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表題作ハツこい

元幼馴染の工務店左官 千々石竜司
ハイツこいわの管理人兼大家 吾妻潮

同時収録作品日めくり恋めぐり

102号室の住人で就職浪人 上田邦生24歳
102号室の住人で就職浪人の恋人 丸山和暁24歳

同時収録作品ノック、ノック、ノッキング

借金の取り立て屋 辻
借金を追ってる201号住人会社 鳴見

同時収録作品ノーエントリー!

204号に入居してきた元同寮生 館内祐近
203号の住人で大学生 伊勢尚斗

その他の収録作品

  • ハツこいビフォーアフター
  • あとがき

あらすじ

15年ぶりに出会った竜司(りゅうじ)と潮(うしお)。
幼馴染みとの嬉しい再会のはずが昔起こったある事件のせいで
二人の間はギクシャクしていて……!?

ボロアパート「ハイツこいわ」を舞台に繰り広げられる、
心ときめく四つのオムニバスラブストーリー!!

作品情報

作品名
ハツこい
著者
カキネ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403663895
3.1

(22)

(0)

萌々

(7)

(13)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
68
評価数
22
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数7

展開早すぎピュアラブストーリー

ゲイハイツ。

展開が早すぎます。
短編集なのでしょうがない部分もあるかとは思うのですが、表題作…くっつくまでがあまりにも早すぎる!!!
受けがずっと攻めに拗らせていたのは分かるけど、攻めはどこで好きになったんですかね。
「だいすきだぁーーー」のシーンも何かこっぱずかしい///
良いシーンだとは思いますが…その……お話がとてもストレートすぎるというか。

あと背景はもっと書きこんだ方が良いと思いました。
亜空間すぎてここどこ?ってなるシーンが多々あったので。

表題作よりは、「日めくり恋めぐり」の方が好きです。
このお話も特に捻りの無いストレートなストーリーなのですが、ゲイカップル特有の悩みや将来への不安を抱えている受けくんの姿が結構リアルで良かったです。

他にも短編あり、表題作の書き下ろしあり!
ハッピーエンドなので好きな人は好きだと思います。
わたしは、可もなく不可もなく。





0

1組どころか全部好き

駅近格安、築50年、風呂なし、台所共用。
漆喰仕上げの古いアパート〈ハイツこいわ〉を舞台にしたオムニバス。
あとがきで「1組でも気に入っていただければ…」とありましたが、何と言うことでしょう。
全CP好きになってしまいましたよ。

【ハツコイ】
〈ハイツこいわ〉の大家・潮(うしお)と、左官屋の息子・竜司。
15年前、父の仕事についてきて、潮と仲良くなった竜司。
ある日、潮が父の仕上げた塀を壊したと思った竜司は絶交宣言をしてしまうが…。
再会ものです。
潮がもっさり眼鏡で可愛い。でも緊張すると床や壁をカリカリする癖はちょっと怖いかも。
15年越しに塀の秘密もバレて、ハイツも綺麗になってめでたしめでたし。

【日めくり恋めぐり】
〈ハイツこいわ〉の103号室に住む就職浪人で駆け落ち中の邦生と和暁。
この話、一番好きです。
先行きに不安を抱える和暁と、能天気に見える邦生。
今の生活を続けられるわけがないと思う和暁は、邦生に不安をぶつけてしまって…。
自分の不安を疑問形で相手に答えさせようとするのはずるい。
まずは自分で答えを出してから、相手の気持ちを聞かないといかんですね。
でも邦生が漢気溢れる青年でよかった!という話です。

【ノック、ノック、ノッキング】(前後編)
〈ハイツこいわ〉の201号室に住む、生真面目すぎて損ばかりしている鳴見と、鳴見が連帯保証人になった借金の取り立てをする辻。
この作品だけ前後編ですが、途中までは楽しく読めました。
最後の取り立ての辺りから、鳴見のうじうじ加減がちょっと気持ち悪く感じてしまって…。
ただ最後の告白シーンで、そんな気持ち悪さが一掃されました。

【ノーエントリー】
〈ハイツこいわ〉の203号室の住人・伊勢と、204号室の住人・館内(かんない)。
高校時代、寮でルームメイトだった2人。
伊勢はスポーツ推薦、館内は首席合格で、大学まで同じだけれど、伊勢には館内と関わりたくない理由があって…。
館内が水も滴るいい男というか、いい黒髪美人です。
攻め受けが予想と逆でしたが、こういうのはもだもだしてたらマウントを取られても仕方ない!ということで。

