• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作ずっと、愛してた嘘

日下叡一/大学3年/大企業の御曹司
嵯峨悠人/大学3年

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

日下叡一!?この5年間、忘れたことはなかった。甘い美形に成長した悠人は、爆発しそうな怒りをなんとか堪え、残酷な仕返しを思いつく・・・。
(出版社より)

作品情報

作品名
ずっと、愛してた嘘
著者
花川戸菖蒲 
イラスト
皇ソラ 
媒体
小説
出版社
大誠社
レーベル
LiLik文庫
発売日
ISBN
9784904835340
3.1

(33)

(5)

萌々

(10)

(8)

中立

(5)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
10
得点
94
評価数
33
平均
3.1 / 5
神率
15.2%

レビュー投稿数10

私は大変歪んでいるので、楽しくて楽しくて仕方ないです。

私は、復讐ものと言うのが大好物だったりします。
「嫌いなハズなのに、傷付いた顔を見るとなんで心が痛むんだ・・・」ぐらいの中途半端な復讐心じゃダメですよ。
嫌いな彼を傷付ける事に心底喜びを感じ、そのためなら自分の身体さえ与えるくらいの復讐心と毛嫌いの仕方なんかに大いに萌えるのです。
また、そんな受けには、こちらも歪んでる超執着攻めが来て欲しい。
互いに、これでもかと傷つけ合うのが最高に萌えるのです。
まぁそんなワケで、こちらの作品にあまりに萌えたのでレビューを書きたくなりました。
これ、私並みに性癖が歪んだ方と言う、明らかに読む人を選ぶ作品ですけど。

ところで、私はイラストにこだわりはありません。
もちろん、好きなイラストレーターさんだと嬉しいですが、別にイラストで作品の良し悪しが変わったりしないですしね。
が、今作のイラストに関しては、あまりに作風と合ってなくて微妙な気分になります。
可愛いイラストだとは思うけど、もうちょい繊細でシリアス路線のイラストの方が、作品のイメージを損なわないんじゃ無いでしょうか・・・。


内容ですが、大企業の御曹司で元いじめっ子・叡一×彼に苛められていた大学生・悠人による再会もので復讐もの。ライトな監禁とかも入ります。

過去に太っていて、成長に伴い痩せて美形になった大学生の悠人。
幼馴染みで苛めから庇ってくれていたのに、何故か途中から自身をブタ扱いし、性的に弄んだ叡一と合コンで再会を果たします。
ブタの悠人だと気付かず、キレイになった自分に熱い視線を向けてくる叡一。
未だに叡一に対する憎しみが癒えてない悠人は、彼の恋人となって散々惚れさせ利用した後、酷く振って傷付ける事を思いつきますがー・・・と言うものです。

で、こちら、とにかく悠人の復讐のパートに滾るんですよ。
猫を被って叡一の理想そのものの恋人を演じながら、彼に夢中な叡一の行動を散々心の中で嘲笑う。
これが徹底してまして、後々傷付けるためだけに大嫌いな叡一と寝るんですよね。
また、叡一の尽くし方が恋するバカな男そのもの。
次々プレゼントをし、あれも食べさせたいこれも食べさせたいと美味しいお店で食事を奢り、悠人のたわいもないワガママを嬉しそうにきく。
自分を散々苛めた叡一が、そんなふうに言いなりになってる事に暗い喜びと強い興奮を感じている悠人の心理描写なんかに、もうこっちもゾクゾクくると申しましょうか。

これ、悠人が嫌なヤツだと思われるでしょうが、苛められていた学生時代なんかの描写がしっかりされてまして。
ブタよわばりされ、奴隷の如く扱われ、空き教室に連れ込まれては散々下半身を弄られた・・・。
その事により耐えられなくなった悠人は高校を中退しており、彼が引きこもったせいで両親は離婚。大変な苦労を母親にかけてしまった・・・。
叡一への復讐を続ける反面、母親に早く就職して楽をさせたいと言う親思いの純粋さも見せるんですよね。

で、内定が出て、心から喜んでお祝いしてくれる席で、叡一への別れを切り出す悠人ー。
これまでの甘えん坊で可愛い恋人の顔をかなぐり捨て、散々コケにして捨てるみたいな。
私は大変歪んでいるので、ここで楽しくて楽しくて仕方ないんですけど!!
攻めがこれでもかと傷付いてるのにめちゃくちゃ萌えるんですよー!!

