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表紙から思ってなかったけど、どちらかというとシリアス系かも。
資料室管理の時枝が受けですが、部長と資料室でセックスしてるなんて思わないよね。
目撃した名村もビックリしてたけど、欲情しちゃって秘密を共有することに。
時枝には性接待せざる得なかった過去があるようです。
3Pの始まりです。
最後は名村と時枝がくっつくんですが、時枝が可愛い。あんまり、おじさん受けって読んだことないけどこれは時枝に萌え。
表題作も好きですが、病んでる坊っちゃんに飼われる話も好きですが、褐色肌攻めの砂漠の話が一番好きかも。
自分探しの旅をしてる昴が砂漠で出会うナウファル。
昴は26歳、ナウファルは19歳。
ナウファルは長だからかめっちゃしっかりしてます。
年下攻め褐色肌に萌え。
新刊チェックで粗筋を読んで少し気になっていたのですが、
特典ペーパー付きですが、今回は購入を諦めていました。
しかし、いつもの書店で新たに特典つきフェアがあり、
フェアの機会に新本で購入しました。
◆『ボクと上司と彼の恋人』、『ボクと上司とボクの恋人』
◆表紙と裏表紙カバー下の漫画(タイトルなし)
特に高瀬さんが気になって仕方がありません。
いくら救済話があるとはいえ、長年、密かに片想いをしていて、
秘密の関係を続けていたのに、突然、自分の部下が遭遇して
掻っ攫われてしまって、その時の高瀬さんの気持ちのことを思うと、
読後は非常に複雑な気持ちになりました。
一話の短編のため時枝さんの心理描写が無いので、
名村さんを好きになった経緯が分からず、
作品の世界観に入り込めませんでした。
短編の中に複雑で複数の設定を盛り込みすぎたような感じに、
また、無理に一話で終わらせたように感じました。
単行本一冊分の長さにして纏めるか、いっそのこと3Pで
大団円の結末にしたほうが読後の満足感が大きく得られるのでは
ないかと思いました。
物語の内容や展開、人物の設定などは良かっただけに、
非常に勿体ないように思いました。
◆『坊ちゃんと、夢の中』
収録作品の中で一番 良かったです。
あとがきによると、似非明治で座敷牢の設定ということですが、
明治時代の雰囲気が伝わってきて、和服もあり、萌えました。
攻めの過去に、フランスで一体 何があったのかが知りたいです。
受けが居なくなって取り乱す攻めや、居なくなった理由を
攻めを安心させるよう言い換える受けの表現がとても良かったです。
もっと二人のお話の続きが読みたいと思いました。
◆『熱砂の黒い王』
とても読みやすいアラブ物でした。
収録作品の中では一話で綺麗に纏まっていると思いました。
とても19歳とは思えない凛々しい攻めがカッコ良かったです。
受けはガイドに荷物ごと逃げられて、
受けの荷物が売られてしまっていましたが、
受けのパスポートが気になりました。
旅慣れている受けなので、パスポートだけは肌身離さず
身に付けているとは思いますが、攻めと一緒に居るとなると、
ビザの問題とかが気になりました。
◆『樹海のマヨイガ』
とても良いお話でした。
樹海をテーマにした設定がとても興味深いです。
死のうとしている場面を描いた作品や、現世と死後の世界の境界線が
舞台になっている作品は今までたくさんありましたが、
そういえば樹海を舞台にしたBL作品は一つも出合ったことがありません。
そのこともあって、斬新な舞台設定だと思いました。
もしかしたら樹海が舞台の作品は、この作品が初めてかもしれないと
思いましたが、この作品の他にもあるかもしれないので、
機会がある時に探したいと思います。
迷い家には、家に来た人たちの時代に合わせた書物がありましたが、
140ページに描かれている書物の表紙が面白かったです。
攻めが迷い子である受けを無事に見つけ出すことが出来たのかが
知りたいです。
その後のお話が読みたいと思いました。
今回の評価は、「中立」と「萌」で非常に迷いました。
『坊ちゃんと、夢の中』、『熱砂の黒い王』、『樹海のマヨイガ』の
3作品は、1話だけでは読み足りないという点を考慮すると
「萌×2」に近い「萌」評価になりますが、
読み足りなさが気にならないと思うくらいに迷うことなく
「萌×2」評価です。
やはり『ボクと上司と彼の恋人』の作品が、他の作品の評価を揺るがすほど
非常に大きく影響しました。
「中立」にするには他の3作品の評価をどうしても下げたくなくて、
せっかく新本で購入したこともあり、間を取って最終的に
「萌」評価にしました。
総合評価は「萌」に落ち着きましたが、『ボクと上司と彼の恋人』は
まだ評価を付けられずにいます。
表題作の展開なんですが、、、
いくら短編とはいえ、いきなり会社内であの状態は、あまりにも急展開過ぎて、
残念なことに、ついて行けなかった。
時枝さんって、Mアナル奴隷に調教されちゃっている認識でいいのかなぁ、
その位ダーク設定じゃないとこの後の3Pシーンにつながらないような、
そのくせ名村と暮らしたいとか乙女な事言い出すし、
超魔性?
