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標準語チャラ男攻×関西弁ツンデレ受のキャンパスラブ!
相撲BL!?と聞いて全く想像が付かなかったんですが、
受けの泉田くんがおばあちゃんの影響で相撲好き、大学生となり念願の相撲部で切磋琢磨!
攻めの方は相撲のことはほとんど知らず、褌姿にまさかの鼻血ぶー!!
そんな漫画みたいな!と笑ってしまいました。
相撲部分は本格的な先輩もいつつ、泉田くんは細マッチョなので、いいとこ取りで読めました!
攻めの真木の一目惚れから始まりテンポ良く、好きだ!いやや!を繰り返し、泉田くんが絆されてくのが楽しくて可愛かったです!
押せ押せの真木も本当に嫌なことはしない、泉田くんを良く見て、相撲部の皆とも馴染んでく様子も読んでて気もちが良かった!
ツンデレな泉田くんがやっとやっと心を開いて体も許してくれたのは……
可愛すぎて感無量!!!
久我先生の攻めはほんわかしてながら、ここぞでは譲らない強さがあるとこ大好きです!!
キュンと爽快感たっぷりでした!!
最近、掴みはOKな話によく出会い、思わず声を出して笑ってしまうとかいうことも度々あるのですが、この本も冒頭から持ってかれました☆
ザ・一目ぼれ!
久我作品ならではの舞台が関西で、主人公以外は関西弁です。
合コンに参加した真木が一目惚れしたのは大学の「緑の孤島」と呼ばれる理系の学部から来た泉田という男子学生!
この一目ぼれのシーンから入るのですがそれがまた、面白くて♪
こんなに好みの顔をこの世に生みだしてくれた見知らぬお母さんありがとう!とか(爆)
真木は別にゲイってわけじゃないのに、合コンの女性そっちのけで友人の幹事に泉田の事を根掘り葉掘り聞いて、思わず告白までしちゃう!で、速攻振られる。(当然w)
でもここからがまたビックリで♪
泉田を追い掛けて緑の孤島まで会いに出かけて、そこで見た泉田は何と!相撲部!!
(でもいかにも、な体型じゃなくて細マッチョですから)
まわし姿に鼻血ボタボタ~しかも倒れて気を失っちゃうから、もう爆笑v
お話としては、真木が一途に諦めないで2回も振られながらも、
一見チャラそうな外見に反して、とても誠実で人の懐に入るのが上手くて、素直で真面目で気遣いができてと、そんな人柄にいつの間にか泉田は彼を見直して仲良くなっていた、そして特別な気持ちになっていた、という展開ではあります。
面白いだけでなくて、ほんとうに真木の人柄がこれまたいいんですよ♪
泉田狙いだから相撲部に来て、印象を良くするために部員のご機嫌をとっているわけじゃない。
ちゃんと知らない相撲の事を勉強したりしてそれは泉田がやってるから興味がわくというまっとうな動機だし、
あまり頻繁に行くと迷惑だろうから、バイトや勉強を休まず、時間がある時に行くとかケジメがきちんとつけられるところが、それをさらっと自然にやってのけて、ただ好き好き好きー!で押してるだけじゃない部分が好青年なんですね。
だから、泉田が真木を見直して、コイツ悪い奴じゃないって思えるその姿がとても自然で。
最後、気持ちを自覚するのは無自覚の嫉妬から(お約束?)
キスからエッチのなだれ込みも、普通だと早急感や詰め込みと思いそうな怒涛な流れとは感じずに、真木の辛抱たまらん&善は急げ(?)な、切羽つまってるのに気持ちいいことで流していくから、自然に感じました。
相撲部で受けって身体の負担ってキツくないかな?と思うけど、また割とかするし柔軟性はあるし向いてるのかな?とか思ったりw
爽やかで気持ちよい学生モノのお話は、カキネさんのイラストもパッチリで萌え萌えしちゃいましたv
【恋の上手投げ】
視点変わって、泉田です。
結構性には淡白だったはずなのに、エッチがしたくてたまらない泉田というのがツボなお話です!
ここで、初めて真木が泉田の家に行くのですが、祖父母や両親、妹にも気に入られて、ほんとうに人の懐に入るのが上手い人だなと人柄の良さを実感します。
が、その後真木を好きだというバイト先の女の子が登場するのですが、これが超超嫌なタイプですよ!自分勝手でわがままで、裏表のある子。
でも真木が男前でバッサリ!
