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アルティメット・ラヴァーズ ROUND.2

ultimate lovers

终极恋人

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表題作アルティメット・ラヴァーズ ROUND.2

木場猛
試合中に怪我をしてリハビリ中の格闘家
瀬戸鷹行
猛の専属になった整体師

同時収録作品VIOLENCE LOVER 1・ 2

木嶋
元同級生で苛めっ子だった電工業者
柏木遥人
苛めがキッカケでM属性に?

その他の収録作品

  • アルティメット・ラヴァーズ ACTION.2.5

あらすじ

セフレ以上恋人未満な木場と瀬戸。
始めの頃はあしらっていた木場からのアプローチが、何故か近頃胸にささる。
徐々に感じる自分の気持ちの変化。
だけど、「これ以上の関係を望まない」という木場の言葉が頭をかすめて…。

中学の同級生がある日再会。
トラウマが快感になる、ちょっとバイオレンスな恋物語も同時収録!

(出版社より)

作品情報

作品名
アルティメット・ラヴァーズ ROUND.2
著者
ぱんこ。 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
シリーズ
アルティメット・ラヴァーズ ROUND.1
発売日
ISBN
9784758072410
3.8

(28)

(5)

萌々

(16)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
106
評価数
28
平均
3.8 / 5
神率
17.9%

レビュー投稿数8

頭脳派 vs 野獣の結末は…

シンプルライフとかミニマリストという言葉が一般的になって久しいですね。
かくいうわたしも、「これは自分が生きてきた証!」と思っていた蔵書をがっつり捨ててから身軽になったものの、なかなか精神面はシンプルとはいきません。

だから憧れるんだよなあ、木場に。
今回、木場の平穏とは言えない生い立ちがちらっと出て来ますが、何でしょうね、この子は。
何の関係もない親父さんが引き取って養子にするほどクズな親のもとで育っても、あるのは親父さんへの感謝のみ。
瀬戸に対しても「好き」というだけ。
好きだから一緒にいるし、離れない。
それだけなんですよ。
相手が何かぐるぐる悩んでいようと、自分の「好き」は変わらない。
すごいな、と。

瀬戸の方は相変わらずぐるぐるしています。
「これ以上にならない」という言葉が前回も出て来ましたが、今回もそこで引っかかってしまう瀬戸。
「これ以上」という状態に対して、木場と瀬戸が考えていることが違いすぎると言うか。
瀬戸にとっての「これ以上」は、たとえば社会的な立場(結婚とか)や相思相愛の状態とか、いろいろな角度からの「これ以上」。
木場にとってはお互いが「好き」で「一緒にいる」の上なんてないんですよね。
周りなんて関係なくて、ただ自分の気持ちと相手の気持ちがあればいい。
シンプルです。
だから変なことを考え始めてぐるぐるしている瀬戸に対して、「また無駄なこと考えてんな」って言えてしまう。
瀬戸のぐるぐるの余分なところを全部切り捨てた上で、残った大事な一個を「これがあればいいんだろ?」って見せてくれる。
カッコ良すぎやしませんか…。

ほんとにねぇ、こんな考え方をしたいものですよ。
食べたい。でも食べたら太る。痩せたい。でも動きたくない。脳内で筋トレしたつもりで「頑張ったから食べちゃおう」って食べてしまって、同じところをループする自分とは大違い。
きっとこの状況も「え、痩せりゃいいだけじゃん」って言いそう。
それで実践して見せちゃうんだろうな、木場は。
痩せたい…。

木場のシンプルな考え方に触れるたびに、自分もそうなりたいなあと思うけど、これがなかなかどうして難しい。
そうしてぐるぐるするとこの本を引っ張り出すというループ。
BLじゃなくて、自己啓発本かもしれないと思い始めております。

同時収録は、学生時代のいじめっ子にもう一度容赦なくいじめてほしいドMくんと、実は昔からドMくんのことが好きで、優しくしたい元いじめっ子の話でした。

描き下ろしでは、どっちもどっちな木場と瀬戸。
この2人はずっとお互いにめんどくさいと思い合っているくらいがちょうどいいんでしょうね。

頭でぐるぐる考えすぎて「自分、めんどくさい!」ってなったときに読むのが、超絶おすすめです。
スカーっとして、やる気が出ますよ!
って、BLをおすすめする文言じゃない…。

0

木場、かっこいいじゃないか!

