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その突然の死から5年…単行本未収録分48ページを加え、堂々の決定版!!
ある意味幻の名作
作者が亡くなって完結しないままの禁断色の濃い兄弟ものストーリー。
個人的にはこのハードな兄弟のエロシーンはかなり好きでした。
既刊も持っているのですが、下書きがプラスされた文庫版も既刊が既に黄ばんでいるので
お高めだけれど購入してみました。
しかしながら、ホントにまるっきりの下書きで、イラストを想像しながら読むのは
絵心が無い私にはかなり困難な感じだけれど、いっそ諦めて言葉だけで頭の中で
組み立ててみると、イラストが無いにも関わらずやっぱりエロテックなんです。
未完のままで終わった作品ですが、鬼畜で、ヤンデレ兄とMに完ぺき調教された弟
その弟の友人、そして兄の同僚、深い禁忌の闇が見えるストーリーですが名作だと
個人的には思うわけで、誰かこの流れを汲んで描いてくれる人がいないかとか、
でもやっぱりこの作家さんの未完なままで読者が想像する事がいいのかもと
読み終えて再び悶々しちゃうのです。
文庫版・愛蔵版・コミックス版を比較してみて
愛蔵版、コミックス版ともに読んだことがあります。
この文庫版は、愛蔵版とコミックス版のいい所どりをした感じでしょうか。
愛蔵版は「ラブプリズム」６話のネームがありましたが、お値段が高かった。
ついでに「劣情プラトニック」は収録されていませんでしたし。
文庫版は、コミックス版の内容に「ラブプリズム」６話のネーム＋「20P漫画作品下絵」も追加で収録されているので、漫画を読みたいというのなら文庫版がおすすめです。
愛蔵版に収録されていたカラーイラストは数点がモノクロで収録されていました。
ただ、愛蔵版に収録されていた解説記事などは収録されていないので、これが読みたければ愛蔵版をおすすめします。
文庫版の欠点は、サイズが小さくなったことで、ただでさえ読みにくかった６話ネームがさらに読みにくくなった所でしょうか。
「20P漫画作品下絵」も読みにくかったです。
６話ネームや下絵作品とかは別に読まなくていい、読みやすいサイズがいいという方はコミックス版の方がおすすめです。
お話の内容としては、これ１８禁にしなくて大丈夫だったの・・・？という感じの所も。
凄いプレイの数々でした。
ダメな方は本当にダメであろう作品だと思います。
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