で、こちらの作品、ここからストーリーが二転三転するのも面白いのです。
内定が出た会社から、何故か自宅待機と手のひらを返される悠人。
母親と共に社宅に移る予定だったため、住む場所にも困りと追い詰められるんですね。
そこで切羽詰まった悠人が叡一を頼った所、彼から出された条件はー・・・と言った感じで。
これ、今度は逆に、叡一がこれでもかと悠人を傷付けと言う展開。
心身ともに、散々いたぶって辱しめてな感じで。
何だろうな・・・。
自分はブタから犬になっただけと、絶望する悠人が気の毒なのです。
なのですが、こう首輪を付けられ鎖で繋がれてるのに萌えてしまう。
ホント、なんかスミマセン・・・。

う~ん・・・。
この二人、互いに散々傷付け合うんですよね。
しかし、根っこの所にあるのは愛なんですよ。
これはもう取り返しが付かないかもと言う所まで行ってしまうのですが、そこからなんとか這い上がるのにグッとくると言うか・・・。
まぁ、二人が二人とも歪んでますけどね。
あと、根っこの所にあるのは愛でして、これはストックホルム症候群では無いと思う!! 個人的な解釈ですけど。

ラストがちょっぴり残念でして、自立しようとする悠人に対して、あくまで所有物のように閉じ込めようとする叡一と。
甘々なんですけどね。

こう明らかに読者を選ぶ作品ではございますが、多分好きな方にはたまらないと思います。
主役二人並みに歪んでる私は楽しく読めました。

2

痛い、甘い、痛い、甘い。

中高生時代の悠人はポヨポヨのおデブちゃんでした。
それをネタにクラスで虐めにあっていましたが、同じクラスの叡一がそれを助けます。
以降、叡一はクラスメイトから悠人を遠ざけて独占し、身体を辱める嫌がらせをするようになります。
でも、次は犯されると知った日から悠人は不登校になって高校を中退、引き篭もりになってしまいます。
月日は流れ、過去から立ち直って痩せてモテモテの大学生になった悠人は、合コンで偶然に叡一と再会します。
でも叡一の方は、あの悠人と気づかず猛アタック。
悠人は、叡一を夢中にさせて手酷く捨ててやる復讐を計画したのですが…

痛い、甘いが繰り返されます。
叡一が悠人のことをとても大切に思い尽くす期間は、とても甘く描かれています。
反対に、悠人が叡一を陥れる、叡一が悠人を凌辱する期間はとても痛いです。
声を出すと電流が流れる首輪で躾けられ、会社では鎖で繋がれて犬扱いで辱められているところは、もう可哀想で可哀想で…(でもそれが良かった!)
この二人、本当にどうなってしまうんだろうとハラハラしてしまいました。
それから、アドバイザーの寺田くんが良い味出してました。

攻めの物凄い執着物、久々に良い作品に出逢えました。

3

いつもと違う⁉

花川戸さんのお話には設定がちがっても一貫したほのぼのした所があり安心して読めます。
BL= ファンタジーで夢のあるお話といったところでしょうか。
でも今回はちょっとテイストが違っていて私はそこが面白いと思いました。
攻はかなり問題ありなので置いておいて、受けが復讐に燃えたり監禁に近い状況になったりでなかなか刺激的です。
でも最後はいい意味で花川戸作品になっていて、リアリティーには欠けるけどアリだなと思わせてくれます。
皇さんのイラストも良かったです。

2

この攻めはどうなんだ……私的にはアリですが。

地雷が多い作品ですので、万人向けではないですね。
いろいろとダメな所もありながら、病んでる攻めや執着スキーにはたまらん所もあって、私は楽しめました。

攻め(叡一)は受け(悠人)が好きで好きでしょうがないって所もツボです。
私は、攻めが受けを愛しているのがはっきりしていれば、ある程度の酷い仕打ちは美味しく頂けるのですが、いくつか、これは苦手な人は無理かも?という所があったので、以下に当てはまる方はちょっと注意したほうが良いと思います。

