「旦那様、抜かないで…もう一度、挿れてください!!」

男妾

otokomekake

男妾
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×24
  • 萌6
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
45
評価数
13
平均
3.5 / 5
神率
15.4%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
マガジン・マガジン(ジュネット~JUNET~)
レーベル
ジュネットコミックス ピアスシリーズ
発売日
価格
¥648(税抜)  ¥700(税込)
ISBN
9784864520553

あらすじ

父が亡くなり、病弱な母を抱えた少年・速人は学校を辞め、働こうとするが、なかなか仕事が見つからず、途方に暮れていた。
そこに、知り合いの薬屋から、父の友人の軍人・堂島の世話係を紹介されるが、それは事実上の〈愛人〉であった。
母のためにその話を受ける速人だが、その日から、無垢な体を男を悦ばせる肢体に調教されていくのだった……。
表題作の他、主人と使用人が逆転する下克上ラブ『斜陽貴族』シリーズも収録!!

(出版社より)

表題作男妾

堂島巌 亡き父の友人で陸軍大尉
白城速人 父を戦争で亡くした母子家庭の息子

同時収録作品名もなき君よ

隊長
兵士

同時収録作品斜陽華族

アダム (陸軍少尉、運転手兼ボディーガード)
マイヤー(アダムの使用人)/ルーク(伯爵家の息子)

その他の収録作品

  • 斜陽華族 それから・・・

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レビュー投稿数6

永井荷風「墨東綺譚」へのオマージュ??「男妾」

”ごっつあんです”久しぶりに美味しいお寿司か会席料理を食べたようです。
軽い感じの作品が多いBLにあって、かなり特異な作品だと思います。
まずは表題の「男妾」~永井荷風「墨東綺譚」へのオマージュ?
時代はシナ事変が始まった昭和10年代~でしょうか。(父親が戦死、攻め役の堂島大尉の軍服から判断するとそうなります。)主人公は15才の中学生、病気の母親のために男色趣味の軍人、堂島大尉の妾になる事で生活費を手に入れようとします。この時代公娼制度がありましたから、女性なら生活のために身を売るのは当たり前の事でありました。ゲイバーはすでに大正時代にありましたから、おそらく吉原や玉野井といった色町には、少年を置いている陰間茶屋があったものと思われます。ウリセン=男娼をおいた秘密倶楽部や、私娼窟もあったと思います。
物語は小雨の降りしきる場面が何回も出てきますので、初夏~梅雨の時期ーあの永井荷風の恋愛小説「墨東綺譚」を思わせますね・・特に主人公と相手役の堂島大尉が雨の日に道ばた出会うシーン・永井荷風のオマージュのように感じます。
主人公の回りにいるお節介な男色家の薬屋の親父と、その愛人の役者くずれの若い男・・色々と世話をやくこの二人は、どこか牧歌的な昭和の時代を象徴しているようです。体が大きくがっしりとした風貌の堂島は、おそらく九州出身の薩摩隼人でしょう。(明治~昭和の初めの同性愛をテーマにした小説には、攻め役はだいたい薩摩(九州)出身なんです。)華奢でか細い、美少年の主人公と相手役の対比が余計この物語の艶やかさと、なまめかしさを出しているんです。プライベートでは、和室で着物でくつろぐ堂島大尉、小雨のふる初夏の蒸しっとした季節、華奢な美少年との戯れ・・そして世間に知られれば、後ろ指さされる陰の世界・・それでも相手の堂島との愛を貫こうとする主人公の葛藤と悲しみ・・独特の雰囲気とリアルな時代設定 これは水上ワールドでも1位2位争う素晴らしい作品だと思います。続編があるのなら、ぜひ書いていただきたい。

「名もなき君よ」
戦場につれていかれ、人間と同じく特攻作戦に利用された軍用犬に対するレクイエムだと思います。短い作品ですが、犬の擬人化・一夜の関係を描いたこの作品は、たった4ページの作品なのにすぐれた反戦漫画だと思います。

「斜陽華族」
落ちぶれた貴族の生活サバイバルを描いたコメディータッチの作品です。
男3人という、エロ度満開の設定は女性ならみな萌えると思います。この作品は、リアルさというよりも内容と設定を楽しむ作品だと思います。
水上さんの作品の登場人物はどちらかというと、日本を舞台にする和風物よりも、欧米を舞台にした作品の方が本領を発揮すると思います。個人的にはごく平均的なBLボーイズラブ漫画だと思います。あまり特異な作品ではなく、単純に美青年・美少年の絡みで萌えたい女性には最適だと思います。


2

ファンタジーを求む!

