パペット

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パペット
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神18
  • 萌×217
  • 萌10
  • 中立8
  • しゅみじゃない4

117

レビュー数
9
得点
196
評価数
57
平均
3.6 / 5
神率
31.6%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥621(税抜)  
ISBN
9784199008665

あらすじ

「君のネームは面白くない。俺の言う通りに描けば必ずヒットさせてやる」。大手少年誌で連載が取れず燻っていた新人漫画家の紡。そんな紡に初対面で傲慢に宣言したのは新担当の桐谷だ。担当作品は全てヒットしアニメ化の実績を持つ桐谷は、紡の作風を全否定!!渋々従うことにした紡だが、指示の下に描いた新作が大反響で連載決定!不満を飲み込み言われるまま原稿を描く日々が始まって!?

表題作パペット

桐谷優也,新担当の編集者,28歳
星野紡,新人漫画家,19歳

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数9

『萌』ですが引き込まれました

終盤以外ずっと主人公の紡の一人称で進む今作、紡視点のため彼が見てるもの・感じるものしか分かりません。
そのため真実が分からないんですが、終盤の桐谷視点で「なるほど…」と唸ってしまいました。
小説の一人称は好きじゃないんですが、今作はこれでないといけないのでは、と思います。

今作はBLとしての『萌え』は期待しない方がいいかな、と。
萌えよりも、紡が何故そんなに勧善懲悪に拘ってたのか?これからどうなるのか?といった面で楽しむ作品だと思います。
萌えは無くとも、丸木先生ですから勿論エロはしっかりありますが(笑)

ネタバレ無しでレビューしたつもりですが、今作は前知識無しで読んだ方が良いと思います。

0

共に堕ちる関係

官能サスペンスとして面白く読めました。…面白くというとちょっと語弊があるかもしれませんけど…。

どこか歪んだ人たちが多く出演するサイコ・ミステリーです。ぽわんとして可愛らしい夢の世界に生きているような良い子の紡がなにかおかしい…ということは、まぁ割と序盤から分からないでもありません。そんな彼をいいように陵辱するのが編集者の桐谷ですが、ふたりの関係は「恋愛」と言えるようなものではなく、ある意味共依存的なもの。

周囲の人たちとの関わりがいい感じにスパイスになり、ダークでエロティックな世界を堪能できる一冊でした。さして難しすぎたりショッキングすぎたりすることもありません。

0

受けがちょっと可哀想になってくるお話です

丸木さんらしい、狂気を孕んだ人物がたくさん登場するお話です。実際、本当に良い人も最後の最後まで信じられない気持ちで読み進めてしまいました…。

バッドエンドではありませんが、ハッピーエンドでもないのでメリバ、といった感じの終わり方です。

前情報なく読んでいただいた方が確実に面白いお話なのですが、ある程度のあらすじを知っておきたい方もいらっしゃるかと思ったので、あえてネタバレさせてもらいます。


受けの紡は、自分にとって都合の悪い記憶を全て綺麗な記憶に塗り替えてしまう人物です。実の親はすでに亡くなっていて、夫婦仲の良くない叔父・叔母の元で育っているのに、自分の両親はドラマに出てくるような仲の良い家族である、札付きの不良で前科持ちの幼馴染の事も、見た目がヤンチャなので勘違いされがちだけど、実はとっても優しい…などなど。全てが虚構の世界です。
そんな彼が強迫観念と体から攻めである桐谷によって落とされていく感じなので、お互いに恋愛感情があって…という訳ではありませんが、決して無理矢理に…という訳でもありません。

けれど、そこまで読んで不思議だったのは「なぜ桐谷に言われた酷いことは綺麗な記憶に置き換えられなかったのだろう…」という事です。
もしかしたら桐谷が得意とする人心掌握術が関係しているのかとも思いましたが、すみません、私にはうまく読み取れませんでした…。

共依存的な関係で私はとても好きだったのですが、上記のような疑問が残ったので萌2にさせてもらいました。

そして紡は「周りの人物にとことん恵まれなかった子だな」という感じで、読んでいて少し可哀想になってきてしまいました。

2

あまり怖くない?