1、悠人は昔ぽっちゃり体型だったために、中学時代に周囲からいじめを受けます。たぶんページにしたら2ページ程度なのですが、言葉の暴力や暴力行為があるので、そういう描写がダメな方。
私もこの辺りは、読んでてかなりつらかったです。

2、いじめから悠人を守るため、学校の人気者の叡一は皆をけん制します。『こいつは俺が飼ってるブタなんだから、勝手に遊ぶな』と。
皆はそれを面白がって納得し、その他大勢からのいじめはなくなり、叡一だけにいじめられるようになる悠人。
最初はブタと罵られ連れまわされるくらいだったのが、高校生になり、悠人が少し他人に愛想よくしただけでキレて性的ないじめに発展します。
叡一のエスカレートしていく行為に耐えられなくなり、とうとう学校をやめてしまう悠人。
この辺り、いくら愛があってもひどすぎる!と拒絶反応が出る方もいるかもしれません。




大学生になった悠人は痩せて見違えるほどの美形になり、叡一と再会します。
自分とわからない様子の叡一を復讐とばかりに自分に夢中にさせて、こっぴどく振る悠人。
が、直後に叡一に頼らざるをえない展開になり……というのがあらすじです。

下克上かと思いきや、さらに酷いどんでん返し。
本が薄めなわりに、二転三転するんですよねぇ。
しかも、いちいち振り切ってて、叡一はオフィスで悠人に首輪をはめたりしちゃうし。どんな仕事場や。
なんかここまで来るとBLはファンタジーだよな、とか思って逆に読めちゃいました。

たまにこういう、コテコテの執着攻めが読みたくなる。
そんなときに読み返すかもです。

3

ただただ、不愉快。

花川戸さんだから~と気軽に読んでしまい、大変後悔した作品です。

とにかく不快。最初から最後まで、ただひたすらに気分の悪い作品でした。
キャラクターもストーリーも何から何まで好みじゃない。

もともと、個人的に病んでる執着が大ッッッキライなので、まずこの叡一(攻)がダメでした。
そして、悠人(受)もいいところが見つけられません。

さらに、どんな理由があれど(まあ、大抵は『好きだから』なんだけどさ)『苛め』がものすごく苦手なんです。苛めた相手を好きになる、もうその時点でアホらしくなって醒めます。
その上、言葉の足りない攻も無理。

うん、叡一は私の個人的『ダメ要素』だけを集めて固めたようなキャラクターだった。

まして、叡一の『苛め』ってこれ苛めなんて可愛いもんか!?読んでて気持ち悪くなったよ。

そして悠人も、いくらいったんは復讐(なんでしょう?)したからって、それですべて水に流してしかも好きになれるっていったい何の冗談ですか?いやあ、心の広い素晴らしいキャラクターですね~。私には理解不能ですが。


う~ん、ストーリー展開が二段階とでもいうのか、土壇場で関係がひっくり返ったりと『意外性』はあるのかもしれませんが、個人的には不愉快のダメ押しされたようなものでした。
↑で苦手要素がまだ抜けてたか。『S気質』攻めもダメなんだ。『ペット』に『○○首輪』・・・辟易しました。


どうだったかと訊かれれば、気分の悪い作品だったとしか言いようがありません。


・・・結局、花川戸さんはデビュー作からかなりの数読みましたが『ビスクドール』『天使』シリーズ以外全滅(『中立』以下)でした。中でもこれは最低。

100%文字通り、これ読んで花川戸さんは(上記2シリーズを除いて)もう読みたくないと思ってしまいました。残念です。

5

攻めを殴りたい←

「お前はアホかぁぁぁぁぁっ(っ・д・)三⊃)゚3゚)'∴:. ガッ!!」と、その辺にある固いもので叡一の頭を殴っても良いですか?←
あの態度で気付けというのは無茶だったよ(;´Д`)
ってか叡一よ…「困ったことがあったら頼ってほしい」と、言ったあんたはどこへ?(゚д゚;≡;゚Д゚)?
立場がね…本当に二転三転していきます。
高校時代が若気の至りだったとしても…頼ってこられた時に、再会時のあの態度のまま接していけなかったのかしらねー(´・ω・`)
本当に…大暴走にもほどがありますよー。
喋れないように電流が流れる首輪付けたり、部下の前でも弄ったり…(ノД`)

