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ヤンデレVSキチデレという帯の言葉に惹かれて購入しました。
初回読んだ感想は、意味はわからないが、絵は上手い!ということですw
話は無茶苦茶な感じだし、シチュエーションもマニアックな感じでしたが、最近の職業や立場が違うだけで同じシチュエーションのBL漫画に飽き飽きしていた私にとってはとても魅力的でした!
特にシチュエーション!虫食べてキスするなんて…ときめいてしまいました…また、その際の絵も綺麗な感じだし
(でも虫が苦手な人は本当キツイと思います)
とにかくタイトル通り、好き嫌いの別れる作品だと思います。
でも、ありがちなシチュエーションじゃ物足りないんだ!って言うひとにはオススメできると思います!私は何度も何度も読み返すくらいハマりましたw
主人公である三路くんの凄まじい愛もなかなか素敵ですし…矢島くんもイケメンだし…
帯のヤンデレVSキチデレは正しいか微妙ですが(両方キチデレっぽいので)、面白い作品だと思います!
いや、勢いがすごいですね。BLというより漫画として面白い。
ときにシリアス、ときにかわいくデフォルメされる主人公たちですが、ギャグを交えつつも、壮絶な人生が描かれています。
始まりがまたすごいですね。廃人のようになって家に閉じこもっていた三路ですが、同級生だった矢島がゲイビに出ていると聞き、見ながら泣いているとアパートの天井が落ちてくるという。
時系列は行ったり来たりします。三路と矢島の出会い編や高校時代、再開後のまったりした同棲生活、卒業後矢島が精神病院に入院しているところへ三路が乗り込むシーンなど色々。
しかし、いずれも矢島の壮絶な人生と、矢島を死んでも追いかける三路の想いに満ちています。
作者さんがこのキャラたちを愛しているんだろうなということが伝わってきます。
やはりエッジコミックスは私のドストライクを突いてくるな。
あまりレビューがなく、えいやとレーベル買いした作品でしたが、大当たりでした。
作者さんは他に作品を描いておられるのかな。別名でpixivにおられるようなので追っかけてみたいと思います。
初見の作家さん。
首吊ロ―プと囚人服?の表紙キャラに一目惚れでセレクトw
ふと、この方、聖悠紀氏が好きなのかな―?と思った美し表紙でしたが、表紙と中ページのタッチは違うんで、ちょっと残念;
だけど、そんなの関係なくなるくらいのぶっ飛んだ中身なんで、絵なんかどうでも良くなってきましたが^^
表題作『めぐまれない大人達』シリーズ
美少年が過ぎて、苛めや性対象にされ、他人と交われない『矢島』を、何年も執着する『三路(さんじ)』。
何でそうなったのか(読者も本人も?)理由はしっかりと説明されていませんが、ま、理由はどうでも良いのかも。
だから不可解なのも含めて、読む人によっては「中立・趣味じゃない」も多かろうと想像できます。
キモいキスシーンは、ゴキ型のチョコだと思えば?う~やっぱりキモい!
でも、嫌いじゃないんだよね~
ギャグなの?シリアスなの?
作者の頭ん中も大丈夫?
キャラもテンポもテンパリも「はちゃめちゃ劇」って感じです。
『ヤン&キチ』を、帯にうたうだけあるワ!
橘も、呆れましたよー!だけど、笑った!面白かったー!
『海辺にて物思ふ』
ふと黄昏につまづく、年季入ったゲイの話。
別れを受け入れる恋人爺さんの「泣き」に、フルフルじわっ(涙)
宮沢先生の、ここに愛はあるのか?萌えはあるのか?は、さて置いて、2007~13の集大成の本作は、1回読みだけで、判断しちゃいけません!
3回読んだ橘は「萌え2」寄りの「萌え」でした^^
追:5回読んで評価を「萌え2」に変えました!
シリアスなのかギャグなのか、純愛なのか乱れてるのか、いいさじ加減でくだらなく
いいさじ加減で恋の本音が見え隠れ、このマニアックさが意外とクセになる。
損所そこらのゲテモノ食いなんて眼じゃないグロイキスに三路の強靭な愛と勘違いを
気の毒なくらい感じるのですが、その相手は高校時代の同級生。
三路は何を思って付き合っていたと勘違いしているのか、散々矢島の八つ当たり的
嫌がらせに愛を感じているのですよ。
高校卒業後矢島に会えないことで五月病ならぬ引きこもりになってしまうが、
卒業後に三島がホモAVに出ていた事を知り、ビデオを入手し、見ながら会いたいと
涙する、かなりハチャメチャ展開なのですが、ストーカーも真っ青な求愛に
以外にも心揺さぶられる奥深さもあります。
軽く読めば単なるギャグ漫画に成り下がる恐れがありますが、結構読み込むと
マニアックだけど味がある作品なんですよ。
そしてラストの『海辺にてモノ思ふ』はそれこそ深い味わいが感じられる。
ギャグとハチャメチャ、ヤンデレなのか狂っているか分からないハイテンション後に
ラスト作品でお茶を頂くようにほっとする。
生きているだけで儲けものかも知れないと徒然に思うのであります。
評者のつけた星は、残念ながら表題作に付された
ものではありません。
併録されているデビュー作に対する評価です。
デビュー作はね、本当に良い味わいなのですよ。
BLの文脈で老いの描写に挑んだ意欲作と言って良い。
だから、デビュー作を読んだ時点でこの作者さんの
単行本に期待した方は多かったと思うのです。
……しかして、どうしてこうなった?
いや、視点を変えればこう言う描写もありだとは
思うのです。惚れた腫れたで暴走すれば天地左右も
ある訳なく混乱するでしょうし、色々突っ走る心持は
どう整理したって猥雑さを隠す事は出来ないでしょう。
ですが、ねぇ…。
山も落ちも意味もどっさり混ぜ込んで煮込んだのなら、
せめてきちんと盛り付けて仕上げて欲しい訳ですわ。
これもまた、BLが展開した中の実りの一つです。