表の顔は王子サマな暴君×童貞純情少年の初恋ラブバトル!

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表題作もったいない!

有川圭吾 金持ちの一人息子で裏表のある大学生
藤原日向 のんきな両親をもつ超節約家の大学生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

姉の成子の失踪を報告するため、姉の婚約者である圭吾を尋ねた日向。想い出では王子様のよう圭吾の本性は浪費家のダメ男で日向はショック。そんな中、圭吾は日向の初恋の相手が自分と知り、突然イラズラをしてきて!?

作品情報

作品名
もったいない!
著者
凪良ゆう 
イラスト
カワイチハル 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784041001837
2.9

(67)

(6)

萌々

(18)

(23)

中立

(9)

趣味じゃない

(11)

レビュー数
18
得点
180
評価数
67
平均
2.9 / 5
神率
9%

レビュー投稿数18

コメディタッチなのに甘酸っぱい

シリヤスものや重いもの、切ないものが最近多いですが、いやいや凪良さんのコメディものも最高ですよ?w

初恋相手の王子様のような圭吾と同居することになった日向。だが、同居早々、倹約家すぎる日向の行動に圭吾は王子の仮面がはがれ、わがまま俺様いじわるな素を見せる。初恋が崩れてしまった日向だったが、その後圭吾の様々な面を知り再びひかれ…というお話です。
まず2人のキャラクターがイキイキと輝いています☆
日向のもったいないという節約に怒涛の勢いで暴君のように反論する圭吾。でも日向がしゅんってなると慌てて取り繕う優しさもあって、でも譲らないところは譲らない。2人の掛け合いサイコー!ほんっとに面白いです!

食卓の基本は肉!
初恋の憧れを押し付けるなの例え話。
コミカルに描かれる暴君な圭吾に、テレビに1人ツッコミやファラオのような寝相、寝てる時にこっそりエアコンつけてくれたり収穫に誘ってくれたりと優しさもしっかり描かれていて、盲目的に初恋相手や憧れだから好きではなく、改めて好きになる感じが伝わります。
日向の単純で可愛く、テンパると敬語になる。でも1人の人間としてたくましい姿は「俺様のタイプ」とは違ってても圭吾が惹かれるのも納得。
そしてもう凪良さんの文章が上手い!
所々面白くてでも胸がきゅんっとしてでも切なくてでも笑えて、ステキなフレーズもたくさんあって…。
この面白さを上手くレビュー出来なくて残念ですが、せめてこの思いだけでも伝われば!
サラッとニヤニヤ、でも軽くすぎず何度読んでも楽しめる作品です!
オススメです!

切ない系の凪良さん作品が好きな人だと雰囲気が違いすぎて評価低くなってしまうのですかねぇ…。大好きなお話しで、久々に読み直して堪能してたらちるちるさんで神評価の方がいなかったので、新しく読んだものではないけどレビューしました☆

1

koyori

コメントありがとうございます(^^)

手遅れにならず良かったです!という私もさっそくむぽちさんの凪良作品の神評価を参考に読ませていただこうと思います。頑張って制覇しまぁす!

koyori

コメントありがとうございます(^^)

手遅れにならず良かったです!という私もさっそくむぽちさんの凪良作品の神評価を参考に読ませていただこうと思います。頑張って制覇しまぁす!

むぼち

たしかに、これは神ですね!

koyoriさんのレビューを読んで、これと同じくらい好きな本を何冊も神評価していることに気付きました。
同時期に読んだ凪良先生の別の本に感動しまくったせいで、判断を誤っておりましたが、koyoriさんのお陰で手遅れにならずに済みました。

ありがとうございます。

久々にめっちゃ萌でした

あらすじから、私の好みのお話なんだろうなーって言うのは分かってましたが、やっぱり読んで良かったです。
あまり好みの展開で無いといつも途中で集中力が切れてしまうタイプなのですが、ひさびさにノンストップで即読み終えました。こういう作品もっと増えてー!笑
凪良先生にしては珍しいのでしょうか、このタイプのCPは、、いつも先生のCPの性格設定がタイプでなく、「美しい彼」もあいにく趣味じゃないでしたが、、この作品は本当に受けも攻めも私のドタイプでした!
そして凪良先生は本当に読みやすいので、もっとこういう俺様×健気天然な感じの作品出してほしいですね(^ ^)
日向が節約人間なあたりも可愛いです。最初は圭吾もドン引きでしたが、きっとこういう日向の必死な感じも可愛く思えてくるんだろうな、、あー好き笑笑
最初は相容れない2人が徐々に惹かれあっていき、結局攻めが溺愛パターンが好きな方にはとってもツボだと思います。
攻めが傲慢なのに、受けの涙に弱い!ここも非常に大事なポイントです!

あと挿絵ですが、とても可愛くてかっこよくて素敵でした、、萌には絵柄も非常に関わってきますよね!
おかげで私の神BL小説シリーズ入りです。ありがとうございます合掌

1

笑わせてくれました。

とても楽しく、気持ちよく読み終えました。

受攻双方が、どっちもどっちのいい勝負で面白い。

カワイチハル先生のアクのない絵もこのお話にぴったりです。

攻が多少残念な性格でも、最後まで萌を維持し続けられたのは、カワイ先生の描かれる、かっこいいイラストの力が大きいと思います。

あとがきで、もっと面白くすることもできたようにおっしゃっている凪良先生、ここのところシリアス路線が続いていますから、そろそろ実力全開のコメディを読ませて下さらないかしら。

追記
評価を一つ上げて神にしました。
同時期に読んだ先生の別の本と比べてしまって、萌×2にしていましたが、非の打ち所のないこの作品にふさわしいのは、神以外にはないと悟りました。

0

会話が楽しい

面白かったー。
読みながら、『全ての恋は病から』にちょっと似てるかなと思いました。
受け攻めどっちもたぶん普通の人間なら引くタイプ、という意味で。
あ、でも受けくんはイイ嫁にはなれるか。ズボラな私には無理ですが、徹底した節約家。
攻めは外面王子様ですが、ストレスためこんでいて、一人の時間をこよなく愛してるタイプ。
まあでも両者とも「常人」の域内にとどまってるから、そこが『全ての病は~』との違いかな。あっちは完全に病人だったので。
で、そのへんのバランスがルビー文庫ラインなのかなァと思いました。
個人的には、徹底的にやりきったコメディ書いてくれる凪良ゆうさんを読みたかったなァという気持ちはあるのですが、でもまあ贅沢は言いません。やっぱさすが凪良さん、十二分に面白いです。

ストーリーの展開そのものはよくあるタイプなんだよね。
攻めと受けの姉が婚約したものの、姉がギリギリで失踪してしまう。で、身代わりに弟である受けが…
ただこの受け、もともと攻めが好きだったもんで、大喜びで乗り込んでいき、金も恋も両方手に入れてやろうと画策するたくましさなんです。大好き、こういう前向きにアホな受け。
一緒に暮らしてぼろが出て、きゃんきゃん喧嘩をはじめる二人なんですが、本音で暮らせることに居心地のよさを感じはじめた攻め。
受けは受けで、いったん幻滅はしたものの、攻めの根っこの優しさや照れ屋な部分に改めて惹かれていきます。
時間の経過とエピソードとともに少しずつ変化していく心理描写が絶妙でした。
なにより会話が面白い。

凪良さんのコメディ、また読みたいです。
次はどーんとラブコメコメコメコメコメなやりきった作品がいいなーと思います。

3

初恋の王子様

期待以上に面白かった~!凪良さん流石です。
とにかく日向と圭吾のやり取りが面白すぎる。特にあのキノコのくだりは笑いました。全体的にテンポが良くてだれる事なく話が進んでいくので、最後まで飽きずにサクサク読み進めてしまいました。

お決まりの、姉の身代わりに花嫁にさせられる展開かと思いきや全然違いました。むしろ圭吾には完全に拒否されてます(笑)それを押し切って居候してしまうという、何とも珍しいパターン。
日向は初恋の王子様である圭吾との同居に張りきって家事をしますが、日向は貧乏性でかなりの節約家。それにキレた圭吾は我慢できず今まで隠してきた本性を曝け出します。日向の憧れの「王子様」は仮の姿だったのです。

それからは何かと口論の絶えない二人ですが、日向が落ち込むと必ず圭吾が折れます。特に涙を見せられると全力でフォローするのが微笑ましいです。なんだかんだで日向に優しい圭吾が素敵。日向を好みのタイプじゃない、恋愛対象にならないと宣言していながらも、どんどん惹かれていく様子に萌えます。

バンドの打ち上げの帰り道のやり取りが好きです。日向は本当に圭吾が大好きだというのが伝わってくるし、日向の言葉は圭吾にとってすごく嬉しいものだったでしょうね。これは好きになっちゃいますよ!

圭吾のプロポーズとラストの締め方がすごく良かったです。本当に最後まで楽しめました。
すごく読みやすいので、余計なことは考えずにBL読みたい!萌えたい!という方におすすめです。イラストも作品にぴったりで可愛らしかったです。

2

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