好き嫌いが分かれそうですねー…私は嫌いじゃないです。
ってか自分の妄想が暴走して読むのに時間が掛かったという罠←
しかも一層可哀想な展開に持っていこうとする私は何なのかw

2

見事なまでのすれ違い

近くの本屋で取り扱ってなかったので電子書籍で読みました。
まあまあ面白かったなーって感じです。
10年来の恋っていうのとかは凄く萌えたんですが、どうしてもラストの嫁にもらうというか囲ってるというかその辺がイマイチ萌えきれず……
BLじゃなくて、受けが女の子の方がそれならしっくりきてしまうなぁと。

それ以外の部分は結構良かったです。
かつて自分のことをブタと読んで虐めていた攻を、終盤で許すという表現を使ったのは攻の為なんだろうなっていうのが感じられて優しいなーとなりました。

2

一冊で二度おいしい……?

 嵯峨悠人は、小さい頃に少しぽっちゃりしていたため、「ブタ」と呼ばれ言いように扱われ、不登校になってしまった過去がある。
 それから数年、大学に入り、見違えるような王子様のような美形に成長した悠人は、モテモテで、自分の過去とはまるっきり違う状況になっていた。
 けれど、悠人は自分の不登校が原因で離婚した母を少しでも助けるために、バイトをすることに一生懸命で、あまり他の人間と真剣に付き合うつもりはなかった。

 そんな時、悠人は最低な人間との再会を果たす。
 日下叡一。
 彼は、悠人を不登校に追い込んだ張本人だった。
 けれど、叡一は自分のことに気がついた様子はない。
 悠人はこの五年間、一度も彼のことを忘れたことはないのに、すっかり忘れ去られていることに怒りを覚える。
 そして、熱っぽい視線を向けてくる叡一に、悠人は残酷な仕返しを思いつく。
 その彼の想いを手玉にとって、いい想いをさせた後に最低な別れ方で別れることで、彼の気持ちを踏みにじってやろう――と考えたのだった。

 悠人の計画はうまくいき。
 最悪の終わりで、二人の関係は幕を引かれた――はずだった。
 ところが、せっかく就職が決まったはずの会社から悠人は「自宅待機」を命じられ、寮に入れる、と考えていたため、家も引き払うことになっていて、行き場所がない。
 困り果てた悠人は、打つ手がなくなってしまい、仕方なく再度、叡一に連絡を取ることにする。

 そこで告げられた残酷な内容に、悠人と叡一の最悪の関係が始まる――

 という話でした。
 王道であれば、悠人が叡一に仕返しを果たした時点でハッピーエンド側に流れていくのが普通だと思うんですが、この話はそれでは終わらずに、もう一段階存在していました。
 再度、叡一が主導権を握る形になって、それでも素直にハッピーエンドには行かずに、更に関係を悪化させてしまう。

 まぁ、そこからちゃんとハッピーエンドには辿り着くんですが。
 そのころころ変わる主従関係に、こっちの目が回りそうでした。

 受けにないがしろにされる攻めの話が好きな人、攻めに服従される受けの話が好きな人、どちらも楽しめる内容になっているので、一冊で二度おいしい、といえるのかもしれませんが、どちらかが地雷だと、かなり厳しいことになると思います。

