優しい年下(ヘタレ?)くんと寂しいメガネ美人。お隣同士、不毛な恋から抜けだす方法。

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表題作好き、かも。

向井北斗
隣りの部屋の1年生,祥祐,同じ大学の学生
大島伊織
同じアパートの大学2年生

同時収録作品ピンクな果実

陽太
恋人
零一
乳首が気になる恋人

同時収録作品愛玩カレシ

市橋一樹
製薬会社営業
塚田隆広
耳鼻咽喉科医

その他の収録作品

  • おまけ

あらすじ

アパートお隣りの大島さんは、同じ大学の1コ上。
「カレシ」が出入りしてて、アノときの声が聞こえてちょっと照れちゃうけど、会うとなんだか寂しそう。
ついお節介にも、話しかけたりご飯誘ったりして、一緒にいると楽しい。
「たまに来てる人、彼氏?」ってきいたら「違う」って…。大島さん、そいつやめて、俺にしませんか?

収録作:好き、かも。/ピンクな果実!/愛玩カレシ

(出版社より)

作品情報

作品名
好き、かも。
著者
白桃ノリコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784796403931
3.5

(37)

(5)

萌々

(14)

(15)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
11
得点
129
評価数
37
平均
3.5 / 5
神率
13.5%

レビュー投稿数11

ネコとメガネは最強

3作品収録の短編集ですが、
表題作が一番長いのが良かったです。
それでも、もっとじっくり読みたいと思わせるくらい、
好きなお話でした。

【好き、かも。】
アパートの隣同士で同じ大学の北斗と大島の話です。

時々、男を連れ込んでいる大島は、
会うといつも少し寂しそう。
セフレの事が好きな大島ですが、
向こうは付き合う気はなく、約束もすっぽかされてばかり。
そんな時に出会ったのが優しく面倒見のいい北斗で、
寂しそうな大島を気にし、
何かと世話を焼いてくれる存在です。

北斗といることで心が安らぎ、
幸せな気持ちで満たされていく大島の変化が可愛かったです。
少しのすれ違いや誤解はあったけど、
しっかりセフレと決別し、気持ちを確かめ合った二人。

奥手な優男にみえて、Hには積極的な北斗が意外でした!
最初から飛ばすねーー!という感じ^^

猫の小鉄も可愛く、
北斗に甘える小鉄を羨ましく思う大島も可愛かった。

大島のセフレ・祥祐の気持ちはよく分からなかったけど、
なんだか気になる存在ではありました。
もっと本心を覗いてみたかったです。


【ピンクな果実】

恋人同士の二人のお話です。
攻めが受けの乳首をいじりすぎて、
大きくなってしまったことに悩む……という、
可愛くてどうでもいいお話です(笑)


【愛玩カレシ】

これは、攻めが好きじゃなかったです。
元カレの職場に仕事で訪ねるのですが、
受けの方は離婚しています。
そこに漬け込む攻め……

そもそも、攻めの浮気が原因で別れたのに、
今でも受けのことが好きだと言うんです。
そしてマンションの鍵を渡し、
何日後に来るかなー?なんて考えてるの……

好きじゃなかったなぁ……


評価は、ほぼ表題作に対してです。
同時収録作は、好みが分かれる作品だと思いました。

0

淡泊な作品集

表題作シリーズと2つの短編が収録されています。
雑誌に掲載されたのが2010~2012年。
表題作は大学生が3人登場しますが、控えめな三角関係なのかな?
大学生になって引っ越してきたアパートの隣人が同じ大学で、ワンコな1年生はこの先輩と仲良くしようとするのですが、実は先輩には一緒に寝ている相手がいて…という展開。
一方通行の片想いで切ない展開のはずなのですが、いかんせん私にはあまり切なく感じられなかったです。描写が淡泊というか、あと一歩という所なんですよね…。
1年生が野良猫に優しかったり、先輩にワンコなところは萌なんですが。

同時収録作品は掲載雑誌にテーマがあったようで、一つは「ちくび」、もう一つは「白衣deドM」だったようです。
どちらも短い作品でサラッと読めました。

0

誰でもよかったわけじゃない、と思いたい

たまにクセのあるいいキャラを描いてくれる作家さんですが、今回はわりとノーマルというか、良い子なキャラが多かった印象です。

■好き、かも。
表題作。
お節介で好青年な年下君×女々しいゲイの隣人(大学の先輩)。
受けが非常に女々しいうえに流されやすい。もう少し自分がある子ならよかったのに…
心が弱ってたあのタイミングで優しくしてくれるなら別にこの攻めじゃなくてもよかったんじゃん…?
と思わせるくらい軽いレンアイに見えてしまった。。。
そうなると攻めの子はとんだとばっちり食ったなーというか…
受けのどこに惚れたのかいまいちわからん(=ε=)

■ピンクな果実
乳首おっきくなっちゃったって慌てる受けがおバカっぽくてかわいい話。
どうでもいいけど、この作家さんの描く乳首がことのほか好きなんだな私…と気づきました。(なんだこの報告…)

