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表題作河童の川流れ―大江戸ヒステリーパンク

北条嘉門:無役寄合旗本。27歳。
佐竹粂太郎:長屋住まいの浪人の子。14歳。

あらすじ

夏になり、粂太郎は水練の腕を上げ、神田川で長屋の子供たちと川遊びを楽しんでいた。その中にひっそり混じっていたお花と言う少女。ある日、仲間の一人が行方不明に。犯人としてお花が疑われて…。

作品情報

作品名
河童の川流れ―大江戸ヒステリーパンク
著者
秋月こお 
イラスト
西崎祥 
媒体
小説
出版社
小学館
レーベル
パレット文庫【非BL】
発売日
ISBN
9784094211627
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

些か進展

今日も今日とて天真爛漫元気溌剌屁のカッパな喧嘩小町、
佐竹粂太郎・14歳元服前。
如何にもなシーンが殆ど無いこのシリーズではありますが
この巻には記念すべき一場面がございます。
さりとて受が受、まだまだやんちゃが好きなお年頃でございます。
物足りぬと思うか他の感慨を抱くかは読む方次第でございましょう。

そしてこの巻ではゆっくりと伏線が頭をもたげて参ります。
色恋沙汰の伏線もさる事ながら、主人公を囲む状況についても
何かしら。そして脇役もまた面妖になっている様ないない様な。
しかしそれら総てをひっくるめてこんなものかと評者が思えるのは
受の気性がぶれる事無く真っ直ぐに伸びているからでございましょう。
野に置いて遠くから愛でたい受でございます。

2

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