次の「坊ちゃんと~」も監禁ものなのかと思うと、微妙に、、
でも、こういう思考に落ち着くって事は、Mアナル奴隷として立派に調教されて幸せに暮らしました、めでたし、めでたし、って事で、これはこれでいいのかもしれない。
後の2作品は、いいと思った。
というわけで、表題作、コミックスのタイトル的には「ボクと上司と彼の恋人」って凄く掴みはいいけど、展開について行けなかったので萌一つマイナス。
どの作品も設定は面白いのに、短編のため読者の想像に委ねる作品が多く、非常にもったいないと思いました。
<ボクと上司と彼の恋人>
上司の高瀬部長と、資料室にいる癒し系時枝の情事を目撃してしまった、新人MRの名村。口止めの代わりに2人と一緒に情事に参加(?)
これもちょっと唐突感が否めないのですが、高瀬が名村に惹かれている時枝をあっさり手放したのが「?」でした。恋人なのに?って。
結果、お互い惹かれあっていた時枝と名村は付き合うことになるのですが。
かつては高瀬と競うほどの優秀MRだった時枝が資料室にいる理由、高瀬と時枝がどうしてこうゆう関係になったのか、などなどの説明がすごく少ないので各キャラクターに気持ちが入りにくいように感じました。
なので想像を働かせて(笑)
高瀬は時枝を好きではいたけど、それと同時にまた自分と切磋琢磨する位優秀だったMRに戻ってほしいという気持ちが強かったんだと思います。
時枝はある出来事から心を病んでしまったのですが、高瀬は「好き」な気持ちと「立ち直らせたい」気持ちで関係を持ったんだろうなと。
時枝も高瀬は嫌いではなかったと思うんです。ただ高瀬と付き合うには過去にあった忘れたい出来事も思い出してしまう。だから高瀬にまっすぐ向かえなかったのでは。
そんな中過去の出来事なんか知っちゃいない(笑)ちょっと天然の青年・名村が登場し、時枝は逆に癒されていったんではないかと思うのです。
そして高瀬は高瀬で、自分では立ち直らせることができなかった時枝が名村の存在で一歩踏み出そうとしてることろ感じ取り、背中を押したのでしょう。高瀬にとっては失恋になりますが・・・。
<坊ちゃんと、夢の中>
海外で精神を病んで言葉を発しなくなった衛介と、彼に奉公することになった依人。
いきなり凌辱され、監禁され、だんだん快楽にならされていく自分が怖くなり・・・。
それに坊ちゃんが見ているのは自分ではない。どこかの国の言葉で寝言を言い、涙を流す衛介に虚しさをかんじる依人。
逃げ出そうとしたその時に、依人がいないことに気づきパニックになった衛介が叫んだ言葉は自分の名前だった。
変わらない監禁生活に戻っても、衛介のそばにいられる幸せを感じる。
監禁といってもすぐ逃げられるくらいにゆるく、衛介がいきなり寄人を凌辱した以外は手料理を振舞ったり・・・と緩やかな時間が流れます。
これ面白いのにな。衛介が料理修行のために海外に留学したのですが、そこでいったい何があったのか?
