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表題作不埒なパラダイムシフト

真野直隆,36歳,経営コンサルタント
名執真幸,30歳,フリーのシナリオライター

同時収録作品安定≒倦怠

三田村明義 刑事(37歳)
真野未直 大学生(20歳)

その他の収録作品

  • 季節はずれのクリスマスケーキ
  • あとがき(崎谷はるひ)
  • あとがき(タカツキノボル)

あらすじ

名執真幸は、恋人の真野直隆と同棲している。仕事はできるが堅物すぎてどこか抜けている優しい直隆に、とても大事にされていることを実感する真幸だが、このところ「幸せすぎて怖い」という、以前の真幸なら考えられない感情に苛まれていた。そんなある日、仲間とバーで飲んでいたところ、仕事で遅くなると言った直隆が元婚約者の真理子を連れているところに出会ってしまって!?
(出版社より)

作品情報

作品名
不埒なパラダイムシフト
著者
崎谷はるひ 
イラスト
タカツキノボル 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
シリーズ
不埒なモンタージュ
発売日
ISBN
9784861345111
3.9

(87)

(22)

萌々

(39)

(22)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
16
得点
336
評価数
87
平均
3.9 / 5
神率
25.3%

レビュー投稿数16

崎谷マジックの、愛すべきサプライズ!

不埒シリーズの3冊目は、兄カップルのデキあがっちゃったその後のお話。
1冊ごとにすったもんだあり、濃厚エロあり、イタい人あり…
そして最後は大団円のこのシリーズでございます。
予想を裏切る濃さで、しっかりまとめちゃったこの二人を、
これ以上どういじろうっていうの?! …な読者予想を、
これまたナナメ上に鮮やかに、さらっと裏切ってくれた続編です。
サプライズです、今回のお話…実にサプライズの連続です。
ことの始まりは、攻様・直隆氏の元婚約者の出現から始まります。
(↑さぁ皆さん、「元」の部分に力を込めて読んでください。当然のことながら。)
この元婚約者嬢、性悪という領域はとうに突き抜けた性悪で…
その小賢しいことったら、マトモなゲイ男性には太刀打ちできないレベル。
崎谷作品定番の「突き抜けた悪役女」じゃありますが、
ここまで突き抜けているのも凄すぎる…十分にサプライズの領域です。
そして攻様・直隆氏は、これまた前作同様(いや前作にも増して)
「朴念仁セクシー度」が数倍くらい濃厚(苦笑)
懇切真面目にエロ語り…はよしとして、
大真面目に(カレーがハネるから?)裸エプロンときました。
やることなすことズレてます、でも筋は通すから帳尻が合う…そういう男です。
そして受様・マキ君…ハタチの乙女も裸足で逃げ出すほどの乙女思考で、
読者心を少なからずイラッとさせることに関しちゃ~あいかわらずです、やはり。
驚くべきはその思考回路の若さ! 30歳ですよ…彼は!
30男がここまで乙女節聞かせてくれたら、リアル乙女な読者はどうすりゃいいの?!
…という(女を焦らせる)くらいには、サプライズなウエットな受ぶりでした。
こういう人達がモメるのだから、その収集のつかなさは想像に難くないのですが、
これがけっこう、なかなか…可愛いと言えなくもないのだから不思議です。
はっきり言って、男二人の(しかも既にデキあがった)カップルの、
家庭内のもめ事話なんて可愛くもなんともないはず…
「どうせ最後には、どうにかなるんでしょ?」な想像がつきますから…。
それでも波風がひとつ立つ度に、「こんどこそもうダメかも…」とか、
「いやここは頑張ってくれないと!」とか、ハラハラさせられるあたり…
崎谷マジックがやはり、BL界の橋田壽賀子と呼ばれる所以でしょうか??
これでもかというくらいの(トライアスロン的な)もめ事に次ぐもめ事、
それに対して(脇役に至るまで)とことんひたすら語る語る自己主張(驚)
そしてその思考行動原理は、どこまでも女目線!
(↑…というか、女性読者を納得させやすい落としドコロ…)
崎谷氏&橋田氏に共通するマジックです。
要するに崎谷マジックのキモって、サプライズな読者サービスなのだけど…
そのサプライズが、続編を重ねるごとに予想を越えてってます(驚)
だからやっぱり…崎谷マジックは凄い。
さて…お楽しみのアノ場面、見どころはいろいろありましたが、
やはり1番は「裸エプロン」でしょう。
等の本人的には料理をしてるだけ~それだけなんですけどね(笑)

3

甘くて面白い。

『不埒な~』シリーズ3作目で『不埒なスペクトル』CPの続編です(『不埒なモンタージュ』CPの短編も入ってます)。

うん、やっぱりキャラクターが好きだなあ。

直隆(攻)は安定の天然っぷりで面白いし、好みが分かれそうな気がする真幸(受)も別に大丈夫。
この上なくネガティブで後ろ向きな部分も、可愛くて健気だと思える範囲です。もともと『ネガティブ受』苦手でさえないし。

