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あなたを無性に恋している (表題作 アイリスヒスパニカ)

anata wo mushou ni koishiteiru

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表題作あなたを無性に恋している (表題作 アイリスヒスパニカ)

伊勢谷万葉
フラワーデコレーター,26才
藍沢廻
ウェディングプランナー,28才

その他の収録作品

  • (表題作なし)
  • アイリスヒスパニカ
  • ストロベリーフィールド
  • あとがき

あらすじ

新進気鋭のフローリスト・フラワーデコレーター、しかしその実態は優雅な色悪。そんな伊勢谷万葉に藍沢廻はある日突然キスされた。ろくに親しくもないのに、なぜ!? 年下攻ブライダル業界ラブ!!

作品情報

作品名
あなたを無性に恋している (表題作 アイリスヒスパニカ)
著者
川琴ゆい華 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592876755
3

(30)

(3)

萌々

(4)

(18)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
8
得点
87
評価数
30
平均
3 / 5
神率
10%

レビュー投稿数8

ラブコメ?

Unlimitedで。ブライダル業界ラブ
挿絵が綺麗。
花のアレンジメントの業界なので、花が沢山登場する。

平凡容姿の流されやすい年上男が、
才能も容姿にも恵まれた美男に口説かれる謎。
---
伊勢谷万葉:26才 フラワーデコレーター
ひとが羨むほどの才能がある、完璧な美男

藍沢廻:28才 不細工ではない平凡顔。
前職をセクハラで退職して、ブライダルフラワー業界に転職。
「顔が好み」と万葉に迫られ絆される、流されやすい性格。 

●アイリスヒスパニカ:Iris hispanica 「希望」
●ストロベリーフィールド:せんにちこう(千日紅) 「不変の愛」

0

かわいい!

なんとまぁ、可愛らしいお話でした。
花屋さん(ってより、フラワーアーティストですね)の攻め様と、ウエディングプランナーの受け君。
嫌な奴が出てこず、すごい事件も悲劇も起こらず、久しぶりにふわっとした温かい恋愛ストーリーでした。

花言葉を送りあうなんてロマンチック。
ただ、攻め様は、顔よし、お金持ち、仕事も出来る男なんで出来過ぎっちゅうとこではあります。そんなハードル上げないとダメだったかな。
もう少し普通でも良かったのかもなって思ったりしましたが。

さてと、ストロベリーフィールドの花言葉でも探しに行くとしましょうか。

0

素直じゃない二人の話

 藍沢廻は、新進気鋭のフローリスト・フラワーデコレーターの伊勢谷万葉にキスされた。
 突然のことに戸惑う廻だったが、万葉に理由を尋ねると
「あなたの顔が好みなんです」
 と言われてしまう。

 ふざけた言い草にキレる廻だったが、体から先に陥落させられていって……という話でした。

 いっぱい理由をつけてなんとか逃げ出そうとする往生際の悪いタイプの男である廻と、自分から手を伸ばせばなんでも手に入ってきたタイプの万葉と、どっちもどっちの二人で、なかなかすんなりとはくっつかないですが、テンポがいいのと、体の関係はどんどん先に進んでいくので、どかしくはなかったです。

 素直じゃない二人の話を読みたい方にはオススメします。

0

後半にも花が欲しかったかな

長編「アイリスヒスパニカ」と短編「ストロベリーフィールド」が収録されています。
どちらも廻(受け)の視点です。

良き仕事仲間だと思っていた伊勢谷(攻め)に突然キスされてしまい、そこから意識して…という展開です。廻が自分の感情や身体の反応に戸惑いながら伊勢谷を受け入れていく過程が私は好きです。

伊勢谷はちょっとズルい年下男ですね。その後短編で廻が「最低なネゴシエーター」だと表していますが、言い得てると思いました。場数踏んでるだろ、コイツ!って思ったら温泉宿の女将が元彼女だという。まぁそれも廻を口説くためではあるのですが、攻めの女関係が気になる方はご注意ください。

みずかね先生のイラストが、雰囲気にあっていて素敵でした。
表題作のアイリスヒスパニカを散らばした表紙も、挿し絵のキスシーンも素敵でしたので、ラスト3枚も連続してベットシーンでなく花関係が良かったなと花好きなので思いました。

1

デビュー作だとは!!

