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失恋と同時に恋をされる側の痛みを知る――幼なじみのセンチメンタル・ラブ
ララ子先生時代のお話が甘くて切なくてキュンがたくさん詰まっていて大好きです!
『花畑と別れ話』は幼なじみ3人組のゆいじとたくや、女の子のあきのお話です。それまでずっと一緒だったあきに突然彼氏ができ、今まで当然自分の事を好きだと思っていたたくやは失恋を味わいます。ゆいじに慰められていると、唐突にゆいじはたくやの事が好きだったと告白して…!?
失恋と同時に追われる恋を知る…というお話の展開!も〜ぅ、ゆいじの距離の詰め方が高校生とは思えないほどの絶妙な距離感で、たくやじゃなくても意識しちゃうドキドキが止まらないセリフを言ってくれて…!
たくやはたくやで、次第にゆいじを意識し始めて今度はあきにヤキモチ妬いてしまったり…。青春っ!青い!!恋愛っていいなぁ!!!
女の子のあきもストーリーに出てきますが、自分の恋愛に悩む可愛い女の子で嫌な感じはありません!
最初の告白ではちょっと大人びて見えたゆいじですが、風邪で寝込んでいる時は年相応の高校生って感じで甘えも出してきて…ゆいじとたくや、可愛い!!こうやって恋になっていくんだなぁって過程が丁寧に表現されていて若い青春のキラキラにほこほこします♡
表題作の他、『バイバイベイビー』も収録。
こちらは喧嘩ばかりするカップルを取り持ってくれる義兄弟の小さな男の子が登場します。有り得ないだろう…という家族構成ですが、こちらも切なくて甘いお話です♡
どちらも軽いキスシーンのみ。
表題作は花畑と別れ話で、ゆいじくん×たくやくんの幼馴染コンビの恋のお話でした。
仲の良い幼なじみ3人組のたくやくん、ゆいじくん、あきちゃん。
このあきちゃんという女の子が本当にいい子なんです!bl作品の中での女子キャラは当て馬が鉄則ですが、この作品ではたくやくんがあきちゃんに失恋したところから物語が動き始めます。
失恋のショックを隠せず泣いてしまったたくやくんに、ゆいじくんが突然告白してきたのです。
ずっと尊敬していて、いつもそばにいた幼馴染が自分のことを好き、、?!
たくやくんはめちゃくちゃ混乱します。
でも、あれ?ゆいじは何も言ってこないし、前と態度も変わらない。まさか、俺の勘違い、、?そう、たくやくんが思い始めた頃、「まあ俺も、返事聞きたいんだけど、、本当はさ。」というトドメの一言をゆいじくんが漏らすのです。
それから、たくやくんはゆいじくんを避けるようになります。
ですか、お互いの気持ちを素直にぶつけあうことにより2人は結ばれます。やっと付き合った、、!私は時間と引き換えに彼らから大きな感動をもらえました。
ありがとう、たくや。ありがとう、ゆいじ。ありがとう、小嶋ララ子先生、、。
2人のその後を描いた、描き下ろしがあったのもよかったです。こちらは終始ラブラブで、読んでいて楽しかったです。アオハルかよ!と叫んでしまいたくなるほどの青春感が詰まった作品でした。
同時収録作品はバイバイベイビーで、年下×年上のカップリングです。
少年野球の先輩・後輩だった過去の思い出や、2人の生い立ちがしっかりと描かれていたので、すっと作品の世界観に入っていけました。
bl作品での年上受けといえば、流されやすいメガネくんや、儚げな印象の同性からの人気も高い中性的な美人さんがセオリーというイメージが強かったのですが、受けの野々山さんは見た目は美人だけれど中身は男前な感じの好青年でした。
遼太郎くんとの喧嘩シーンが結構あるのですが(笑)、お互い想いあっているのに何故か喧嘩ばかりしてしまう2人が愛しかったです。
著者の小嶋ララ子さんが2人の心情を丁寧に描いてくださっているので、とても読みやすかったように思います。
あと、遼太郎くんの腹違いの弟さんのディディくんがとっても可愛い!私は、終始ディディくんにメロメロでした(笑)
純愛が好きな方にオススメの一冊です!
表題作は幼なじみの三角関係ものかな?女子の混じる三角関係は新鮮です。
たくや、ゆいじ、あきの3人は幼なじみの高校生。たくやはあきに密かに恋をしていたが、あきに彼ができて…。
そしたらばゆいじはたくやを好きだと言う。
最初からたくやしか見てないって!
男女混合三角関係の矢印に萌えます。
しかもゆいじは頭も良くて男前で長身ときたもんだ。
恋して傷ついて恋されてされる側の痛みを知る。
両思いになってこれから!というところで終わりです。
バイバイベイビー
先輩後輩カップルプラスちびっこのお話。
先輩はフリーターなのかな?
そして兄弟の父は放浪してるの?海外勤務?
海外で作った子供を家族と離して引き取るのが不思議でした。でも日本に馴染んで楽しくしらすと兄と暮らして安心です。
カップルはケンカばかり。
せっかく同居してもさらにケンカが増えて。
でも仲直りして仲良く風邪をひいて。
ほわーんとしたお話でした。
数年ぶりに小嶋さんの作品を読んだのですが、絵柄が随分と変わっている気がしてぴっくりしました。
特に表題作がそう感じたのですが、同時収録の「バイバイベイビー」は表題作程感じなかったです。
でも、絵は多少変わっていたとしても、暖かいお話やキュンとするようなところは変わってないなと思いました。
どちらのお話も好きでしたが、二つのうちどっち?と聞かれたら、「バイバイベイビー」の方が更に強く心に響きました。
主人公の父親が一体何をしているのか分からないのですが、まだ高校生のはずの主人公が幼い腹違いの弟と2人残されて頑張っているのがもうなんとも…。
苦労しているはずなんですが、そういうのは表には全く感じられず、2人とペットのうさぎちゃんと一緒に生きています。
そこへ主人公の恋人も加わって、喧嘩も絶えないのですが、みんなで暖かく生きている姿に癒されました。
モノローグや台詞も優しさに溢れていて涙誘われました。
これが青春時代の甘酸っぱい恋かぁ~って感じです。
自分もそんな時代があったなぁ~って感じです。
キス止まりなので、ちょっとエロ的には物足りないですが、ストーリー的には満足です。
同時収録の「バイバイベイビー」は目線は攻めキャラでも受けキャラでもなく攻めキャラの義理の弟の目線で、初めてだったので結構新鮮な感じがしました。
こちらもエロはなくちょっと物足りないですが、純な恋愛って感じです。
最初は攻めキャラの義理の弟ディディが大人になって義理の兄である遼太郎と恋をするのかなって思っていたからちょっと残念な感じはしましたけれど(兄弟シチュが大好きなもので・・・)