特典

  • 「龍と竜」シリーズ完結記念プレミアム小冊子(表題作 乙部竜城の幸福)

「龍と竜」シリーズ完結記念プレミアム小冊子(表題作 乙部竜城の幸福)

ryuu to ryuu series kanketsu kinen premium shousasshi

商品説明

綺月陣「龍と竜」完結を記念して、書下ろしとして最終巻に入らなかったその後のエピソードを掲載。
他に、雑誌掲載の短編やCD挿入のショート、単行本発売時の特典ショートなど合計6本の短編を掲載したプレミアム小冊子

作品情報

作品名
「龍と竜」シリーズ完結記念プレミアム小冊子(表題作 乙部竜城の幸福)
著者
綺月陣 
イラスト
亜樹良のりかず 
媒体
特典
発売日
3.5

(4)

(0)

萌々

(2)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
14
評価数
4
平均
3.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

いつか再び会えるまで。

「龍と竜」シリーズが完結し作者の本当にラストになる番外編小冊子、
でも、私はいつかパワーアップして復活してくれると願っているのです。
それでも、完結は完結、本編に載せられなかったストーリーや読み忘れた番外編が
この1冊にぎゅうぎゅう詰まっている、まさにプレミアムものです。

「乙部竜城の幸福」
受け様の浮気未遂事件の番外編と言うか、書ききれなかったストーリーみたいです。
次郎と岸谷の二人の前で抱かれる屈辱を味わった後の二人の情事です。
濃密な二人の仲直り後のめくるめく世界、そして竜城にとって初めてのラブホ。
誰の目を気にすることも無く二人の世界、そして愛情を感じ合い、なんとプロポーズ。
乙部竜城がいつの日か石神竜城になるそんな予感の番外編。

「クリスマス会の、その後で」
颯太が5歳の時のお話で、幼稚園でクリスマス会に龍一郎が行くと言ったことから始まる。
仕事で疲れている龍を気遣い颯太に我慢をさせようとしてる竜城だが、タッグを組まれ
男と男の約束を果たして終わった楽しいクリスマス会のあとは、やっぱりエロ甘な時間を
二人で過ごしている、小さな子供がいる、極道夫婦の一夜と言う感じでした。

「龍と竜 ~静夜~」
ペーパー記載の番外編で、龍に愛情を注がれている、可愛い颯太や自分の今の生活に
あらためて龍の愛情を感じて涙する竜城です。

「卒園式」
颯太の幼稚園卒業式での一コマで、龍の親バカぶりがいかんなく発揮されてしまう
なんとも竜城にとっては恥ずかしい展開になります。
それでも、龍の颯太へのかけ無しの愛情が感じられるエピソードなのです。

「龍と竜 ~霜降~」
初めて龍の義父でもある、一ノ瀬組組長の所へ行った時の緊張してる竜城や大きな屋敷に
無邪気にはしゃぎまくる颯太が描かれています。
緊張してガクガクだけど、子供は順応性が高いと思わずうなりたくなる程怖いもの知らず。
颯太は組長相手に追いかけっこして、余りの緊張感の無さに竜城がほっとするよりも
思わず脱力してしまうような展開の内容です。
そして、無邪気な颯太の冬が来ても寒くない発言に心を温められる、そんな番外編。

「龍と竜 ~龍の片鱗~」
颯太のジロちゃんへの思いがここから始まったのかと思えるような内容で、
無邪気な子供だけど、確実に成長している感じがする微笑ましいやら照れくさいお話。
最近ジロちゃんが兄や龍とは違う意味で気になっている颯太。

始まりはお口ベッタリのチュなんですよね、子供ながら龍や兄とは違うスキンシップに
戸惑う颯太ですが、この頃からジロちゃんは颯太への貢物をしちゃってる。
そして、人見知りが激しい颯太が次第にジロちゃんをゆっくり好きになる。
二人でジロちゃんが買ってきた白いアヒルを大きなお風呂で泳がせながら交流を深める。
未来のジロちゃんへの思いの片鱗を伺わせるストーリーでした。

ほんと、これでしばらくは読み納めになるかと思うと寂しいかぎりですが、
未来は誰にもわからない、もちろん作家さん本人にも、と言う事で私は期待するのです!