1もそれなりに好きでしたが、どうも木場が一方的すぎている感が否めなかった関係。

いいなあ!甘いなあ!
2へ来て木場が成長したというか、きっともともと懐が広い男だったんだろうなあと。
意固地になっていたのは先生の方で…
でもそんな二人だからこそ萌えるものがありました。
もやは先生でないと暴れる猛獣(木場)を抑え込めない状態が普通になってしまってるところから始まります。
あいかわらずオラオラな木場ですが、先生の好みを理解しているらしく、
弱気な面や甘いシチュエーションを出すようになった木場。
それがまんざら嫌いではない先生(笑)
自分が「木場のことが好きだ」と認識してしまったことで(やっと!w)
これ以上の関係は望んでいない(と勝手に木場がいったと思い込んでる)木場と
これ以上いられないと一人泣いてしまう先生。
結局はそんなつまらない悩みは解消し、
「めんどくせーなー先生。でもそこも好きなんだけど」

木場ってこんなに器の広いやつだっけ?
ここで判断したわけじゃないですが、全体的な感想として、
かなり大人なのかもなあって。子供みたいな一面もあるけど「ああ、大人だなあ」なんて
こっちがキュンキュンしましたよ!!
木場が先生を大好きなところがまたいいですね♡

どこかに木場みたいな男性(ただしノンケ・ノーマルに限る!)いませんか?w

1

懐の大きな男が好き

リバ(*゚▽゚*)美味しいよwwwってなもんで
第二巻です。
攻守はもう固定なのかなと思ってましたが、そうでもなかったですね。
ここのカップルのいいところはね、リバっていっても
メンタル面でも信頼しあってるというか、
精神的なつながりといいますか
普段攻が相手にも攻させる理由。
「アンタとしてるってだけで」「俺のなかに全部だせ」
このりばシーンがすごく好きなのですw
普段は完全に攻守で攻な人間が受を受け入れることで~な心理状態が
なんかね、愛を感じるというか。
最近「俺の穴は不可侵地帯」なんてい攻が多々見受けられますが
逆に無理やりにでもヽ(`Д´)ノっていう気分になってしまうのは私だけ?
だって男の子だもの、ある意味、普段受の子が自分に頑張って腰ふってたら
存外燃えると思うんだよな~感じる感じない以前の問題で

結論、攻のそんな受が大好きな感じが
何より美味しいお話でしたw

>violence~
高校時代に酷いいじめを受けていた
そのせいで、ひどくされないと感じない体になってしまった受
久しぶりに再会した、当時いじめていた相手と・・・・なお話

若いからこそ~いじめていた過去を悔い
本当は優しくしたかった、ただ好きだった
今はめいっぱい優しくしたい・・攻と、ひどくされたい受の
問答が美味しいお話でした。
攻が受を好きすぎるお話が最近ツボだな~w面白かったです

1

お前が弱ればいつでも攻める

分かりやすいリバの基準で本当にわかりやすいカップルができました。
これからの木場は常に瀬戸に対して強気で強い俺様でないといけませんねw
でないと瀬戸はまったくもって木場を攻める姿勢は崩してませんから。
強い木場に抱かれるのは嫌いじゃないけど、弱い木場を見ると抱きたくなる。
そして強い時の木場は瀬戸を押し倒したいけど、自由がきかない木場は抱かれたがる。

・・・セックス的には完璧じゃないかこのカップル。
あとは実は周りから見りゃあバレバレな瀬戸→木場への好きの感情をちゃんと認めれば済んだわけで。
そこがまとまってホッとしました。

2

ここへきて純愛路線へ?