先ほど読み終わりました。丸木先生の作品は何作か読んでますが、今回は思っていたよりも怖くなかったです。題名とあらすじからどれほど怖い展開なのかと読みながら考えていましたが、私の想像よりもおとなしめでした。
漫画家で受けの紡が編集者で攻めの桐谷に自分が書きたい漫画を全否定されてるところは可哀想でした。やはり自分の描きたいものを描きたいですよね。だけど紡の思いとは裏腹にヒットしてしまうのは複雑ですね。そして桐谷の思い通り?の漫画を描いていきますが、反発心?が生まれ、自分の描きたい漫画を描きます。それが予想通りというか、全然ダメで、桐谷に見捨てられそうになります。その時の紡の縋り方がちょっと憐れでした。完全に桐谷に精神を支配されて?いて、痛々しいなと思いました。
そのあとホテルに連れ込まれますが、紡自身もなぜホテルに連れ込まれるのかわかっていない様子でしたが、読んでる私もよくわからなかったです。紡の取り乱し方がすごくで、この流れてホテルに連れ込むとは・・・さすが、といかなぜこの展開に!?でした。エチシーンは安定のパターンでよかったです。でも、今回はあまりエチシーンなかったように思います。あと、それほど濃厚でもなく。あっさりめ?というわけでもないですけど、さらさらーと読めました。
そして終盤に紡の秘密?が暴かれますが、それが、かなり重い。
幼少期にあんなことされたらそりゃ病みますよ。忘れることによって自分を守って・・・桐谷に出会えてよかったですね。桐谷は桐谷でサイコパスで紡を全否定するような奴ですが、思ったほどサイコパス感出てなかったような。たしかに色々と酷いことをしていたようですが、丸木先生の他作品である「モンスターフレンド」と比べると、それほど怖くなかったです。

2

最後の章で驚愕


星野紡(受け)はデビューしてから次の掲載がなかなか決まらない新人漫画家です。雑誌で賞をとってからずっと担当してくれていた編集者が入院することになっ て、桐谷(攻め)という編集者に担当替えになります。
今まで、ずっと君の漫画が好きだと言ってくれる厳しくもやさしい担当者からダメ出しオンパレードの担当者に替わり戸惑う紡でしたが、なぜか逆らえず言われた通りに書いた読み切り漫画が評価され連載になります。

もうなんというか初めから桐谷が怖い。こんな作家全否定の編集者がいるのかというくらい酷い言葉で、むかむかしながら読んでいました。桐谷が紡を精神支配しようとしているところが長く、読むのが少し苦痛でした。
紡は勧善懲悪の話が好きで、そういったヒーローものばかり書いていて芽がでなかったのですが、ダークヒーローものに変えさせられたことで人気を得ます。あまりに悪を醜悪に描くところとか幼馴染のちょっとした言動とかで、プロローグのキャンプで事件があってそれが本人無自覚のトラウマになってるなと匂わせています。

紡は嫌なものには蓋をしてなかったことにしてしまうし、桐谷はひどい編集者だしでどうみても恋愛に発展しそうにありません。どうやって恋愛に発展させるのかと思いました。実際、最後の方まで桐谷は本当に紡が好きなのかと疑うくらい恋愛要素が少ないです。

紡視点なのですっかりミスリードされてしまいましたが、紡の状況が思ったよりも重いので、かなりびっくりしました。自分の心を守るためにはこうなるしかなかったと思うと紡は本当にかわいそうでなりませんでした。