個人的に女々しいキャラが苦手だったので辛口になってしまいましたが、ちょっと臆病で大人しい子の恋愛が好きなら楽しいかもですね~(・∀・)

《個人的 好感度》
★★・・・ :ストーリー
★★・・・ :エロス
★★・・・ :キャラ
★★★・・ :設定/シチュ
★★★・・ :構成/演出

1

絵柄の割にエロは濃い。

表紙だけ見たらほんわか~な感じですが
エロシーンは意外に濃い!!エロイ!(笑)

主人公・・・あれ、どっちだ?
途中で視点が変わったりして面白かった。
隣人の美人様はゲイでビッチ寄り(笑)
そんな彼に惹かれるワンコ君。

美人ビッチくんが意外に可愛くて好感もてました(笑)
へんにツンデレしすぎてないところがいい!!
優しいタッチの割にエロシーンがしっかり描かれているのにはちょっとびっくり。
でもおかげで萌えられましたw

サブストーリーもはいってますが、本編がおすすめ。

1

王道だけど、ちゃんとトキメキを感じる

白桃さんをじっくり読んだのは初めてですが
以前何か読んだ時には
「エロはあるけどラブが足りないかも…」なんて
生意気な感想をもったような。

ところがこちらは
自分と会っている以外は何をしているのかわからない、
好きだと思っている男より
最初はた迷惑だと思った優しい年下の隣人に
どんどん惹かれていく様子がわかりやすく描かれていました。
弱っている時に優しくされたらよろめくに決まってる。
酔った勢いでキスを仕掛けても
避けることなく接してくれたらなおの事。
一緒にいる時間が増えるごとに、好意も増すのは当然でしょう。

祥祐に無理矢理迫られた姿を向井に目撃され
それがきっかけで向井の態度が変わって心を痛めるのも
常套といえば常套なのですが
やっぱり不可欠なエピソードですねぇ…。
年下ワンコには絆される。当たり前。

ちょっと伊織が泣き虫さんなのが個人的に残念でした;
もう少しツンでも良かったかなー…。

『ピンクな果実』
出た!乳首敏感くん!w
盛り過ぎだろーと思いつつ、
リアルで“イイ”と言う男性もいるみたいなので、
やはり性感帯は個人差があります、という事ですねw

『愛玩カレシ』
浮気をする攻めはやっぱり嫌ですよ…。
「一番好きだよ」なんて、二番目も三番目もいるって事じゃないすか!!
不実な男を好きになってしまったらしんどそうだ。
でも、マンションの鍵を渡してくれたという事は、
やっぱり今でも自分を好きでいてくれてるのは本当なんだ、って
思わせといてもしかしたら!?と考える私は捻くれてますねw
いくら離婚したからと言って
隙を狙って仕事語って口説きにくるなんて
なんか信用出来ない気持ちになってしまいました。
そこにつけいるくらい、受けを好きなんだって事なのかな。

でも表題作が誠実な攻めだったので
なんだかんだで楽しませていただきました☆

2

ほんわり

隣の美人さんのアンアンが聞こえた翌日に顔合わせるとか。。。
どーなのよ(ノ∀`)モエ
ともあれ、淡く可愛いお話でした。
攻が素朴ってのは代え難い武器だと思うのです。
普通っぽいってのはいかに萌えるのかというな。
ガツガツした男前攻も嫌いじゃないのだけれど、癒やし系ってのがイイ。
好きな男はそっけなくて、好きが見えない相手。
相手が望むときにやってきて、抱かれるだけの生活。
淋しくぽっかりの胸にすっと入ってきた相手とは・・?!
なお話なのでありまして。
距離が近くなって、居心地よくなって。
「あ、キスだ」と勘違いして目をつぶる受が可愛かった。

ピンクな果実~なお話は
乳首が肥大化してしまっているのでは!?となやむ受の話。
なんだかんだで可愛い悩みだなぁおい(ノ∀`●)ポッ

あいかわらず巻末の4コマは癒しです。
こういう遊びネタの方が巧い気がするんだよなぁ

0

私も好き、かも。

内容はとても綺麗にまとまっていたと思います。
絵柄は最近よくある感じですね。
完全にこれぞBL、まさにBLファンタジーという感じの内容でした。
ノリが二次創作的かな。
なんといいますか、最初から予定調和が見えていた感じなので。

ただこの作品はちゃんと主人公たちの気持ちを丁寧に描いているので、そこが好印象。
受けの伊織はちょっと泣きすぎかな。

これはBL初心者さんにはお勧め。
割とライトだけど、きちんと読める内容かな、と思いました。

1

ほのぼの系略奪愛w

壁のうっすいアパートの隣室から漏れ聞こえる喘ぎ声にドキドキしつつも健全な生活を送っていたワンコ系イイ人年下攻・北斗
恋人を作らない主義の想い人と体の関係を続けていることに悩んでいる、北斗の隣人・伊織。
ふたりが惹かれあう描写も丁寧で、略奪ものですが、あっさりキレイめな絵柄と相まって、ドロドロ感のないさわやかさすら感じるストーリーでした。
おりこうワンコ×美人ネコなカップル!あとがきのオマケ4コマが何気にふたりの関係をすごく表している気がして好きです!ほほえましい^^

