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表題作香港貴族に愛されて(文庫化)

香港貴族 アレックス・ロー
高辻真己

その他の収録作品

  • ベッドの中のつがい

あらすじ

世界を廻る旅の経由地として訪れた香港で、
真己は学生時代の恋人・アレックスと再会を果たす。
アレックスはかつて真己がただひとり本気になった相手だ。
しかし、アレックスにとって真己はただの遊び相手だと知ったとき、
真己はなにも言わず、アレックスの前から姿を消したのだった。
あれから数年、いっそう魅力を増したアレックスに真己の心は揺れる……
一方、思いがけない再会はアレックスにある決意をさせた。
めぐり逢い、すれ違うふたりは──
大人気貴族シリーズ第二弾、文庫化!

名作が文庫にて再び登場!!

(出版社より)

作品情報

作品名
香港貴族に愛されて(文庫化)
著者
遠野春日 
イラスト
高橋悠 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHY文庫
シリーズ
恋愛は貴族のたしなみ
発売日
ISBN
9784813041047
3

(6)

(1)

萌々

(1)

(1)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
15
評価数
6
平均
3 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数2

もうひと押し欲しかった

いわゆる再会モノです。
真己(受)がメインですが、アレックス(攻)からも語られます。
そのため、互いに別れを選ぶことになる心情は分かりやすいのですが、二人とも弱腰です。

大学時代も、再会してからも、アレックスの婚約者であるカリーナの策略で誤解を生じることになるのですが、真己はともかくアレックスはもう少し押しが強くできなかったのかと疑問でした。大学時代の別れを後悔しているのなら、再会してからはもっとガツガツいって欲しかったです。真己のパスポート盗んでまで足止めしたのは良かったのですが。

それと、カリーナが終始強気な女性だったので、もっと二人が騙されても仕方がないと思えるような表裏のあるタイプだったら二度目に騙されたときも納得できたのになと思いました。

セレブな攻にしてはちょっと押しがいまひとつ。
表紙イラストでは強気な印象だったのですがそれ程でもなかったです。

シンプルなストーリーでしたが、その分、二人の揺れる心情は分かりやすかったです。

0

すれ違い過ぎ

貴族シリーズ文庫化再販第2弾、シリーズの中で1番イライラさせられる作品。
言い切りましたが、あくまで個人的感想です。
学生時代の同級生で、同じ寮で一目ぼれ同士で当たり前のように恋人になった二人。
でも、攻め様の従姉妹で幼なじみである、自称攻め様の婚約者の企みで攻め様に何も言わず
離れてから6年目に思い出の地であり、攻め様の故郷での再会ストーリー。

何がイライラするって、攻め様の従姉妹に対するフェミニストぶりでしょうか。
攻め様のいないところで受け様を苛め抜く怖い女が、始めから終わりまで二人の間を
引っ掻き回すことで、主役二人が誤解し合い擦れ違うという内容なのです。

攻め様を廻る恋のバトルならイライラも少ないかも知れないが、一方的に従姉妹に
嵌められ、攻め様に真実を問うことも無く逃げてしまうヘタレ受け様。
まぁ、好き過ぎて自分に自信がないからの行動みたいなのですが、イラつきます。
そして1番は攻め様の態度、受け様を誰よりも好きなのはわかるけれど、
攻め様の従姉妹に対する態度や言動が受け様を不安にさせている元凶なのですが、
端から従姉妹を相手にしていないからなのか、昔から二人の間に入ってくる従姉妹に甘い。
受け様が誤解しちゃうのももっともだと思える内容なんですよね。
攻め様の態度がはっきりしないから、彼女もつけあがるのかなんてお話でした。
ただ、攻め様は傲慢でもなんでもなく、受け様一筋で基本甘いお方なんですよね。
我儘で傲慢な女性に振り回される哀れな恋人たちって感じです。

0

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