この話では、本編ではやっと気持ちを自覚手前までな感じでエッチしちゃったくらいだったのが、泉田が本当に真木が大好きになっている部分が見られて、相撲部員なのにかわいいというギャップを感じましたw
そして、何とあとがきの後にさらにオマケのショートまで♪
社会人になった二人の様子が描かれていました。
いつもの久我作品よりはライト目な感じがするのですが、それでも真木さまさまでしょうか?すごく気持ちのよい話でキュンさせてもらいました。
久我さんの小説は、何を書いていても大体ボケとツッコミの役割分担があり、テンポ良い会話が小気味よいです。
といってもバラエティ等からイメージしがちなコッテコテな関西の雰囲気はなく、京の雅も江戸の粋もどちらも感じさせる間口の広さが、読みやすい要因かなと思います。
今回は一般大学生のカップルなので、芸人シリーズのような飄々とした味は薄く、若さ溢れる青春ラブコメに仕上がってます。
でも漫才テイストは健在で、どつかれて発する声が「おぐふ」だったり、
手が出ても不快でないコミカルな表現がやっぱ良いな~と思います☆
関西の大学に通う東京の田舎出身の真木が、
好みどストライクの同級生・泉田に合コンで一目惚れ。
後日、相撲部で廻し姿の泉田を見て鼻血→失神w
告白して即フラれるが、相撲部見学は許されたことから
健気に気長にアタックし続け…という話です。
クールな泉田(受)。
相撲部といってもあんこ型ではなく長身の細マッチョで、卒業までは学業や鍛錬優先で恋愛はしないと決めている硬派男子です。
この泉田が、一見チャラい真木(攻)に惚れていく様子が説得力あってよかった。
バイトや学業を優先した上で相撲部を見学したり、
好意を示すのも泉田の迷惑にならないよう気を配っている真木。
真木視点の話だけど、彼のただのワンコじゃない思慮深さや優しさに泉田が惹かれてるな~ってことが十分伝わってくる展開でした。
初Hシーンは、二人が会話してるんだけどそれぞれ勝手に暴走していてw
二人とも同じくらい興奮していることが伝わってきて良かったです。
でも、「淫水」とか淫靡な言い回しは
確かにこの二人の爽やかな雰囲気からすると浮いてるかもですね。
相撲BLって珍しいので、読む前はもっとガチで力士みたいな体格の良い受や、相撲を始めた深い理由を期待していたのですが、これはこれでサラッと読めて楽しかった。
後半の泉田視点の【恋の上手投げ】、
巻末の【恋の送り出し】(社会人編)など
くっついた後のラブラブも存分に見られて大満足な作品でした♪
東京(でも田舎)出身で関西の大学に通っている一見チャラ男の真木君が、合コンで一目惚れした理系で相撲部(でも細マッチョ)の男の子泉田に、恋のがぶり寄りで寄り切っちゃうお話。
主人公どちらの子も、久我作品らしい真っ当さで、作品内季節は秋から冬のお話なのに、読んでいる気分はとっても爽やか。
真木は真っ正面から「好きだーっ」ってぶつかっていって、でもそれがけして自己中じゃなくて、引き際や常識をちゃんとわきまえた上でのところとか、
泉田も、男に告白されるなんて青天の霹靂だから、当然のように拒否はするけど、真木の人となりの良さは良さとしてちゃんと認められる素直なところとか、
捻くれたところのない、こんな二人なので、ちゃんと想いが通じ合っていきなりエチになだれ込んでも、素直な盛り上がりで微笑ましい。
後書きの後の社会人編も、このまま添い遂げて欲しいって、気持ちよく祝福したくなる。
ただ、やっぱり私も、淫水や劣情はちょっといただけないに1票かな。
久我さんの大学生カップル物です。安定の爽やかさで受けも攻めも可愛いです。攻めが標準語、受けが関西弁ってのが関西弁の可愛さが引き立ちますね。(とくにHの時。「あかん・・・」とか萌えすぎです)
「恋の押し出し」では同性に告白されて戸惑う受けの泉田くんでしたが、攻めの真木くんの熱意にほだされてめでたくカップルとなった「恋の上手投げ」では、それまで恋愛経験の少なかった泉田くんが性的なことばかり妄想して「これでいいんだろうか」と心中で悩む様子がコミカルに描かれていて可愛かったです。久我さんの書かれるカップルはおめでたいくらいにお互い幸せそうなところが大好きです。
BLというジャンルで相撲って・・・大丈夫なのかな?と最初はちょっと心配しましたが、全然OKで萌えられました。挿し絵もエロ可愛くてよかったです。