イラスト入り
立てこもり事件に巻き込まれた医師、それを助けたSAT隊員。本来であれば、出逢わないふたりが紡ぐ、もどかしく情熱的な恋。
読んでいて気持ちいい安定感!
逞しくて強い攻めと、
芯がしっかりしていて
(攻とは別の意味で)逞しい受様v
そして可愛い奏くんv
そんなにどきどきハラハラする
ストーリー展開ではないのですが、
とにかく最初から揺るぎない安定感で、
安心してBLの世界に浸れるとでも申しましょうか。
これも高須賀さんのがっしり加減が為せる技なのか!
遼さんじゃなくても好きになっちゃうよねv
制服万歳!
お姫様抱っこブラボーv
いや、お姫様抱っこって、
受けが可愛くないとね!と
常日頃思っている私でも、
高須賀さんならなんでも許せてしまうv
SAT上等!v
高須賀さん、カッコいいの一言に尽きます。
最後にはちょっと可愛いところも見せてくれますv
かっこいいなぁとうっとりしつつ、
評価は「萌×2」で!
ガタイもよく正義の存在の特殊部隊攻め。
こういう設定、最近見ないなぁ…好きなんですけどね。
で、本作。
近所の老婦人の自宅に往診に行った際に立てこもり事件に巻き込まれた医師と、犯人を制圧し助けてくれたSAT隊員の物語です。
SAT隊員の高須賀は規定に反してその後の被害者・医師の藤森遼(はるか)の様子を見に行く。そこには下心…
まあ「下心」といってもいやらしい書き方は一切ないので、あの事件は運命の出会いだったのです!的な解釈で読みましょう。
遼はバツイチで、小さな息子の奏(かなで)と、同じく医師の実母と一緒に町の医院をやっている。
奏も高須賀の正体にすぐ気づき、家族ぐるみの付き合いとして始まりますが…
前半の「恋のはじまり」はオスの顔を見せはじめた高須賀に抱きしめられ、一気に奪われてしまう遼。
後半の「愛のかたち」ではすっかり家族同然のように藤森家に馴染んだ高須賀の姿。
しかし、やはり高須賀の仕事は命の危険と隣り合わせの非情な任務、という事を突きつけられる…
高須賀と遼と奏の3人で動物園に行った帰り、バスジャックに遭ってしまうのです。
遼は立てこもりに続いて2回目。こんなことあるかい…って思ってしまったけど。
勿論高須賀が体を張って事件も解決。
この事件で高須賀は思うところがあったのか、その夜SATの正式な制服姿で藤森家にやってきます。そして遼の母と奏の前で遼にプロポーズを…!
設定や途中の展開などご都合な部分がありましたが、このシーンの妄想で吹っ飛びましたよ…カッコよすぎ!
お母さんはちょっとさばけすぎだったかな。
細かい事は置いといて。
正装、白手袋でプロポーズに来た攻め様に激しく萌えました(*´ω`*)
制服好きにはたまらないシチュエーションですね。
守ってくれそうな安心感のある人っていうのも読んでてたまりませんでした。
と言って、受けの遼がなよなよしてるわけでもなく。
男前なところも多々ありで良かったです。
子連れものとかそんなに好んで読む方ではないのですが、遼の子供、奏が可愛かったです(*´∀`*)
こういう、格好良い守ってくれるだろう感あふれる攻め様の出てくる話は大好きなので、すごく楽しめました。
スピンオフが出てるようなので、そちらも読んでみます。
特殊部隊祭りに、自身がドはまりしていた時に読んだ作品です。
こちらの作者さまはこの作品が初読みだったと思います。
受けの遼は息子を育てながら実家の医院で働く、バツイチ男性の医師。
家族は母と息子。
攻めの高須賀は、警視庁特殊部隊SATの隊員。
警察一家で育ち、かなりストイック。
往診中に、立てこもり事件に遭遇してしまった遼。
患者は絶対に自分が守ると決意しながらも、頭の中で考えるのは一人息子の奏のこと。
そんな遼を救い出してくれたSAT隊員が高須賀でした。
ちょっと普通とは違う出会い方をしたふたり。
普通ならばSATの隊員相手に再び会うなんて無理でしょうが、今回は高須賀が行動を起こして会いにきちゃうんですね。
そっと。
といってもバレますが。
服務規程違反ですけどね(苦笑
SATは、身内にでも所属を明らかにしてはならないということなので。
まあ、でも恋は止められません、馬に蹴られちゃいますよー。
大人ふたりの恋ですから一気に行っちまえ!的なものも多いですが、こちらは間に奏を挟み、そうすることでうまい具合に距離を縮めます。
奏、大活躍。
前半はカップルになるまで、後半はその後になります。
なんだかんだとふたりとも一目惚れに近かったようで、スイスイ進みますし、飽きさせません。
遼の母にしろ、奏にしろ、脇キャラが皆良い人で前向きで気持ち良く読むことが出来ます。
イラストは水名瀬雅良さん。
水名瀬さんの描かれる男性は線が細い印象なので、高須賀などはもう少しガッチリ系でも良かったなと思いました。
誠実なSAT隊員本人が恋の弾丸!
なれそめと、おつきあいが始まってからの二章に分かれていて読みやすいです。
離婚後、息子の奏(かなで)を引き取り実家の医院を実母と営む藤森遼(はるか)は往診に出かけた先で立てこもり事件に遭遇しSAT隊員の高須賀に救出されます。
その日はヘルメット越しの為、顔は見えず声だけ交わして別れますが、家族にも職種すら秘密が原則のSATなのに高須賀は事件後に遼のことが気になって病院まで様子をうかがいに来てしまう。
規則違反を犯してまで出向いてしまった時点で高須賀は遼に惹かれてるんですよね(笑)
遼の方も触れた体格と声で自分を救出してくれたSAT隊員だと察知し息子の奏もカッコイイヒーローの再登場を看破します。
吊り橋効果…とは言いたくないなぁ。
高須賀は命のやりとりをする現場での遼の気丈な姿に惚れて、遼はかけてもらった一言が気になっていたのだから。
遼の息子の奏が実にイイ仕事をします!
父親より先に高須賀とメアド交換をしてスマホ(!)でマメに連絡をとる姿の愛らしいこと(≧∇≦)
特殊な仕事の為、制約と不安はつきまとうものの、その都度、高須賀が誠実に対応してクリアしていきます。
久しぶりに誠実な攻め様に出逢った(笑)
遼の乙女っぷりも微笑ましいです。
その誠実の象徴として高須賀の制服姿がここぞという時に素晴らしい武器として使われます。
もっと見たかったー!
2人とも人の命を救う仕事をしていますが、遼の母(ものわかりがいい!)や奏のおかげでほのぼのとしています。
脇役好きー!の私は保育園の双子や高須賀兄、保育士さんと続編に繋がりそうなキャラが沢山いて楽しかったです。
…と思っていたら高須賀兄の続編きました!
キャホー!
まるまる一冊、水瀬名雅良さんの絵にニヤニヤしっぱなしでした~。