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表題作極龍の褥

荒瀬武文 暴力団荒瀬組若頭でクラブオーナー 33才
乃茂杜瑞希 先輩の代わりにクラブでバイトする医大生

あらすじ

乃茂杜瑞希は奨学金で医学部に通う学生だ。海外研修中の先輩の代わりに高級クラブでバイトを始めるが、瑞希はオーナー・荒瀬のオーダーメイドのスーツを汚してしまう。あわてて弁償させて欲しいと願い出るが、冷酷な瞳をした荒瀬に有無をいわさずマンションへ連れ去られてしまう。そこで見たものはこれまで感じたことのない途方もない快楽と、荒瀬の背中に描かれた美しい双龍だった…。

(出版社より)

作品情報

作品名
極龍の褥
著者
眉山さくら 
イラスト
水貴はすの 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775520000
3.1

(7)

(0)

萌々

(2)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
21
評価数
7
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

この出会いは運命?

ちょっとロミジュリ風な雰囲気もある軽めのヤクザもので、ちょっとしたきっかけで
直後に流石ヤクザの若頭と思える傲慢さでマンションに連れ込まれ訳も分からぬまま
強姦されてしまう医大生の受け様。
それにしても受け様も気弱なのか、無自覚で一目ぼれしていたのか、流されまくってる。
強引で傲慢なのに何故か受け様に対しての激甘な雰囲気がたっぷり漂っている作品。

内容は医大生の受け様が大学の先輩に3か月間だけ不在にする自分のピンチヒッターを
受け様に頼み、受け様は先輩の為の自分の生活のためにクラブで雑用のバイトをする事に
生ごみを捨てようと裏口に行った時に攻め様とぶつかり、攻め様の高級そうなスーツを
汚してしまい、店のオーナーだと知り弁償すると話している間に何故か攻め様に
半分拉致されるように攻め様のマンションへ連れ込まれ、スーツを弁償する話をしていた
受け様を攻め様が突然襲い掛かり無理やり強姦してしまう。

受け様はスーツを汚された腹いせだと思うが、その後も攻め様は受け様に関係を強要し、
受け様は言われるままに流され、何の説明もなく同居させられバイトも辞めさせられ、
攻め様に勉強だけしていればいいと、更に高級そうな服までクローゼットにズラリ~~
口では何も説明していないのに、受け様への執着と甘さが滲み出ているのです。

受け様も流されるように攻め様と暮らすうちに、身体から始まったような関係ながらも
攻め様を次第に好きになっていく過程が描かれています。
しかし、攻め様の過去に、受け様の家が関係している事を知らない受け様は
ある出来事で受け様の過去や、自分の父が攻め様を不幸にした事実を知ってしまう。
傍にいたいけど、自分の実家が攻め様をヤクザに、攻め様の妹に一生償えないことを
したと知り、攻め様への思いを心に閉じ込め、攻め様の元から離れる。
攻め様も受け様の事を思っての行動なのですが、受け様は何も知らず攻め様への思いで
切なく心を痛ませるようなストーリーです。

4

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