やめろ、やめるな!

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表題作一途な君と淫らな私

周防秋彦
24歳、行きずりで寝て懐かれた男
宇佐美真汐
27歳、建設会社の怠惰な営業マン

その他の収録作品

  • お馬鹿な君と呆れる私
  • あとがき

あらすじ

仕事を取るため、誰にでも身を任せる宇佐見真汐。満たされぬ思いを抱えた彼は、ある夜、失恋したばかりの周防秋彦と出会った。一夜限りのつもりでベッドに誘うが、身体を重ねるとめくるめく快感に乱されてしまう。翌日、再び目の前に現れた秋彦に迫られ、快感に抗えずしてしまった約束というのが…!? クールビューティーとワンコの恋を描く『一途な君と淫らな私』が再登場! 幻のショートも復活!!
(出版社より)

作品情報

作品名
一途な君と淫らな私
著者
あすか 
イラスト
相葉キョウコ 
媒体
小説
出版社
学習研究社
レーベル
もえぎ文庫
発売日
ISBN
9784059041481
3.8

(7)

(1)

萌々

(4)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
27
評価数
7
平均
3.8 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数3

一途で猪突猛進のワンコ攻めさま再来ですっ

05年に出版された書籍の文庫化再販本になります。
タイトルに偽り無しの一途な攻め様と淫らで快感に弱すぎる
受け様とのラブストーリーですね。
受け様は過去の恋人とのある出来事の為に父親が経営する
会社を辞めて友人の務める会社で自堕落な生活をしている。
仕事への意欲も無く、たまにサボり過ぎてクビにならない程度に
身体を使った営業を、その日も仕事関係の男と淫らな関係をして
後腐れなく別れた後に自宅まで帰るのが億劫になっていた時に
失恋をしてくだをまく若い男と出会い流れで抱き合ってしまう。
そして思いのほか身体の相性が良すぎてのめり込むが更に相手に
付き合って欲しいと言われるが名前も告げずに立ち去る受け様
しかし、二度と会う事がないと思っていた相手が会社にまで来て
誘われるまま再び抱き合う、そして酷使しすぎた為に熱を出し
マンションで寝ている時に再び攻め様が現れ、強引に看病まで
されてしまい、その後も押しかけ居候のように居つかれてしまう。
何を言っても暖簾に腕押し状態で話にならず、ワンコのように
懐かれまくり、あげく恋人でなくても攻め様が意外と寝ないで
欲しいと懇願され、渋る受け様を身体で言う事を聞かせられる
快楽に弱すぎる受け様なのです。
そんなある日会社の上司に身体での接待を依頼され渋る受け様
その相手とは別れた恋人の上司で、逢う事があるかもと思いから
躊躇するが結局出向く事に、そして元彼も共にいて接待の内容を
知っていた元彼と口論している時にまたもや攻め様が現れ強引に
連れ出され、約束を破ったとして剃毛され浮気防止措置を・・・
ただのセフレ的な相手なのにその一途なまでの強引さについつい
絆されて感情豊かな攻め様に翻弄されまくる受け様なんです。

受け様は1年前に仕事のトラブルで同性にレイプされ、元彼に
犬にでも噛まれたと思って忘れろと言われ、己と元彼との
感情の違いに気づき自分から姿を消していたのです。
仕事も有能に冷徹にこなしていた受け様でしたがホントは弱く
脆い部分があり普段から甘える事が出来なかったのですが
自分が心底弱っている時に元彼の言葉は深く傷つけ受け様は
仕事も恋も何もかも熱意を無くしてしまっていたのです。
しかし、攻め様はレイプされた事を聞いて受け様が泣けなかった
代わりに自分が泣くのだと男泣きするんです。
そして受け様はそんな姿に自分もいつの間にか泣いていて
過去を完全に決別できるように・・・
表面的には辛辣に攻め様に接しているのですがいつの間にか
攻め様に好意が、しかし攻め様が実は父親から依頼されて自分を
会社に戻す為の人間だったと知り感情的に追い出してしまう。
その時になって受け様は好きになっていたのだと気が付く。

攻め様は数年前から受け様を好きで受け様の側で仕事をしたくて
愛の為に頑張って実力を付けていたんですよね。
海外研修から帰ったら受け様は会社を辞めていて、傍にいたくて
自分から受け様の父親に頼み込んで受け様を連れ戻す事にしたんです。
そして受け様はその事実を父から聞かされて攻め様に逢いに・・・
すれ違って誤解した互いの思いが伝わるお話になってます。

そしてエロはかなり多いんですよね、ワンコ気質で猿並のしつこさ
いつでも受け様を押し倒そうとするんです(笑)
そして抵抗しながらもいつも快楽に流され逆に求める淫乱受け様。
かなりナイスなカップルなんです。

そして今回のお話の書下ろしショートはかなりバカ受けです!
本編は萌えなんだけど、ショート読んで萌え萌え評価になります。
プライベートモードの攻め様のバカっぷりがさく裂してるんです。
ショートだけでもお買い得な1冊でした!!



2

突っ走る攻

攻の性格が、結構ツボでした。

過去のトラウマから仕事のために誰とでも寝る宇佐見。
ある日、失恋したというサラリーマンと遭遇し、
一夜限りの関係を持つ。
宇佐見は、軽い関係を持ったつもりだったのに、
そのサラリーマン、周防は、ガンガン攻めてきます。
会社にやってきたり、気づけば、宇佐見の部屋に同居してきたり。
で、そんな周防の正体は・・・というもの。

何とかして宇佐見と一緒にいたいがために、
宇佐見の言葉もうまいことかわし、大型ワンコ的に
住みついてしまう様が、圧巻でした(笑)

また、周防の会社モードとプライベートモードの差も良かった!
それだけも、興奮ですよ(笑)
猪突猛進的大型ワンコ(ちょっとバカっぽい)、
でも結構策略家。がお好みの方には、
お勧めです。

1

「ヤメロ、ヤメルナ」ばかりでした♪

帯には「やめろ、やめるな!」しか載ってないですが、きっと「やれ!」が省略されてますな~(クス)
なかなか面白かったです^^

冒頭、真汐(受け)が、仕事の接待でメタボ男とのやっつけH、その後に速攻で仕事の話・・読者には、最初から、受けの腹ん中のぶつくさ不平が聞かされ続けてます^^;
淡白でもエロ始まりは入り易いですよね(笑)
その直後にも、偶然に出逢った攻めとの口直しH!それがスゴク肌が合っていて!!
そして、ストーカーでマイウェイ男(秋彦)と卑屈で淫乱男(真汐)の同居がスタート♪
だから、終始ヤッテます!盛っていました!

真汐にとって繋がりは心よりも美味しい体。
真汐は、仕事でも私生活でも「どうでもいいや」な人で、自分を捨てています。
真汐の出自から培ってきたものと、1年前の事件から、誰とも深い関わりは持ちたくないのです。
だけど、H欲しさに秋彦に自分の気持ちと反対の約束をさせられることも、だんだんと絆されていく自分も、もどかしいのに断ち切れないまま。
ラスト近くの、上司からの要請やら元カレや親友が出張ってきたりで、真汐の問題は山積みのところに、そこに追い打ちを掛けるように秋彦の正体が明かされ・・!

作者【唯我独尊な男】の方だったんですね。
本作も同様に登場人物の印象が前後違ったんですが、そういうの好きなんで^^
ショートは作者のギャグ心、はっちゃけています♪楽しい~♪
エロくて甘い話でしたv

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