4

愛情表現が下手くそな攻め

10年越しの長いすれ違いラブです。
まあここまで二人の関係がこじれたのは十中八九、攻めの叡一の下手くそな愛情表現のせいでしょうね。
叡一は当時から悠人を好きで好きでたまらないんです。でもそれが当の悠人に全く伝わってない。
それもそのはず。だって悠人は酷いいじめに合っていたんですよ。実際の暴力、言葉の暴力で心身ともに傷つけられていたんです。
確かに叡一は悠人をいじめから救いますし、助けてくれたというのも悠人にはしっかり伝わってます。でもその後があれじゃあ意味ないよ~!
「ブタ」呼ばわりで乱暴な口調で罵られれば、少なくとも好かれているなんて悠人が認識するはずない。あのエッチ(挿入ナシ)もいじめの延長線上だと思われるのも無理ないです。
でもご安心ください。実際は叡一の悠人への愛がだだもれです!
叡一が噛んでるガムを口から出して悠人に噛ませ、またそれを出させて叡一が噛むというシーンの変態っぷりは異常(笑)
イチ押しシーンです。ここで大分テンション上がりました。執着攻めのこう言う行動はツボ。

再会してからの尽くしっぷりは半端ない。まるで従順なワンコ。
悠人は叡一に“いじめられっ子の悠人”と同一人物であると気づかれてないと思ってます。そこで復讐を決意。惚れさせて最後にこっ酷く振るという計画を立てます。
成功したときの事を考え生き生きしている悠人が良いですね。

復讐は悠人の思惑通り成功を遂げます。でもここからが更に面白い。就職先から自宅待機の辞令がきて追い込まれた悠人は仕事を求め叡一を頼ることになります。
これってかなり精神的にきついですよね~。せっかく復讐を果たしたのにまた立場が逆転。叡一の秘書として傍に置かれ、ペットのように扱われます。

二人の仲はますます泥沼化しますが、こんな二人のかけ橋となるのが叡一の親友である梓です。梓がいなければこの二人はずっとすれ違い続けていたのかも。
でも基本的には傍観者というスタンスを崩さない所が良い。

梓のおかげで漸く過去の想い、そして今の想いを伝え合うことが出来た二人。悠人が叡一を「許す」シーンが大好き。感慨深い気持ちになりました。二人とも愛しすぎる。
プロポーズも果たしたのでこれからは良い夫婦として歩んで行って下さいな。
あと、悠人のお母さんがすごく良い人だったのが救いでした。

叡一は確かに悠人の人生をめちゃくちゃにしてしまったけれど、どうしようもなく悠人が好きな気持ちが伝わってくるので憎めない。
むしろ執着攻めスキーの私は叡一の行動、言動にたくさん萌えさせられました。
執着攻めが好きな方には是非読んで頂きたい!おススメです!

4

昼ドラのような展開です

同級生同士のすれ違い恋愛ストーリーでした。
子供の頃、性格的にものんびりで体型もぽっちゃりとした受け様は
中学生頃から激しいいじめに会うようになります。
それはかなり悪質なもので・・・
それを助けてくれたのが攻め様です。そしていじめは無くなったと
思っていたら今度は攻め様からいじめを受けるようになってしまう。
これは、後に判りますが可愛いコ程って理由の子供ゆえの理不尽。
でも、そのせいで受け様は傷つき、学校をやめるまでになってしまう。
そんな事も理由になり受け様の両親は離婚して受け様は
母子家庭で育ちます。
母親の希望でなんとか大学だけは出て欲しいと言われた受け様は
大学に進学します、そして昔とは違いスレンダー美人になってます。
そして大学で不幸の原因を作った攻め様と再会。
でも離婚して苗字も変わってしまった受け様を攻め様は覚えておらず
攻め様に一目ぼれしたと告白される受け様。
受け様はその事を利用し攻め様に復讐する事に・・・
それは攻め様をメロメロにしてから冷たく振る事。
それは成功したかに思えましたが、受け様は就職が決まらずに
窮地に立たされた時に、攻め様を頼る事に・・・
そして立場が逆転した二人の関係。
攻め様は受け様を愛人&ペットとして接することに・・・
この二人は10年の長きに渡ってすれ違いを続けているんですよね。
まさに、昼メロみたいなノリです。前半はかなり痛くて切なくてです。
ラストはそれを巻き返すがごとき甘々な二人になってはいます。
かなりアップダウンがある作品でした。

3

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP