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いやー、やっぱりこの主人公、受け付けません。
初恋もまだで、そういう方面の知識がゼロ。
男にやたらと好かれるけど、相手との認識のズレがある。
そんなキャラは好きな方なのですが、この作品の主人公は、何度読んでも合わず。
男を惹きつけるフェロモンを出しまくっている竹中は、とにかく男にモテる。
学生時代、襲われる度に守ってくれたのは生徒会長だった南で…。
大学の研究室で再会するところから始まるのですが、竹中が最初から嫌なやつです。
そこで気付きました。
ズレてるんじゃなくて、この子のは無理解。
男を恋愛対象にする男を全否定して、自分に向けられる好意や劣情も「僕は男です!女に見えたんですかね?」という認識で、痴漢被害に遭って助けられても、お礼も言わず、助けた方に説教をして、加害者に謝罪ですよ。
ここまで来るとやりすぎというか、ここまで頑ななだけの子に萌えるひとはいるのだろうか?と首を傾げずにはいられませんでした。
南に対しても、先輩たちに襲われたところを助けてもらって、さらに反応したムスコさん的存在の処理までしてくれたのに、「先輩は僕にあんなことをして…!」
…え?
襲った先輩たちはスルーで、先輩だけ恨みつらみ対象?
浜辺で子供たちにいじめられていたところを助けられて、「あの浦島のヤロー…!」なんて何年も浦島太郎を恨む亀はいませんよね?
すごい逆恨み。
そこへ学部生まで参入してくるものの、この子の役割が想像の真逆へ突っ走っていて、「ごめん…、そういうの無理」としか思えず。
いろいろなエピソードが詰まっているものの、終始無理解かつ感謝の気持ちのない主人公に気持ちの変化が起ころうと、「恋とは何ぞや」と悩もうと、「嫌い」という気持ちしか絞り出せない自分の狭量さに落胆です。
同時収録もこれまた合わず。
双子の妹に虐げられてきたせいで引きこもりになった真と、幼馴染みっぽい了平。
「オーディションに行くから代わりに学校行け」という妹も母親も理解できなければ、「俺と真琴(妹)は付き合ってる」と言われてからの切ない部分も短すぎて…。
昨日から鷹丘さんの作品を読み直しつつ、レビューを書いていなかったものに記録を残しているのですが、初読で萌えなかったものが萌えるという素晴らしい体験が続いていたので、調子に乗っていたのかも。
合わないものはやっぱりだめでした…。
感覚のズレじゃなくて、無理解。
感謝すべきひとにツンケンして、怒るべき相手に謝罪するようなキャラが好きな方や、「生まれてこの方、一度も腹を立てたことがない」という方にはおすすめです。
黒髪メガネ、天然受け。高校生の竹中は、ホントに愛らしかったりもするんですが。
いかんせん、馬鹿過ぎる‼︎ 天然も度が過ぎると、少々イラっとします。
しかも「男同士なんてあり得ない!」と、バッサリ。ゲイ全否定。
無自覚にエロいフェロモン垂れ流してる癖に危機管理も無い。
何度も襲われかけているのに。
そんなおバカな竹中を「かわいすぎる…。」と、惚れ込んでいる南先輩。
強引に迫る事なく、守り、フェロモンに当てられながらも手を出すのを我慢している。
「手を出すのを我慢できる奴が、お前のこと本当に愛してるってことじゃねえの?」
どこまでも紳士。
途中、当て馬が出て来たり、竹中の方にお見合いがあったりと、揺さぶりがありますが。
情けない事に、女性とはダメかも…。と、吐きそうになり。自分の性癖にやっと気付く。
諸々ツッコミどこは満載ですが。
辛抱強い南先輩に評価して、「萌」で。
同時収録は、双子なりすましモノ「いつの日か輝くだろう」どういう意味⁈な、タイトルのショートストーリー。双子の妹が学校をサボってオーデイション(何の?)を受ける為に、代わりに妹になりすまして、女装して高校に通う真。そんな真に、幼馴染の了平は、「妹とオレは付き合ってるから。」と嘘をつき、キスしてきたり、馴れ馴れしく肩を抱いたりする。
妹と了平が? と、全然気付いていなかった事に何故かショックを受ける真。
もちろん実は了平が好きなのは真の方で…、というお約束展開。
何が残念って、リアルに女の子の筈の妹が、女装した男にしか見えないっていう。
そりゃなりすましも成功するよね!
絵柄は好みなんですけど…表紙の絵柄が良かっただけに、想像と中身のギャップを感じたところは残念でした。
設定に無理がある印象は受けるものの、ここまでとんだ設定だと、逆に清々しい位!
