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強面パティシエに一目惚れで甘い恋?
ふわキュン男子フユの初恋一目惚れスイーツ日記?
成瀬さん!こういうお話も書かれるんですね!純粋培養天使なフユ。過保護な兄に尽くして自我を持たず理想の弟でいて…。
しかしそんなフユが一目惚れしたのは強面大男の鴻巣で。どうも元ヤクザ?でケーキ屋さんのパティシエでオーナーらしい。
フユには全く自覚がないのですが、好き好きが態度に出まくってたようで。SNSにも鴻巣のことをこんなに格好いいのに、どうしてみんなきがつかないのかなあ?と素で書き込んでて。
高校生3人が知恵を出し合って、売れないケーキ屋さんを立て直す場面はワクワクしました。
フユの兄離れと、鴻巣の自分の気持ちを認めて素直になると、まあ可愛らしい恋人が誕生で。鴻巣がフユの兄に言うことが正論で、よく冷静に言えたね!誰も言ってくれなくてフユが苦しそうで救われました。
フユの兄にもそろそろ現実に目を向けて弟離れしてほしいですね。
鴻巣が素直になったら半端ないですね!もうメロメロきゅんです。
早く大学生になってお店を手伝えるといいですね。新藤さん!あなたってひとは!
満開の桜の花の下で、階段から落ちるところを救ってもらったフユは、その瞬間、その強面の男・鴻巣に一目惚れしてしまった。
翌日、「お礼をしたい」と申し出ると、彼は顔に似合わず、ケーキ屋さんのパティシエだった。
出してくれたケーキはとてもおいしかったけれど、強面が災いしてお店に客が寄り付かないらしい。
フユはこの美味しいケーキがなくなってしまうことを残念に思い、「何か力になれないか?」と申し出る。
そして、客寄せも含めて、バイトをすることになったのだが……
という話でした。
実はフユには両親はいなくて、兄が大事に大事に育ててきた子。
でも、フユはその関係にちょっとずつ違和感を覚えていたところ。
そんなフユが恋愛を通して、ちょっとした反抗期を迎える……というちょっとしたフユの成長物語も込み。
フユと鴻巣の恋愛も素敵なんですが、子供ってこうやって知らぬ間に大きくなっていくんだなあ……って思ってしまって、お兄様の悲哀もなかなかに感慨深かったです。
こういう恋愛以外の要素がきれいに描欠けているBLってとても好きです。
そういうわけで、ちょっとだけ高評価。
やわらかいピュアな恋愛話を読みたい方にオススメします。
1冊すべて表題作です。
主人公は冬生(受け・通称「フユ」)ですが、鴻巣(攻め)の視点もありますので心情が分かりやすいです。
表紙のイラストがすべてを表しています!
右のフユは、小柄で可愛らしい、高校生。
左の鴻巣は、ヤクザと見紛う強面、長身、年上、パティシエ。
自分にとってはイラストとあらすじで想像したとおりの内容で、一生懸命なフユに鴻巣が惹かれるという恋物語が素敵でした。
両想いになったと思ったら、フユの兄の横やりが入るのも面白かったです。フユがコンビニ弁当で仕返しするのも愉快でした。
フユと友達の鈴村と金久保が「指折りのいい男」らしいので、萌える制服を着たイラストがぜひ見たかったです。イベント参加するという鈴村は特に気になりました!
私はただ可愛らしいなぁと思ったのですが、フユがちょっと幼くショタっぽさも感じられるので、苦手な方は注意された方が良いかもしれません。
私、個人的に受のフユのルックスがNGです。
表紙ではいけるかな・・・と思ったんですけどカラーイラストでうわ、無理ってなったんです。でも、ストーリーの中で表現されているフユのイメージはそのまま表現されていると思います。好みなんでしょうか・・・。イラスト自体は嫌いじゃないんだけどな。
かわいい話が大好物な私なので、話的には好きな部類ですが、
最後、鴻巣がフユを呼び出してからのいちばんいい盛り上がりの所の展開が
(兄に言わずに気持ちを伝えて付き合い始めてしまう事や
高校生の間はバイトはダメなのにセックスはありとか)
なんか私の中ではイマイチだったので評価は中立にさせてもらいました。
キスまでしかしない清らかな付き合いだったら萌×2にしたんだけどなぁ。
兄はじめ、友人も脇キャラはとても良かったです。
成瀬さん、とても好きな作者さんですし、
内容もふんわりしていて、帯にあるように「ピュアな初恋」もので、
良かったと思います。
「しゅみじゃない」評価になってしまったのは、
もうただ、私の苦手な性格の主人公だっただけです。
少々天然な性格で、かわいめな高校生、フユは、
偶然会った、強面パティシエの鴻巣に憧れ、徐々に恋をしていくようになります。
自分では、恋とは気づかず、純粋に恋をしていく様子と、
そんな純情を突き付けられた強面大人の男の翻弄される様子
というのが、楽しめる作品です。
タイトル通り、ピュアなものを読みたいときには
よいかと思います。