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表題作リーガルトラップ

佐古行成 名久井組若頭 32才
萩尾征眞 名久井組お抱えの弁護士 32才

その他の収録作品

  • リーガルガーディアン
  • あとがき

あらすじ

イカツイ顔でも、心は乙女――!?名久井組若頭の佐古は組お抱えの弁護士・征眞とセフレの関係を続けていたが…。

作品情報

作品名
リーガルトラップ
著者
水壬楓子 
イラスト
亜樹良のりかず 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
シリーズ
RDC -レッドドアクラブ-
発売日
ISBN
9784344827509
4.1

(19)

(6)

萌々

(9)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
78
評価数
19
平均
4.1 / 5
神率
31.6%

レビュー投稿数7

ヤクザと弁護士ですが…

いわゆるヤクザ話とか裁判モノということはありません。純粋?に佐古の片思い(実際には両片思い)が成就するラブストーリーです。

ヤクザで攻めの佐古、弁護士で受けの征眞(イクマ)、二人はセフレってことになってます。
征眞は女王様気質で、多忙な中突然佐古のところに押しかけてイタシたりするんですが、佐古はそれが嬉しい。
で、嬉しがり方がもう純情なんですね、気持ちが乙女。好きな気持ちを打ち明けたいものの、征眞は単なる都合のいいセフレとしてしか見てないなら、その関係ですら失うのは嫌だと告白も出来ず…

ある日、征眞に結婚話が持ち上がっていることを舎弟から聞きます。佐古はどーせ征眞のことだから「相手を好きになってする結婚じゃないはずだ」とか「結婚しても関係は続くんじゃないか」とか「相手が他の男になびいたら」とか考えるわけですが、征眞を自分ひとりのものにしたい、他の人と共有なんて嫌だと思うわけです。
そんな中、結婚式を明日に控えたリハーサルの場に居合わせた佐古ですが、征眞を狙う男から守り、腹を刺される事件が!
このことで、佐古は征眞に思いを告げてメデタシメデタシなお話。

いやもう、萌部分はヤクザな男が乙女な心で長年の片思いを実らせるとこなのかな?うーん、難しい。

0

若頭の純情な愛情

シリーズものの番外編とのことですが、読んでいなくても充分楽しめました。

クールで寡黙な若頭が、17年もセフレ関係止まりである毒舌美人弁護士を恋人にするまでのお話なんですが、もうね、若頭が可愛くて可笑しくて最高でした。

舎弟とのやり取りが終始笑わせてくれるし、エロも濃厚。

純情で口下手な若頭が一生懸命考えた甘い言葉に、やっぱりニヤッと笑っちゃうのでした。

残念ながら電子には挿絵がなく、紙で読んどきゃ良かったと大変後悔しました。

1

この顔で!!

『RDC』(オヤジクラブ)シリーズのスピンオフになります。

シリーズ2作目『~シークレットドア』に脇で出て来た佐古(攻)と征眞(受)CP。

私はもともと『オヤジ』苦手なので(あまりにも苦手だからシリーズ全巻買うだけ買ってずっと積んでました。最大2年も)、本編に当たるシリーズはほとんどが好みじゃなかったんですが、読んでよかった!これはホントに面白かった。

この佐古に『イカツイ顔でも心は乙女』というコピーがついてたんですが、私は乙女というよりヘタレだと思いました(乙女じゃないとは言いませんが)。私の大好きなヘタレ攻ですよ!

あとがきで作家さんが『ヘタレてはいないけど~』と言われていますが、ヘタレてる。ヘタレてるよ!←手放しの褒め言葉です、もちろん。
あ~、それとも私の『ヘタレ』の基準がズレてんのかなあ。

イヤもう、強面の若頭・無骨で不器用な佐古が、征眞にとってかけがえのない存在になるために涙ぐましい努力(時々セコイ策略)を重ねる姿が堪りません。なんて健気なんだ。

と言いつつ、佐古が真面目であればあるほど笑いを誘うのは何故でしょうか。

征眞もかなりキョーレツな毒舌の女王様なんですが、とにかく佐古のインパクトがスゴ過ぎて、征眞が少々霞んでしまったのは否めません。
私は征眞もいいキャラクターだったと思うし、結構好きなんですけどね~。
単なるツンツンキャラクターじゃない、徹底的に『女王様』ですよ。情け容赦ない。

とにかくキャラクター勝ちって感じでした。もう何も言うことはありません。すごく楽しかったです、ええ。
一瞬『神』でもいいんじゃないかと思っちゃったくらいです。

イラストですが。
失礼ながら私は亜樹良さんの絵柄がすごく苦手なんですが、今回佐古のイラストは素晴らしかった。
『スマート・美形』というのとはまさに対極の悪人ヅラなんですが(本文モノクロはカラー以上にスゴイ)、イラストで内面とのギャップがより強調されて『こ、この顔であんなことを・・・』と思うと、このなんともコワイ顔の男が可愛いとさえ感じてしまった。
絵柄はやっぱり苦手に違いないんですけどね。ゴメンナサイ。

とても面白かったです。
シリーズ本編未読でも読む上でたいして困らないので、私のように『オヤジ苦手』でシリーズ自体避けてた方がもしいらしたら、これだけでも読みましょう!

5

先に弁護士がきたか~

好きなシリーズのスピンオフ
正直、私は弟の組長あたりが次に出るなら主人公かなと思ってました。

いやいやでも読んで面白かったです。
ある程度前作でこの弁護士の性格はわかってたつもりですが
まさか受キャラだとは思ってませんでした。
勝手に顔とか想像してきっとドSの攻キャラに間違いない!!と(^^;)
まぁでも相手がこの佐古ならしょうがないか。

とにかくお互い好き同士なのにすぐにくっつかないもどかしさ。
お互いが相手に遠慮しすぎ。
そして今回のお見合い話。
もう佐古さんの行動が可愛いくて可愛いくてvv
ホストに横やりさせなくても、堂々と奪えばいいのに!!
その横やりを利用して佐古の気持ちを振り回してる弁護士も不安だらけで
本当にお似合いのカップルですよ。

くっついてからも、過去の男に素直に嫉妬できない佐古さんは
本当に健気なワンコです。
死ぬまで振り回されて下さい。

2

そうか~シリーズものだったのか

シリーズとは知らず、買ってしまったのですが、
本編を読んでからの方が、色々背景が分かってよいとは思うのですが、
それでも十分ストーリーについていけました。

ヤクザで強面で硬派な男なのに、1人の男のために
心の中で悩んでいる様子のギャップがいいですね。

ただ、
「イカツイ顔して、心は乙女」なんて帯に惹かれて購入に至ったので、
世界観を楽しむというより、
「イカツイ顔して、心は乙女」を楽しみにしすぎてしまいました。
なので、きっとこのシリーズファンの方とは違うものを
求めてしまったために、もう1歩と思ってしまったかと思います。

30歳過ぎて、恋に悩む男2人ってのは、たまらなく
愛おしいですね。

0

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