楽しみにしていました~!
前巻発売から1ヶ月で続きが読めるというのは嬉しいですね。

左右については、やはりそっちに落ち着いたかという感じですが、
そのポジションがとても自然に思えるような描かれ方で、納得できるものでした。
1巻では2人ともギラギラしていた印象だったのが、
ここへきて、木場はどんどん男前に、瀬戸先生は繊細に…と、
2人のキャラがハッキリ差別化されたことで、「どちらが愛される方にむいているか?」が読者的にも一目瞭然、となる展開でした。

とは言え、今回もありましたリバ!!
しかも2人の心が近づいた分、甘さを増していて、1巻よりずっと萌える展開v
抱かれることに関して、木場が「しょーがねーなー」(前巻)→「好きだからどっちでも~」(2巻)と思えるまで成長していて、本当にどうしちゃったのってくらい男前にww
そんな木場の身体を気遣いつつ抱く瀬戸先生も素敵で、
これからもちょいちょいリバってくれればな~と思いましたv

きれいに完結して満足ですが、
瀬戸先生のネガティブな性質について、
「優秀な兄たちへのコンプレックス」「名前負け」といったエピがサラっと語られるだけだったのは、少し物足りなかったかな~。
1巻からの意味ありげ~な表情やモノローグから、もう少し何かあると踏んでいたので。
まあ、そんな瀬戸の不安も包み込んでくれそうな、男前な木場に愛されたらいいと思いますv


【VIOLENCE LOVER】(全2話)も、同人誌からの収録。
学生時代のいじめっ子といじめられっ子が再会。
いじめられた経験からドMに成長した柏木(受け)に、振り回される木嶋(攻め)。
坊主に眼鏡にヒゲという、ワイルドさとインテリさがないまぜになった出で立ちが、
キレそうになりつつも優しくしようと頑張る木嶋のキャラにすごく合ってますww
やっと2人が甘い関係になった(柏木が、ベタ甘な木嶋を受け入れた)ところで終わっているので、もうちょっと続きが見たかったかな~。でもカラッとした明るい終わり方で満足です♪

2

1巻より好き!

1巻は絵のバラつきが気になったのと、リバが少々期待はずれ…で、
残念に思う気持ちが結構あったのですが、一転、2巻はよかったです~~!!

絵もキレイになって読みやすかったですし(ちょっと軽めに感じる人もいるかもですが)、
受けもノリノリ系ではありますが、素敵なリバを見せていただきました♪
嫌がるばかりがリバの良さではないですね、勉強になりましたw

好きだから、アンタになら犯されるのもいい、
弱みも喘ぐ姿も見せられる…という感じの、
愛とカラダの相性、そして木場猛(基本攻め)の器の大きさを感じるリバでした~

我儘で高慢だった木場猛が、
この2巻では随分と穏やかな表情を見せたり、ストレートな愛の言葉をぶつけてきたり。
でも、野獣の一面が全くなくなったわけではなく、ずいぶんと格好よくなってしまって!
ちょっとビックリでしたよ~~w

それにこのふたり、
前ならエッチしながら喧嘩!って感じだったのに、
今回は最中に大笑いしたりして、とても自然であたたかな雰囲気を醸してて、
とても素敵なんです。
ほんと、変わるものですね~~

ふたりのバックボーンが明らかになったり、
自分の気持ちに気づいて瀬戸センセイ(基本受け)が不安になったり…、
少々ありきたりな感じではありましたが、
ふたりがお似合いなのがよく分かるエピソードだったかなと。

とにかくふたりが幸せそうなのと、気持ちよさげにエッチをするので嬉しくて、
ナニが消えて見えなくなってる残念な修正も、
同時収録が好みではあまりなかったのも、まいっか~ってなりました☆

5

ひょっとして、思い切りラブ甘?

格闘家と整体師のガチンコラブ。
同人で未完だったものが描き下ろしの8話がついて完結しましたー♪
行きつく先は、両思いの恋愛の成立ではあったと思うのですが、まさかよもやの瀬戸のグルグルターンが登場して、ここで同人誌は終わっていたのか…さぞかし読んでいた人は生殺しだったのだろうと、この結末を大変めでたく思います。
やっぱりリバあります。
そして、野獣・木場猛が何だかすんごい男前に見えてきて、なんだよー!こいつ、すげぇいい男じゃん☆って、
裏返せば単純で解りやすくて複雑思考でないからいいんですよね。
やはりこの巻でも髪型が変わっていますが、最終話は今の作家さんの筆で描かれたからかもしれないですが、大人っぽくなって、瀬戸を愛する男の顔になってるし、リングに上がる顔は男前になってるし、
バカ野獣がこんなに男前に見える日がくるなんてw
いやぁ~よかったv