【ハツこいビフォーアフター】
さて、この時点でまだ空室の102号室。
立地条件は良いし、家賃も格安で、「入居すると彼氏ができる」との噂から「ある層」に人気が出たものの、頑なに102号室は空室のまま。
というのも実は潮の策略で…、という〆の話でした。
入居者は言わずもがな。

入居者が増えるごとに、設備が良くなる〈ハイツこいわ〉。
外装も綺麗になったし、内装も壁が厚くなって防音効果あり。
さらにお風呂も出来るとなれば、もう言うことなしですね。
全員末長くおしあわせに。

多幸感に満ち満ちた気分で本を閉じることができる、素敵な1冊でした。

2

読みやすかったです

一件のボロボロなアパートに集まってくる住人と、そのアパートを大切に管理している管理人さんのお話です。
全部で4組のカップルのお話が収録されていて、まずは管理人さんのお話から始まります。
実はこの冒頭の表題作も甘酸っぱくて良かったのですが、私はどちらかと言うと同時収録作の「ノック、ノック、ノッキング」の方が気に入りました。
ちょっと裏社会的な所とか、怖い人が特定の人にだけ優しいとか…というのが私の萌えツボなので。
受け様はちょっと世間を渡っていくには他の人に利用されやすい性質だとは思うのですが、きっとこれからは辻さんが守ってくれるでしょう(笑)。
住民同士もお互いすごく仲がいい、というのではないですが、みんな基本的には優しい人達でちょっとほのぼのするお話でした。

1

ハ○ツこい○

ボロアパート「ハイツこいわ」を舞台に繰り広げられる心ときめく四つのオムニバスラブストーリー。
アパートがホモ巣窟になっていく設定は、ありがちかもしれないが、4つのカップルそれぞれのお話はちゃんとバラエティがあって、短編連作としては完成度高いです。
表題作「ハツこい」アパートのオーナー管理人と、幼馴染みの左官屋との再会愛。
「日めくり恋めくり」やりたい盛りの就職浪人の駆け落ちカップル。
「ノック、ノック、ノッキング」借金の取り立て屋と取り立てられ人。
「ノーエントリー」高校時代からの腐れ縁
どのお話も、絵もきれいで、うまいことサラッとまとまっているので、逆に印象に残りにくいかも。

2

ありがちかもしれないけど、素直な気持ち

オムニバス形式の短編集で4カプいましたが、
『日めくり恋めぐり』と『ノック、ノック、ノッキング』が好きでした☆

『日めくり恋めぐり』
大学の同期で、就職浪人生で恋人同士。
二人の関係を誰にも内緒で住むボロアパートで
声が大きいと注意されても日々円満に過ごしてきた二人ですが
いつまでもこうしていられるはずはないと不安になる和暁。
それを口にした次の日からいなくなってしまった邦生が
きっとすぐ帰ってくるとたかをくくっていたのに帰ってこない…。
その間自分の本心を顧みて、どうしても邦生が好きだと結論が出て、
実家にそれを告白しに行ったところ、まさかの邦生が!!
帰ってこない間、一週間で内定をもらい、和暁の両親にご挨拶、だなんて
いい男だなーーー!!!
そこまでされちゃ不安に思っていたのもふっとぶよな!!!
これからもお幸せにね♪
(邦生がいない時に、裸エプロンで麻婆春雨作ったのが良かった。
麻婆春雨大好き!勿論ビールと共にw)

『ノック、ノック、ノッキング』
情にもろい取り立て屋の辻とお人好しにも程があって生真面目すぎる鳴見。
友人の借金の肩代わりをする羽目になった鳴見は
例え30円でも1円でもお金には変わりないと
自分の損得を考えず行動するような男。
それゆえ、変わり者だと思っても、情をかけずにいられない、
こちらもなかなか人情家な辻。
二人は、鳴見が完済したらもう二度と会う事もないという明確な関係性だからこそ
好きかもしれないと自覚してしまって納期を伸ばして悪あがきを…。
真面目で裏表がないはずの鳴見が「返せません」と嘘をつくのも
煽られてつい手を出してしまった辻も切なかったです。
結局辻が鳴海の借金を肩代わりしたと知り、
立場を悪くさせてしまって組まで乗り込んだら
まんまと告白を辻本人に聞かれてしまっていて、ハピエン!
ひどい事も、優しい事も、辻にされるならなんだって気持ちいい、だなんて
殺し文句吐きやがって!!鳴見!!!!
辻のシャツのにおいをかぎながら口でされて達した姿は
なんとも言えずエロかった……。

可愛らしさもありながら、しっかりきゅんとさせてくれて
カキネさんはなんとなく勢いがあって好きです♪

3

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