伊織の旧想い人・祥祐のスピンオフが読みたいなぁと思いました。
伊織に気持ちがないわけではなく、恋愛感情があったのに、カラダだけの関係を続けたのはなぜなのかなーと。
ボヤボヤしてる間に伊織をワンコにかっさらわれてしまったので、ぜひいい恋人を見つけてもらいたいw

2

恋って難しい

大学生同士の三角関係みたいなお話で、受け様はセフレの延長みたいな彼氏と
Hだけの関係を続けているけれど、ホントは普通の恋人同士みたいな関係になりたい。
でも、付き合い始めに彼に言われた特定の人間とは付き合わない宣言があって、
受け様は次第に大人の関係みたいな、後腐れがないようなフリをする事に疲れ、
ただ待つだけの日々が辛く寂しいと思うようになる。

そんな時に隣人で、同じ大学生の攻め様から親しく話しかけられる日々が始まり、
次第に友人のように仲良くなっていくんです。
攻め様の優しさに触れる事で、徐々に気持ちがカレから離れていく。
でもその彼との関係も、お互いがすれ違っているだけみたいなんですよね。
でも、受け様は一緒にいて安らげる攻め様との時間を優先するようになるのです。

そして、彼は受け様が自分から離れて行きそうになった時に受け様に好きだと告げる。
でもその時には受け様の心は攻め様に傾いていて、後戻り出来ない。
受け様と彼はどこかですれ違った気持ちを修正できないまま離れてしまうことになるけど、
好きでいる時の温度差がズレてしまった結果なんだろうと感じます。

いつでも傍にいて、自分を見てくれる人に気持ちが行ってしまうのは自然だけれど、
彼もちょっと可哀想ではあるけど、自業自得なんでしょうね、なんてお話でした。

1

不実な好きな人より優しい隣人

白桃さん、10年の作品から見ていますが、絵もおはなしもどんどんうまくなっていってますね。
今回の作品は、いままでの中で一番よかったかも?
よくある、っていえばよくある展開なんだけど、
この犬×猫の具合、とくに猫の気持ちの変遷がきちんと読ませて、何だかすごく共感できるものを呼びます。
まさにこの題名「好き、かも。」なんですが、その過程がよかったな~♪

伊織の好きな人は、特定の人をつくらない主義で、伊織は大好きなんだけどセフレでしかないのが寂しくて辛いんです。
そんな伊織に気安く声をかけてくるのが、隣りの部屋の住人で大学の後輩になる北斗。
姿を見かけるたびに声をかけてきて苦手に思うんだけど、好きな男に振り回されて落ち込むのを癒してくれるのは北斗なんです(精神的にね)
一緒にいると楽しい。
でも、恋人(一応)も気にかかる。
さて、決めては一体何で、どっち?

もちろん言うもがなですねw
遠くの親類より近くの他人・・・例えが悪い!?
伊織って友達少ないって言ってましたが本当みたい。どちらかっていうと恋愛体質の人なのかもしれませんね。
北斗も友達少ないっていってましたが、部屋に友人を呼んでゲームしているところに伊織が訪れて、
その時、自分は特別じゃないんだ、って思ってしまう思考。
ちょっと女性的だな~と思わなくもないけど、恋愛って独占欲ですもんね。
伊織に共感するところ結構大きかったです。
北斗は、まさにワンコって感じで嬉しそうに尻尾振ってる姿が好感持てます♪
彼も彼なりに葛藤があって、ちゃんと伊織の事を考えて悩んでたんです。
ちょっとイイナ☆って思える組み合わせが、とても素敵でした。

【ピンクな果実】
出典はテーマアンソロ「ちくび」
乳首が大きくて目立つから、海に行くのがヤダー!という恋人。
男子にとっても乳首は大問題なのねwww
でもね、せっかく乳首が大きい設定だったら、きちんと絵で乳首でかい表現してほしかったなwww
これだと乳輪がでかいだけ?色が濃いだけ?
悩むほどデカイという特徴がわかりづらかったのwww

【愛玩カレシ】
題名だけ見るとJUNEのエロエロ単行本みたい(笑)
すれ違って別れた元恋人同士がよりを戻すおはなしですが、
テーマアンソロが「白衣deドM」なので、そういう流れです。
ただ、ドMかどうかは?どちらかというと攻めの傲慢な若干鬼畜入ってるのが目立って、それを受容してるからM?という
短い短編なので、そのあたりは。。。

1

鏡像の光景

出版社からのあらすじが既にネタバレの様な
ものですのでなるべく違う表現を試みます。

表題作は昨今のBLのお約束の一つを綺麗に
逆手に取った上で王道に回帰させている
巧みな作品です。
ただ、どの登場人物にも救いを残している点に
やや物足りなさを感じる方もおいでかも
知れません。
タイトルに含まれたものを綺麗に膨らませた
佳作でしょう。

併録作2作は実に好対称ですね。
そしてここにも不幸になっている人は多分いません。
ええ、多分いません。

4

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