2

本当のフィナーレ

「龍と竜」が完結した記念の応募冊子です。
この本を手にして、最後まで読んで、そして作者さんの後書きを見て、
「ああ、ほんとうに最後なんだなー。休筆とはいうけれど、もう見られないのだな」と再び、そして一層しみじみと寂しさを味わってしまいました。

本来だったら、『啓蟄』の後に載ってもいいはずだったこの冊子のメインとなる【乙部竜城の幸福】ですが、これは作者さんも思いもよらぬ展開で、
実に最後にふさわしい竜城の言葉でしめくくられていました。
これは作者さんも意図としなかったそうで、勝手に主人公がしゃべりだしたと言います。
竜が大学生、そして30代の龍という歳の差で始まった関係が、最後には30代と40後半のカプですよ!
颯太の年齢の変遷も考えれば、彼等はとても長く連れ添ったまさに夫夫。
この竜城の言葉は、読者の自分にも嬉しい言葉となりました。
話的には、『啓蟄』でラブホで岸谷と次郎の前で犯される竜という、その後のラブホでの二人の濃厚エッチシーンが前半メイン。
薔薇のライトに照らされてするエッチという、道具は嫌!龍でないと、とか、もう満腹になるくらいの濃~い二人のラブラブぶりを見せつけられます♪
作者さんによると、ほんとうは事後に話す龍のラーメンの話がメインだったらしいのですが、ページ増量によりこの濃厚ラブシーンと思いがけない竜の言葉が聴けたのですv
「ごちそうさま」というべき短編でした。

また、GUSH誌に掲載された短編、颯太の卒園式風景で竜の親バカっぷりがわかった【卒園式】
小冊子に掲載された短編【クリスマス会の、その後で】
特典についていたイラストカードに描かれていた短編【静夜】
初めて龍の親父である石神にあいさつに行く時の竜の緊張とそれが取り越し苦労になり心から受け入れてもらえたエピソードの、『白露』ドラマCDブックレット掲載の短編【霜降】
コミコミスタジオの特典小冊子だった、颯太のじろちゃん大好きの芽生えの頃を描いた無邪気な颯太の発言がかわいい【龍の片鱗】
そして、龍と竜のキャラクターインタビューが載っています。
あと、単行本のイラストがカラーで!
かなり豪華な小冊子となっておりました。

プレミアム小冊子なのに、何故かメモリアル小冊子のような気がして・・・
作者さんの絶版となった作品に新たなレーターさんがついて電子配信されています。
まだそういう形で綺月陣という作家さんとは、繋がっていられるようです。
いつかまた、時が満ちたら、きっと戻ってきてほしいと願わずにいられません。

6

お疲れ様でした。

表紙をめくると今までの文庫の表紙絵がカラーでドーン!!と(笑)

丸々1冊書き下ろしかと思っていたのですがそうでなく
半分は今までの雑誌や特典などのストーリーでした。

書き下ろしの内容は
無理やり次郎と岸谷の前で犯されてたその後の話。
本編ではハラハラした場面がありましたが
こちらはオヤジ部分も盛り込んでの幸せな2人でしたvv

そして残念に思うのは私だけなんだろうか?
「龍と竜~啓蟄~」でのその後とでもいいましょうか
じろちゃんと颯太の「朝まで乳繰り合う」が読みたかったのですが
それに関してのお話は一切なくちょっと残念。
颯太がまだ小さい頃のお話は少しありましたが
やはり今の2人でのラブラブが最後に読みたかったなと。
「龍と竜~啓蟄~」本編が龍と竜メインだったので正直少し期待してた部分あり(^^;)

でもこれが本当に最後なんですね今のところ。
気分が乗った時にでも、不意に同人誌出したりとかしてくれたらいいなぁ。

お疲れ様でした(^^)/

1

茶鬼

こんにちは、カイさま。
私も颯太とじろちゃんのラブ話が何でないんだ!と一瞬思いました。
でも、小さい頃のかわいい颯太でよかったかな、って読み終わって思ったのです。
じろちゃんのスタンスは気持ちは颯太一筋でも、という面があって、
きっと本物の唯一になるには、単行本1冊かそれ以上の苦労や試練の話がありそうな気がしてしまったからなんですが。
もう単行本がない、このシリーズも終わりということなら、この小冊子で是非、過程をすっ飛ばしてもその未来を描いて欲しかったとも思いますよね。
本当に残念で、気が向いたら同人でも書いてほしいですね。

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