さて、怪我をした木場の専属でリハビリもすることになった瀬戸。
ここでわかったのは、名前=鷹行と、出来のよい兄弟への瀬戸のコンプレックス。
だから、瀬戸は素直でない性格になっちゃったんですね。
猛の生い立ちも聞いて、彼も悲惨だったのにそんな暗さを微塵も感じさせない姿を知って(ただの能天気とは考えないところが瀬戸!)、彼の真っ直ぐ向けてくる愛情を感じて、
自分なんか、と思うのと同時に、好きを自覚した途端、猛の以前言った言葉にこだわってしまって、グルグルとネガティブのスパイラル。
猛の言葉もまぎらわしかったけど、瀬戸も考えすぎw
でもこれのおかげで本音が出てめでたく心が通じ合い~となるのです。

前回の病院エッチは瀬戸がのっかってましたが、今回はけが人が受けしてます(驚)
猛ってすごくニュートラルですよね、欲しいと思えば立ち場は考えない。
全てを受け入れたいって気持ちで受けも攻めもする。
その点に少しこだわりがあるのは瀬戸の方、だから若干ガチンコになるのですよ。
セックスについては、その前にあれこれあるけど、二人とも貪欲だと思います。
愛情を確かめる為の、相手を愛してるを示す為のエッチって素敵です。
それががっつり全面に出た2巻だったように思います。
そこが自分好みなんですよね♪

そして同時収録は【VIOLENCE LOVER】これも同人作品なんだそうですが、見た事ある?どこで見たのか・・・さておき、
過去の苛めが原因でドMになってしまった男が、苛めの原因の男に再会するところから始まるお話。
本当はすごく痛い話のはずなんですが、あれ?滅茶甘い話になってる!(笑)
痛めつけられる行為に飽きてしまった柏木が過去の苛めからMの原点を想いだしてワクワクしていた時、偶然ビルメンテにやってきた業者がその原因となった男・木嶋。
再び昔のように苛められたいと願うのだが、木嶋は過去を謝罪し柏木は拍子抜け。
彼を拉致して怒らせようとするのだが、木嶋は優しく扱って・・・
柏木にとって優しくされることが怖い、それってすごいトラウマだと思います!(苛めが)
木嶋の坊主&ヒゲが萌え外見ではありますが、彼は優しいより、「ゴルァ!」のほうがやっぱりに遭うよね♪
とても深いトラウマものなのに、思い切りハッピーエンドがぱんこさんらしいのかもデス♪

5

お似合いの二人

続編が翌月には発売されるとなにやら早く読めて嬉しいものですね。
今回も格闘家の木場は傍若無人に拍車がかかっていますが、それだけでない
思いがいつのまにやら育っていましたね。
心が満たされると木場の有り余る性欲が少し落ち着くってところがポイント。
前作で瀬戸さんが猛獣にロックオンされて捕まってしまいいつのまにやら
木場のものになってしまっていましたが、それは身体だけだったようです。

今回の続編で、瀬戸さんのヘタレ具合が再び再発される事態になるけれど
それは同時に木場への思いを自覚してしまった故のヘタレ。
木場みたいに本能のままに行動すればもっと簡単なのだろうと本当に思う。
この作品は一方だけが押される感じで無く、互いに譲らないものがありながらも
対等な男同士のラブって感じが大きくて素敵です。

同時収録されているバイオレンスラヴァーはかなりシュールなお話でした。
元高校時代の同級生で苛めた側と苛められた側が偶然再会する。
過去の苛めが発端なのか受けが苛められいたぶられる事で快感を得るMになる。
そしてその発端の攻めと再会し、受けからアプローチ。
もう1度苛めて~なんて迫るけど何やら違う方向に行ってしまう。
過去のこだわりを越えて恋になるのか?そんなストーリーでした。

4

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