ウエディングプランナーの男性ってなんとなく色気ありそうだし、
人の幸せの手伝いが出来る仕事って素敵ですよね!!
あらすじが面白そうだったので読ませていただきました。
川琴さんはこの度初読みではありませんが
まさか、こちらの作品がデビュー作だなんて、あとがきでおったまげました!!
それを微塵も感じさせない堂々とした印象のお話でしたよ!!

26歳にしてフラワーデコレーターの伊勢谷万葉は、
高いマンションと外車を所有していて
文句のつけようがない長身イケメンって完璧ですw
そんな男に更に美しくされる花たちも幸せでしょう!!w
ただ、私は完璧なイケメン攻めってあまり好みではないのですが
受けの藍沢廻が年上にしては(28歳)スレてなくて
いちいちキュートなんです!
いえ、キュートと言っても、男らしい可愛さといいますか…。
戸惑いや悔しさを隠さないし、
「顔が好みだった」とキスされてその後口説かれて
心の中まで踏み込んで欲しく思うようになったり。
どっちもノンケなのにお互いだから特別って展開も好ましかったです。

モテる男(万葉)はどのタイミングで押していいか引くべきかわかってて
小憎たらしいこともありましたww
廻が抵抗しても、手慣れた愛撫で快感に引きずり込んで
気持ち良さに抗えないのが同じ男としてわかるからってズルいなーww

廻が、以前拾ってもらった小関社長とご飯食べに行って
小関から万葉の引き抜き話を聞いただけなのに
不機嫌な顔して嫉妬とか…。完璧な男がね!いいね!!w
そこで余裕がありそうだった今までの態度の胸の内を吐露して
すぐ想いが通じた後の甘々H!?かと思いきや廻の母の入院って;;
でも、そういう焦らしがあった方が盛り上がるものかもww

Hでは、繋がるまでの愛撫が丁寧でさすが万葉w
まだ不慣れな廻の為に、挿入して馴染むまですぐ動いたりしないで
キスいっぱいするとか愛を感じました!!

あと、廻が自分の気持ちを否定したいのに認めざるを得なくなり
万葉におとされる過程も楽しかったですが廻が面白かった……!
まだ全然好きになる前にレストランへ行こうと言われ
車で向かった先が万葉のマンションだった時、ノリツッコミしてたり、
教えてないのに廻の部屋まで車で来た万葉に駐車場を聞かれても教えず
「路駐して捕まれ、バーカ」って電話切ったりw
(ここ、なんか「ひどい!」と思わなかったのは廻だったからな気がしますw)
初めて万葉にフ○ラしたんだからと挿入を拒んで
「俺がお前のBM(ビッグマグナム)をフェラーリしたってだけでも」と
うまいこと言ったのにスルーされたりwww

でも、ようやく繋がって「世界がひっくり返りますね」とこぼした万葉の言葉は
廻も同じ事を思ってシンプルだけどじーんとしました。
しかし、万葉と言うお名前は……。
最中に「ま、まんよ……!」と言われるとなんとなくふいちゃったです。ゴメンナサイ。

ただ、“アイリスヒスパニカ”が廻へのイメージの花だったということで、
ストロベリーフィールドを返歌みたいに万葉へ選んだ廻、男前ぇえええ!!!
勿論、花言葉は調べましたww
廻の意外な行動とその花言葉に対する万葉のリアクションがリアルで
好感度アップしましたよ♪

うっわ、長くてすみません;;
みずかねりょうさんのイラストもセクスィーでした!!
萌ですが萌×2寄りです!!

2

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