ほとんど紡視点ですが、最後の章だけが桐谷視点です。ここで外側から見た紡の世界が見えます。お話としては今までの伏線が全部つながってしんどいですが納得の展開でした。私はもう一度読み直して初めて(感情移入できて辛かったですが)話が完成する感じでした。
紡視点では桐谷に利用されるだけなんじゃないかと、紡のことが心配でしたが、桐谷はちゃんと紡のことを好きでいるんだということがわかってちょっと安心しました。紡は過去のトラウマとその後の生活で壊れそうな心を守るため半分夢の中で生きてるし、桐谷はサイコパスだしで、破れ鍋に綴蓋として幸せに生きていくようなのでこの一見幸せな生活が破たんしないことを願っています。ただ、桐谷に囲われ過ぎて他人と会話できなくなっていくのはちょっと心配ですね。桐谷には紡を守りながらも社会生活できるようにしてあげてほしいと思います。でも、紡は桐谷が死んだらすぐ死にそうだな。

当事者2人は幸せかもしれないですが、傍目には仄暗い中でのハッピーエンドって感じですので、明るいお話が好きな方には向いてないも。

2

サイコパスな展開に引き込まれる。。

丸木先生らしいホラーでサイコパスなお話でした。
ところどころ気になる表現があって、嫌な予感を感じながらずっと読んでいたのですが、結果は想像以上でした。。
終わり方でタイトルに納得!!
なるほどそーいうことか。。
数々の伏線回収には脱帽です。
ただ、萌え要素がなくて、ただただ恐くて痛々しかったので好みとしては中立で。
BLにはやはり愛が欲しいです。。
丸木先生の作品、最近こーゆー作風が多い気がします。
ズシンと重めな作品がお好きな方はどうぞ!

2

入り込んじゃう人にはオススメできないです

丸木先生の本4作目です。
あんまり得意な先生ではないので、どうしようかなあと思ったのですが、
どうにもこうにも気になって&みずかね先生ホイホイで、とうとうレジへ。
ほんと予備知識なしに読んだ方が面白いと思われますです。

みずかね先生挿絵の話なら、ネタバレにはなるまい(笑)
以下は挿絵話。

カラー口絵は両面。1枚目は二人でファミレスで討論中。
受けさんはなんと眼鏡さんでした!
みずかね先生の眼鏡君みるの、私初めてかも。

裏は二人のキスシーン&攻めさんの手、どこ入ってんねん という図。
イタしている図は2か所、フェ〇が1か所で、その他は着衣の図だったかな。
私が一番好きな絵は、漫画家、アシスタントが複数名集合して
売れ始めた受けさんを囲む飲み会の図。
真ん中で、てれ ってしてるのかわいー♡

でも、そういう和やかな雰囲気とは、全く違うお話なんだよな。うりゅ(泣)
しばらく引きずりそうな1作で、ちと辛かったので萌2で。
アマさなんて これっぱかしも無い と感じます。
それを求める人は回れ右っす。

*************以下はちょっとネタみてもいいや という場合のみ。


どういう終わり方になるかと思ったら、小説としては、
10点満点な終わり方でした!
思わず、おお と唸っちゃいましたよ、先生ぶらぼーです。
(めちゃ偉そうにすいません)

ただ、感情移入たっぷりしちゃうタイプの方には、ツライという方も
いらっしゃるんでは と思います。
私はあんまりクールな読み方ができないので、これは読み終わった後、
割合「どよーん」 といった気分になってしまいました。
これでいいのか 的な感じです。
幸せは人それぞれと思うけど、つい自分の基準にあてはめちゃうから
だめなんですかね?うーむ。

裏に表紙と同じ構成で前後逆になってるような絵があれば
神にしたんだけどな。

4

文華節、炸裂。

丸木さんの新刊。タイトルにやや不穏なものを感じつつも、みずかねさんの優しく麗しい表紙にいつもの丸木さんらしいブラックさはなりを潜めてるのかな、と思いつつ読み始めました。

内容はすでに書いてくださっていますし、これはネタバレなしで読んでほしい!
ということで、いつもはネタバレ上等でレビューを書きますが今回はなるべくネタバレは抑えての感想です。




