の社長令息
ニコ
19歳,雀荘で出会ったアルビノのコスプレ美形

その他の収録作品

  • パラサイトハニー
  • あとがき

あらすじ

金持ち大学生の悟がコスプレ雀荘で出会ったのは超絶美少女のニコ。
勝負に勝ってホテルへ連れ込むと、意外なほどの積極性でイかされてしまうのだが…

親友・雷太と訪れた雀荘で、コスプレ美少女のニコと出会った大学生の悟。高慢な態度のニコを賭け勝負で打ち負かし溜飲を下げる…はずが、ニコはあっさりホテルに同行し、着衣プレイで悟を昇天させてしまう。ところが事後にニコが同性であるという驚愕の事実が発覚。屈辱感に苛まれる悟だったが、ニコと関わるほど、その言動の陰に潜んだ「愛されたい」という本心に気づかされ、惹かれていく。しかし交際を反対する父から、ニコは心臓の持病があり移植をしなければ永くないと知らされる。悟がお仕着せの婚約者と結婚すれば父の財力でニコを救うことができるのだが――。

(出版社より)


☆お知らせ☆
発売日が7月25日から8月25日へと延期になりました。

作品情報

作品名
黄昏は魔女の時間
著者
はなさくら 
イラスト
陸裕千景子 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576110967
3.3

(28)

(6)

萌々

(8)

(7)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
11
得点
87
評価数
28
平均
3.3 / 5
神率
21.4%

レビュー投稿数11

泣かされました!

これは・・・・男の娘ではっ?!しかもあとがきみたら魔女っ子コスプレH?!これは買うっきゃない!と即購入です(*´∇`*)

おもしろかった!このおはなし大好き!大好き!
読みやすくて一気に読んじゃいました。しかも2回(笑)
でも2回目に読んだときのほうが、気持ちがわかってるぶん泣けました。
会話とかおもしろくて、いっぱい笑ったのに、切なくていっぱいいっぱい泣きました・゚゚ '゜(*/□\*) '゜゚゚・。 ウワァーン。
助けてあげて!って、ポロポロ泣きながら読みました。
受けちゃんのニコちゃんがね、すごーくすごーくケナゲなんですよ。ゆうがたでんき、かわいい!
悟のために愛してるっていわないニコちゃんに涙、お父さんに好きっていえない切なさにまた涙でした。
Hは積極的なくせに、されるのははじめて・・・・なんて、かわいすぎる小悪魔ちゃんにモエモエ(*´◇`*)エロカワ!
これは好きになっても仕方ないと思う!
遊んでる青年の悟が、お姫さまネコちゃんに夢中になってるワンコみたいでまたよかったです♪
あとお父さん!悟をさしおいて最高に萌えました!軍服コスよかった~!!!
悟のお母さんてどんな人なんだろ、見てみたいかも?

笑って、泣けて、ラブもいっぱいの大満足でした!
お幸せに!といいたい二人です。

1

おもわず泣いた

レビューやあらすじをざっと読み購入したこの作品。

2人が出会ってくっつくまでがはっっっっやい!!!!
エッッ!まだ60pなのにもうくっついちゃった!?と思うほどものすごく展開が早いのなんの・・・・ですが不思議と嫌ではなかったです。
この作家さんの作品をはじめて読むのですがすごく特徴的だなぁ・・・と感じました。
悪くない。むしろコメディタッチですごく面白かったです。
コメディタッチで面白いかとおもいきや、ニコちゃんの抱えているもの、悟の一途さにすごくホロリときてしまう良い話でもありました。
書き方によっては暗い話になってしまう作品だと思いますが、暗すぎてモヤモヤするなんてことなくスラスラと読める作品です。
悟のニコちゃん大好き具合がとても良かったです~~~~うーん溺愛攻め可愛い!!///

はなさくらさんすごく好きになりました^^ 挿絵も可愛いし、見ていて楽しい!

0

この作者は化けるかも…

帯『自分を隠したままじゃ、本物の愛なんて生まれないだろ?』

デビュー作の「カムフラージュ」を読んだ時はまあ平均点はクリアしてるけどイマイチこう個性みたいなものはないなあと思ってたんですが、今回はかなり良かった!!
この作品を読んで、ひょっとしたらはなさくらさんって凄く化ける可能性がある気がしてきました。

文体は悟〔攻〕の一人称なんですが、文体はコミカルチックに書かれています、でもそれが安っぽくない良いコミカルさです。
こういう文体って下手するとすぐに安っぽいというか浅くなってしまうものなんですがこの作品はその匙加減がひじょうに上手い。
社長の息子で麻雀の好きな大学生・悟〔攻〕は、コスプレ雀荘、いやこのコスプレ雀荘っていう発想もなかなかおもろいんですが、そこでコスプレをしてやってくる美少女(?)ニコ〔受〕と出会います。
成り行きで一緒にホテルへ行き、セックスしていて途中でニコが美少女ではなく男だと気付くんですよ。
一度は騙されたと怒る悟なんですがその後も妙にニコが気になって。
そうやって悟はニコと関わって行く内に彼がアルビノであったり心臓手術の跡があったり、そして今も心臓に病を抱えている事を知る。
後半からニコを捨てて出て行った父親がやってくるんですが、のほほんとしている様な父は実は余命いくばくもなくてニコに自分の心臓を移植して欲しいと思ってやってくるんですね。
でもニコはそれを知らないから父親に冷たく当たってしまう。
重いシーンになる所を、重くならずにさらっと書いているんだけど、それがむしろ作品の良さになっている、つまり統一感がとれているんですよ。
二作目にして、はなさくらさんにちょっと注目しようって気になりました。この人は化けるかも!

特典ペーパーは陸裕千景子さんのオマケ漫画付き、陸裕さんの漫画って普段は読めないのでこれはかなり嬉しいぞー!

3

なんでだろう、すごく好きだ。

突っ込みどころは探すまでもなくあり過ぎるほどなのに(そこは否定する気もないです)、それでもいい、すごく好き。なんというか、作家さんの文章やストーリー展開と相性がいいという感じでした。

攻一人称で、ライトな語り口。私は受一人称はこの上なくダメなんですが、コミカルな攻一人称は大好き。まあ、これは決してコメディではないんですが。
意外なくらいに重い・暗い題材を扱っているので、悟(攻)の語り口調がこれくらい軽くてちょうどいいバランスだったと思います。

ニコ(受)が、アルビノでコスプレ女装(男の娘っていうの?)で心臓病持ちと、どんなイロモノなんだ、と読む前にそれだけで一歩も二歩も引きそうになりましたが、思い切って読んでみたら、すごくよかった。
よくできたストーリーとは言いませんし言えません。ただ、すごく私好みでした。

個人的に、BL(ラブストーリー)で病気ネタに拘るのは好きではないので、深刻になり過ぎずにさらっと流したくらいでちょうどよかったです(病気ネタじゃないほうがいいけど、どうせ出すならその方が、という意味です)。
逆に、これがあっさりし過ぎ・ご都合主義と見る方もいるでしょうね。

それに、私はあれもこれもと設定を詰め込まれるのは苦手な方なんですが、これはまさしくてんこ盛りなわりには、きちんとどれも消化して纏めてたところがよかったですね。もちろん、すべてを掘り下げてってわけには行きませんが、放置のネタがないだけでもいいんです。←出すだけで放置だと、最初からもっとポイント絞れよ!と思ってしまう。そこは上手い作家さんだと感じました。

いやもう、ホントに好きです。
これがすごく気に入ったので、このあとデビュー作(『カムフラージュ』)を読んだんですが、正直なところ今ひとつ(以下)でした(上手い下手ではなく好みで。『俺様・傲慢攻』を始め、私の苦手要素しかないのかというくらいだった)。
でも、とにかくこちらが好みだったので、とりあえず次出たら読もう!と思い、それ(『スノーホワイト』)も結構よかったので、結局『はなさん作家買い』するようになりました。

そして、陸裕さんのイラストがホントに素敵でした。特に、表紙イラストは素晴らしい。口絵がいきなりコスプレ騎乗位Hでちょっとびっくりしましたが、でも綺麗でした。

1

タイトルがいいですね

表紙が童話みたいで目を引きました。陸裕さん好きなんですよね。
クルクル展開していって、軽く読めたので気分転換になりました。
思ったよりきゃぴきゃぴしてない受けで良かったです。
そして自分、女装が好きなんだなと思いました。
攻めのベタ惚れっぷりもBLらしくて良かったな。
展開はちょっと都合がいいかなと思う部分もあり。
でもBLって夢見させて欲しいものだから全然OKです。
悲しい部分もあったけど、幸せになれよと応援したくなるカップルでした。

0

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