なぜ依人を気に入ったのか?
相変わらず言葉を発しないまま終わりましたが、いつかは精神が戻る事はあるんだろうか?
など「???」が多いまま終わってしまったのが残念!
<熱砂の黒い王>
アラブものですね。
旅行でやってきた昴は神聖な水を飲もうとしてしまう。そのため囚われてしまうのですが炎天下に放置(制裁)されたのを乗り越えたことから、今度は客人として迎えられる。
一緒にすごすうちに心を通わせて・・・というお話し。
年下なのに男前で一本筋の通ったナウファルがかっこいい。
<樹海のマヨイガ>
なんか不思議なお話しでした。
死のうとして樹海にはいった星海。
そこで見つけた一軒の家でたついという青年にもてなしを受ける。
身体を重ねて目が覚めると家もたついも消えていて・・・。でも夢じゃないとわかるのはたついが握ったグタグタなおにぎりが残されていたから。
たぶんたついは死を覚悟した人が一時会うことが出来る違う次元にいる人で、たついはいつもそんな人を見送るだけで孤独なんでしょう。
星海と関係を持ったときに「一緒に連れて行ってほしい」と強く望みます。
一人残された星海は星海で、生きる事を決意。それと同時に絶対たついを見つけるんだと仕事が休みのたびに樹海を探す日々。
もうちょっとで再会できるか・・・?というところで終わってます。
一晩しかいない客人を一生懸命もてなすたついの健気さと、生きる意味を見つけた星海がまた会えるといいなーと思います。
書下ろしは表題作の続き。
一歩進む覚悟が出来た時枝は会社をやめる。それと同時に引っ越しをすることに。
それを名村から伝え聞いた高瀬は、自分の知らない時枝が増えてきたことを実感します。
なじみのバーに行き、いつか時枝がMR復帰したら一緒に飲もうと取っておいたワインを一人であける高瀬。
そのバーにはソムリエ志願の男の子がいて、何があるわけでもなかったけど「もしかしてこの男の子が高瀬の癒しになるのかな?」と期待させる終わり方でした。
一方の時枝は引っ越しを期に名村と同居しようと考えてて、名村は歓喜します(笑)
バラエティに富んだ作品で非常に面白かったのですが、冒頭で書いたようにちょっと説明不足なものが多く、「もうちょっと」「もうちょっと」と思うものが多かったので萌え評価。設定だけなら萌え萌え評価です。
新人MRと元優秀なMRで過去の出来事に傷ついた資料室勤務の時枝と
その時枝の同期で肉体関係がある部長の高瀬との三角関係で、
時枝と高瀬は一見すると恋人同士に見えるけど高瀬の片思いで
過去の囚われている時枝の傷を身体で慰めている感じです。
そこへ現れるのが新人名村で、MRとして悩みながらいつも時枝に相談。
ある日時枝と高瀬の絡む姿を見て、押えられない情動で3人での関係に~
結果的には高瀬が片思い&セフレだったのが新人名村に時枝を奪われるけど、
時枝の過去のこだわりをいつの間にか名村が払拭していて、時枝が前に一歩
進む事が出来て、名村と恋人同士になる話でしたが、高瀬がちょっとお気の毒。
長年片思いしていて、当て馬的になってしまったのは可哀想かも。
ヤンデレ気味のお坊ちゃまと口減らしの丁稚奉公に上がった少年との監禁ラブは
異国で心を病んでしまったお坊ちゃまが心を少しずつ愛の力で立ち直れるか?
と思える雰囲気はあるけれど、やっぱり監禁は続きますが執着される愛に
これも幸せの形と思わせる内容でした。
後は、ちょっと痛いアラブものと、全てを捨てて樹海に来た男が樹海の小屋で
メイドに迎えられるという不思議で切ないお話と表題の番外編が収録されてます。
全体的な雰囲気はシリアスな大人の恋愛ものの雰囲気がある1冊でした。