 水上先生の軍服作品ですが、戦場は出てきません。戦争で父を亡くした速人が父の友人である堂島の愛人になるという、ありがちな設定のお話で、エロの時の「旦那さまぁ」とか萌えポイントも多いのですが、速人と堂島の体格差が大きすぎるし、堂島をけしかける隣の住人とその男妾は気持ち悪く、そしてストーリーが妙にリアルで、なんだか考え込んでしまいました。
 水上軍服はシリアスでもコミカルでも、男同士の関係がまわりからは黙認されていたり、認められている場合が多いのですが、これは違います。速人は友人たちからも近所からも、ましてや母親には母子共々自害するとまで言われます。
 世間からどんなに後ろ指を指されても一緒にいたい、堂島も人目をはばからず速人を愛している。二人が相思相愛ならそれでいいというラスト。私はもう少しファンタジーな方が良かったなぁ。

・『名もなき君よ』
 「この世の最後の想い出に」と隊長に抱かれる名もなき兵士。一体お前は誰だ?と思いながらもひと時を過ごすのですが…。軍用犬の擬人化です。沢山の手榴弾を背負って飛び出す軍用犬。たったの4ページで泣いた。私、犬には弱いんです。

・『斜陽華族』
 ちょっと風変わりな三角関係。没落貴族のルークと、彼を引き取る元運転手のアダム。アダムが昔引き取った、こちらも没落貴族だったマイヤー。
 マイヤーはアダムのために、ルークはマイヤーのために、それぞれが好きな相手のために自分の想いを隠して頑張ります。アダムは流されながらも自分の本当の気持ちに気が付きます。3人で一緒のベッドに乗りますが、3Pと言う程ではありません。アダム×マイヤーをちょこっと手助けするルークです。
 数年後、成長して現れたルークは攻めの香りがしましたよ( ´艸`)クフ

 水上先生はこの作品の後は商業の執筆はお休み中なのでしょうか?たしか子育てをしてらしたので、それがひと段落ついた頃に復活して欲しいなぁと思います。水上先生みたいな作風って中々無いですよね。もっと読みたいです!

1

耽美

待ってました(*´∀`*)ウホ
水上シンさんの新刊。
時代物~ですね。ブレナイって素晴らしいとおもうのです。
近年甘めな作品が多いような気がしますが。
(他の作家さんにしても然りですが、、痛いのは今や需要がないのかな)
表題作「男妾」
父親を亡くし、母を養うために仕事を探す受
最終的に~は、男妾としての。。。なお話ですな。
なんだかんだで、性的に手篭にしてしまう攻ってのがどーよ
もっと純真にいこうよとおもうわけですが、そこはジュネなのでw
張り型、薬、そして~な仕立て上げられていく様子がもう少し見たかったw

「名もなき~」
犬wwww犬www擬人w短い話なのですが、擬人モノって好き
前後を妄想で補いたいw

「斜陽華族」
マイヤーさん。
自分の気持ちをこれまでひた隠しにしてきたのだと思うと
萌え率上がりますなwwww手ほどきという名目で主人に触れることを許されての悦び。そしてこれからの~な展開が甘くてイイ
最終的に~なオカエリの話を読むと、旦那受もアリだと思えてしまうのです

1

古き懐かしき耽美エロって感じだねー

どっちかというとあっけらかんとしたエロが好きなので、
普段はこういう背後に重そうなものを予感させるJUNE本は買わんのですが、
「食わず嫌いもよくなかろう」
という理由だけで購入してみました。

うーむ、でもなんだ。背後に
「男妾である事の社会的制裁を共に耐え忍ぶ」
的な空気が強い作品って、自分にはきっついなーやっぱり。

二人が結ばれたからそれがハッピーで終了なのか?というと、
お互いがお互いの愛によって物凄く枷に縛られている状況はなんも変わってないわけで、むしろ病床から堂島と白城を刺しに来た母親、あのまま飛び出して行って大丈夫かな・・・とか「愛があれば大丈夫」とはとても言えんような複雑な気持ちに。

いや、息子が男に体売ってるのってキッツイよね・・・。

斜陽華族にしても、アダムは結局マイヤーによってルークと体を結び付けられつつ、
それでも実際にはマイヤーがルークと強くつながってることを知っちゃう・・・
という少年期にはあまりにも辛い現実突きつけられてるわけで、

キッツイねぇ・・・。

断片だけ読むとハッピーエンドなんでしょうけど、残り9割のバッドエンドっぽさが透けて見えすぎて「やっぱり耽美エロ」は自分には苦しいのだなぁ・・・と思わされました。

1

軍のカラーは薄めです

水上シン作品は安定のというか、もう安心して読めます。
始めて読んだときは、ぶっとびなのがあって目がテンになったこともありましたが、この本はそういう意味でも比較的落ち着いて、しっとりと耽美を味わうことのできた一冊。
軍人は登場しますが、中間に1本入っている戦地でのファンタジー超短編(大ジュネ冊子掲載)を除いて、軍設定ではありません。
どこに萌えるかというと、普段だったら軍服のストイックな・・・というところですが、
純粋無垢な子供が調教される様はもちろん、今回は大人と子供の体格差とか境遇でしょうか。
載っている中2本とも、没落した家の子供という設定でしたので。

