桜花学園シリーズ平安編第2弾?

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表題作雅に恋して! 関白の陰謀

高屋惟康 開文院の優秀な学生で実は帝の甥 20才
西御門左紀 藤原氏の別曹 観学院の学生 18才

その他の収録作品

  • 行く末もともに
  • 朝の音
  • 逢瀬
  • あとがき

あらすじ

由緒ある藤原家の次男・左紀が片思いの末に相愛となった君――それは貧しい家の子弟が集うクラスに所属しながら、大学寮一の秀才と注目される高屋惟康? けれど彼の正体は帝の血筋を引く源氏。素性を隠し、藤原家に陥れられた父の仇を取ろうと勉学に励んでいるのだ。敵対する一族という障害を乗り越え、秘密のデートで愛をはぐくむ二人だけど、帝にまつわる重大な事件に巻き込まれてしまい――! 桜花学園平安編、花の完結?

作品情報

作品名
雅に恋して! 関白の陰謀
著者
夢乃咲実 
イラスト
明神翼 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048915458
4

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

完結もやっぱり甘いです

新書版から文庫再販になった「雅に恋して!」の続編、新書版になった時に
雑誌で番外編のように続編が出ていたのですが、読み忘れしていたのでかなり嬉しい。
雑誌で既に読んでる方でも、後半部分は新たに書下ろし的に一新されているようで
また雑誌とは違う完結ですっきりするのではないかと思えるお話です。

さらに正真正銘の書下ろしが2本入っているのでこのシリーズが好きな方にはおススメ。
ピュアで甘々な雰囲気が持ち味の作家さんらしい作品です。
それに個人的にはこの烏帽子や宮廷、平安時代の雰囲気が漂う作品は好みなので
現代版から平安時代になってもやっぱり甘くてほんわかする恋のお話は良いです。

前作で敵対関係かもと思っていた二人がそれでも互いに惹かれ、トラブルを抱えながらも
思いを通わせ、一目を忍ぶ関係ながらも恋人同時になる展開でした。
そして今回も二人の甘さは健在ながらも、攻めである惟康の亡き父の汚名を晴らす、
そんな過去のこだわりを絡ませながら、再び巻き込まれるトラブルに立ち向かうお話。
結果的には何やら二人の仲のように罪人にも甘い展開ではありますが、
それも作者の優しい持ち味だし、帝と左紀の兄との関係も書下ろしであり、
こんな関係も素敵かもと思えるストーリーで続編完結巻も楽しめました。

2

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