とにかく甘くてHも濃厚でした。
私はここまでHはいらないんですが、それでも濃すぎてうんざりというわけではないんです。キャラクター・CPが好きだからそれほどうるさいとは感じなかった。

ただ、引っ掻き回し役の直隆の元婚約者が見事な悪役でしたね。
それはともかく(もういまさら・・・)、彼女のキャラクターがねえ。特に最後の友人とのシーンは、言い草があまりにも酷くてもう気持ち悪かった。
『完全な悪役』自体はまあいいけど、もう少し中身を何とか・・・と思ってしまいました。

それに、真幸の家族問題がちょっと中途半端じゃないのかなあ。
すべて綺麗に丸く収める必要はないけど、正直『これだけ・・・?』と感じたんですよ。だったらここで入れなくてもいいんじゃないかなあ。先に繋げるためならなおさらですが。

とにかく、途中にアレコレあっても結局はひたすらあまあまのストーリーだった気がします。すごい修羅場になってもおかしくないくらいのいろいろだったのに、やっぱり直隆のキャラクターか!?
でもこの2人はそれがいいと思うんです。

同時収録の『安定≒倦怠』は『~モンタージュ』の明義×未直です。この2人も大好きなので(兄CPも好きですが、あえて比べるなら弟CPの方が好きだな)、少しでも2人の生活が垣間見えてよかったです。


あとは、真幸の仕事仲間で昔ちょっと~の日比谷。

個人的に、オネエ(言葉)自体は脇役ならどんどん来なさい!なんですが、メイン・特に攻になるともうダメなんです。
崎谷さんだからもしかしてさらにスピンオフ来るんじゃ・・・と思ってたら案の定でした。

次作が日比谷メインの『不埒なインセンティブ』になります。

3

ハイスペックに昇華

あっまーーーーーーーーーい!!!
某芸人並みに叫びニヤニヤ堪能させていただきました。

攻めの天然でおバカなほど生真面目過ぎる (受け取り方によっては)マイナスに働く性格がプラスに働いて、ハイスペック彼氏へと昇華です+゚。*(*´∀`*)*。゚+

ネガティブでコンプレックス持ちの受けが 彼氏の浮気現場目撃!?
なんて展開は本来なら修羅場になるのでしょうが、ここの攻めは
・ド真面目だから嘘をつかない
・ド真面目だから誤魔化さない
・ド真面目だからわざとヤキモチ焼かせて駆け引きなんてしない
包み隠さず話し、受けの不安は1つづつ消して、ド真面目で嘘がつけないの性格のおかげで言葉に重みがあって、結果信用するしかない。喧嘩にもならない。

そんで受けが悩みを抱えて様子がおかしいのにも直ぐにキャッチ。
本人から無理矢理聞き出そうとはせずに周りから事情を察知し、受けが傷つかないように動くという、お兄さんハイスペック無双状態。

その上、ド真面目に自分の悪いトコに向き合って改善するように努力をしてるもんだから、欠点がなくなっていってるというw(ドを越した生真面目すぎるトコはご愛嬌)
自分が誤解されやすく気持ちが伝わりにくいの分かってるから
「好きだ」「愛してる」「かわいい」
ばかり言ってて、砂糖吐く甘さにニヤニヤが収まりませんでした( ´艸`)

スペクトルのCDを聞いて続きが知りたいなーと何気に手に取った本でしたが、想像以上に糖分摂取出来て満足です!


2

直隆兄ちゃんの天然さがすてきです。

不埒なスペクトルの続編。攻の元婚約者が痛すぎた。お酒でのシーンでのセリフにはちょっと不快感がぬぐえなかったかな。いくら家庭環境がどうであれ。あと、受の事情もページの関係なのか、纏められず中途半端だったかなって思います。続きがあるのかな。一番のメインは攻のパン一エプロンでしたww

1

お兄ちゃんカップルのその後

おっと、3冊目が出るとは思わなかったお兄ちゃんカップルその後編です。
まさか自分の一言からこんな展開になるとは思わなかったでしょうな……某声優杉田さん!貴方の事ですよ~!

真野兄弟の兄こと直隆〔攻〕は仕事は順調で、真幸〔受〕との仲も順調。
しかし真幸が直隆が元婚約者と一緒にいる所に出くわしてしまい猜疑心が芽生えます。
直隆の絶倫と天然っぷりも健全。
元婚約者はいっそ清々しい程の悪役っぷりで、崎谷さんがよく書くサバサバ系良い女よりこっちの方がむしろ好きかも。

真幸の兄と会ってどうなったのかなー、この辺はまた続きが出てくれると嬉しい。気になるじゃないですかー。

弟クンの未直視点の話もあって真野兄弟を揃って楽しめます。
ちなみにこの兄弟はどっちも好きですよん。

1

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