有能な編集者・桐谷×売れない漫画家・紡。
自身の作風を抑えて桐谷の言うとおりに漫画を書いたらミラクルヒット。
雑誌での連載、そしてアニメ化と一気に人気漫画家へと昇り詰める紡ですが、桐谷は黒いうわさが付きまとう人物で…。

物語の序盤から、いろいろな伏線がまかれてるんです。読んでて「んん?」と頭の隅に小骨のように引っかかる違和感。
それが読み続けていくうちに一本につながり、すべての真相が分かったときの面白さ。

これぞ丸木文華、といったドロリとしたお話でした。

このお話の面白いところは、お互い相手に執着してはいるんです。いるんですが、単純に「恋愛」という要素から来ている執着心ではない。この二人は、この二人だったからこそ魂の部分で惹かれあってる、まさに割れ鍋に綴じ蓋なCPでした。

恋愛要素は少ないですし、桐谷そして紡の二人の過去、紡の友達の純一の存在。そして後半で二人のセックスシーンで桐谷が紡に向かって投げかける女性器を含んだセリフ。
と、もしかしたら読む人を選ぶ作品かも。

けれど、個人的にはとってもツボでした。
タイトルの『パペット』。
さて、操られているのは、一体誰なのか…。

11

予備知識なしで読むのがオススメ

あらすじ:
新人漫画家の紡(つむぐ・受け)は、多くのヒット作を生み出してきた敏腕編集者・桐谷(攻め)に作品を担当してもらうことに。
桐谷は紡の作風を全否定し、自分の指示通り描き直すよう指示。
言われるがまま描いた読みきり作品は大好評で、連載が決定。
その後も桐谷の指示通りのストーリー展開で連載を続け、作品は大ヒットするが…


※ミステリ・サスペンス要素のある作品なので、未読の方は閲覧にご注意下さい。


紡は、若干19歳の新人漫画家。
大手少年誌で賞を受賞後、デビュー前の準備期間として1年間、担当の編集者と打ち合わせを重ねてきました。

その編集者が突如肝硬変で入院し、代わりに紡の担当になったのが桐谷。
桐谷は紡のネームを「薄っぺらい」「つまらない」と酷評。
紡の持ち味である、勧善懲悪の明るい作風を否定し、敵側のモンスターの描写に重点を置いたダークな作風を追求するよう指示します。

描き直した作品は、異色の少年漫画として大ヒット。
人気漫画家の仲間入りをする紡ですが、本来の作風で描けないことへの不満も。
更に、過去に桐谷が担当した漫画家が全員、鬱病で引退又は行方不明になっているとの噂を聞き…
と、いうようなダークな展開です。

更に打ち上げの夜、桐谷の前で酔い潰れてしまった紡は彼に口でイかされ、それ以来幾度となく身体に触られるように。
紡がじわじわと、無自覚のうちに桐谷に洗脳されていく様がホラー風味でゾクゾクします。

ラストについて詳しいネタバレは避けますが、複数の伏線がオチに活きており、成る程と唸らされる展開。
一般書ではよくあるオチかもしれませんが、攻めのサイコパス描写のみで作品が成立してしまうことの多いBLの世界では、なかなか珍しい二段オチとなっています。
丸木さんの作品にありがちな展開だな、と軽く構えていただけに、個人的にはクライマックスの展開は結構衝撃的でした。

エロシーンで女性器の単語が出てくる等、受けが女性扱いされている点は萎え要素でしたが、サスペンスとしては読み応えある作品でした。

丸木さんの作品を読み慣れているという方にもオススメしたい一冊です。

19

Krovopizza

あーちゃん2016さま
コメントありがとうございます!お楽しみいただければ幸いです☆

あーちゃん2016

Krovopizza様
いつもレビューありがとうございます!
かしこまりました。予備知識なしで読んでみます!

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