なんとなく可笑しくなってきて、爆笑しながら読ませて頂きました。
深く考えずに、さらりと読む感じの方が楽しめるかな〜と思います。
元高校時代の先輩後輩だった、南 × 竹中は、大学講師の同僚として再会します。
竹中が大変変わった人物でした。
何故か男にモテるフェロモンが出ているらしく、昔から男に襲われる体験ばかりしてきた竹中。
ただ、何度も身の危険を感じ続けているのに…相当ズレた人なので、自分が男にモテやすい事にさえ気づいていないような人。
天然とは違うし…ニブイというか…うまく表現しにくいんですけど、激無自覚人間君なのです(笑)
男が男を好きになるとか、男同士の恋愛がこの世の中に存在することさえ思っていないようなタイプ。
だから、自分が男性に好かれるということなど、頭にもないので認識できていないんです。
しかも、一生に一人の人を愛すべき…という恋愛持論を持っているというような堅物君です。
そんな竹中が、昔襲われかけていた時、助けてくれた南と再会し、恋をしたこともなかったのに、南に対してだけ感じる心の揺らぎに戸惑い始めます。
そこに、これまた凄いキャラの学生•沢村という自由人間も加わってきて⁉︎
彼の豹変ぶりには驚かされました!
竹中の中にあった、普通という概念と、初めての感情(恋心)の間で葛藤しながら『好き』を自覚するまでが描かれていきます。
南が理想的過ぎて、本当にいい人過ぎ(笑)
密かに竹中を影ながら守っていた南。
ここまで一途でかっこいい人って存在するのかな〜と⁉︎
半端ないらしい欲情フェロモンに、よく我慢して耐えられていたな〜と思いました(笑)
ただ、彼の行動や言動が、竹中を変えていく所は好みでした。
エロシーンの表情の描き方は色っぽくて好きです。
そしてお互いが凄く可愛らしく見えるのも良かったです。
描き下ろしの竹中の、言っていることは拷問のような事なのに、本当の想いは⁉︎
この後のムラムラさせられる表情なんかはサイコーでした。
耐え続けた南に感動します(笑)
本当に長い想いが報われて良かったな〜と思いました。
短編が1話同時収録されています。
双子の妹の身代わりに女装して学校へ行くことになってしまう、女性恐怖症を持った弟君と、隣に住む幼馴染み君のお話。
腹黒?強引な攻様とツンツン可愛らしい受様のやり取りが楽しかったです。
散々妹に振り回され続けた人生!
恋を自覚して恋人になった2人の今後の展開が凄く気になりました。
ツッコミたい所はあるものの、お話は楽しく読めたので良かったです。
ドタバタコメディを読みたい時にはいいかもしれません。
恋愛に疎くていつか初めて好きになった人と結婚する…!みたいなカタくて古風な恋愛観?を持つ竹中はなぜか男にモテモテ…
急に先輩たちに襲われたり痴漢されたり知らない男にストーカーされたり…
そんな竹中を守ってくれてたはずなのにオナニーの仕方を突然実地で教えられてからちょっと疎遠になってた高校時代の先輩、南が同じ職場で働くことになって?!
…という、BLドリーム・BLご都合主義炸裂の今作…
野暮ったい系マジメメガネ竹中がなんで男にモテまくるのかいまいちわからず…
モブ姦見学・青姦・オナニー手ほどきなどなど…あまりお目にかかれないおいしいシチュエーションwが登場しますがやや唐突な印象で萌えきれなかった気がします…
後は…お見合いのシーン…。あの…なんていうか、お見合いの席でいきなりキワドイ話題振ってくる相手の女性も女性だけど、大人なのにあの対応はないよな…
という、本筋とは関係ないかもしれないとこまで気になってしまって、ちょっと入り込めませんでした…
竹中も攻の南先輩も当て馬のガタイが良くてスポーツ刈りなのにビッチ受wな沢村
も、こんなやつおらんやろ…みたいな。
あまりに性格付けにリアリティがなさすぎて、どうしてこういう行動になるの?!!みたいな場面が多かったのです…
むしろストーリーがぶっとんだギャグとかなら、逆に気にならなかったのかもしれないですが…う~ん…
大学職員宿舎でいきなり男に襲われそうになった竹中ですが、彼にとってこれは初めてのことではありません。
その上、高校時代の先輩である南との再会が物語を大きく動かしていきます。
竹中の天然すぎるほどの純情っぷりがかわいいのですが、その反動なのか学生の沢村の生々しいシーンが余計目立って見えました。「心なんてなくても男はいきますから」と言われてるとやっぱり複雑な気持ちを感じないではいられませんでした。
でも結局、南も竹中のフェロモンに当たっているのが何とも言えません。(笑)