表題、
父が戦死し病弱な母親との母子家庭になってしまった主人公・15歳。
学校を辞めて働こうとするのですが、細くて小さい身体ではどこも雇ってくれない。
母の薬代、生活費をなんとしても稼ぎ出さなければと、思う主人公に声をかけたのは、
父の友人の軍人・堂島のとなりに住む薬屋のジジイとその男妾。
主人公が職探しに来たとき目に付き、堂島をそそのかしたのです。
堂島をご主人様として働く、という意味に普通の下男を想像し、父が亡くなったときから優しくしてくれる堂島に憧れた主人公は堂島の家に通うことにするのですが、待っていたのは・・・

題材としてはシンプルな内容です。
そそのかされ、それでも生活のためという実質と、憧れる部分との葛藤。
もう純粋だった学生の自分へは戻れないというあきらめ、
男妾を知られたときの世間の冷たさがあり、主人公を苦しめながらも、とうとう事実を知った母親によって引導を渡されて覚悟するという、
自らの意思で堕ちていく純真無垢な少年を描き出しています。
堂島は欲情に暴走しそうになりますが、彼にもためらいがあります。
煽るのは隣人のジジイと男妾です。
調教開発はされますが、その絵柄はとても綺麗です。
堂島と主人公の体格差が、抱いたら壊れそう!というくらいのすごい差なのが驚きますw

【名もなき君よ】
激戦の南方の島で、上官にこれで思い出にと身体を重ねるのを希望した名も無き一兵卒と抱いた上司。
実はこの名も無き兵は、軍用犬!?
この彼は手榴弾を身体に巻きつけて敵陣へ・・・
ああ、、、軍用犬の特攻です(涙、、、)
これぞ戦場モノの醍醐味(悲愴に思う方は読まない方がいいです)

【斜陽華族 】
親が事業に失敗し子供・ルークを残して夜逃げしてしまう。
借金取りに売られそうになるところを助けてくれたのは運転手をしていたアダム。
彼の家に連れて行かれお世話になることに。
アダムはこのルークに密かに恋心めいたものを抱いていたのです。
彼の家に行くと使用人のマイヤーがいます。
彼も没落貴族の息子で、哀れに思ったアダムに拾われてかれの家の使用人になったのですが、密かにアダムが好きなのです。
それを知ったルークは、マイヤーの想いと叶えてあげようと、自分を教育するフリをさせて・・・

ルークがアダムではなくマイやおーを好きになり、マイヤーはアダムがルークを好きだから望みを叶えてあげようと、それぞれが好きな人のために、というというのがよかったですね♪
これもアダムの優しい人柄か?
アダムが純情で悩んで寝不足になったり仕事に支障をきたしたりとか、人の良さがでていて好感の持てる人だけど、鈍感www
ラスト、なかなかに面白かったです。
できうれば、番外編でアダムとルークに愛されるマイヤーという3Pが見られるのかと思ったのですが。。。
これはひょっとして、全サのペーパーならいいな~

比較的読みやすい1冊にしあがっていたと思います♪

0

朴訥なオヤジ攻め様興奮

男妾と斜陽華族の2本立てで、もちろん舞台背景は戦中なのでしょうね。
シブイ軍服来た攻め様が初々しい友人の息子に欲情してしまうお話でした。
父親を亡くし、病気の母親と二人っきりになった受け様、これから誰に頼る事も出来ず
不安な日々を過ごす事に不安と焦りと悲しみを抱いている時に父の友人の大尉の
攻め様に、優しく声を掛けられ・・・・
そして、何か困った事があったら訪ねてくれと言われたが、そんな事も出来ず
でも攻め様の優しさには惹かれている。

そして攻め様はと言うと堅物軍人なのに、受け様が欲しいと思ってしまう。
その思いをなじみの医者と男妾に知られそそのかされるがままに望みを叶えてくれると
言う言葉にのってしまうのですよ。
オヤジの純情を見たような気がします。
もちろん、年の差カップルは色々な障害を乗り越えハッピーエロになります。

中間に「名もなき君よ」って言うショートがあるのですが、これは擬人化でした!
軍用犬が愛する人を守る為、そしてその思いをたった1度叶える事が出来た時・・・
う~ん短編なのにジ~ンとしちゃう動物もの。

斜陽華族は三角関係もので、華族のお坊ちゃまが落ちぶれ寸前で、ボディーガードを
していたアダムに助けられるて、匿われる。
でもアダムの家には執事がいて、その執事はアダムが好きで、アダムは守るべき存在の
お坊ちゃまが好きで、お坊ちゃまは執事が好きって感じの交錯する思いです。
でも案外軽いノリで展開されるお話でした。

1

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