電子限定描き下ろし漫画付き
もう面白いの他に言葉ありません!
エクストラヴァージンアディオス!
↓
絶対不可侵部位喪失!
漢字で書いたら笑いでしかない!(笑)
ちょいちょい出ます!このパターン!
読んでて幾つ出てくるか数えるのも面白いかも。
バリタチと豪語する実業家でこの作品の主人公、渡海泰良。
それを支える後輩、野々宮諒。
美少年専門で尽くしまくってフラれる渡海。
それをいつも見てる野々宮。
野々宮こそ、ずっとずっーーと渡海を想ってるのに渡海にとっては範囲外。
今宵も美少年にフラれ、落ち込んでる渡海にアタックを始める野々宮。
ここからバリタチの渡海にとって「絶対不可侵部位」を「喪失」しまい、新たなネコの世界に誘われてしまう………
あれ?いや!元々、野々宮にとって渡海はネコの中のネコであり(笑)
最初はネコを認めない渡海だったが野々宮なら特別にネコをしても良いになり……
あらあら!どんどん可愛くなるではないですか!(笑)渡海♡
自分はバリタチだ!!と豪語してたのに、野々宮に真のバリタチとは……を説くように変わってきたのも可愛いすぎでした!
オッサンなのに何故か可愛く見える!!!
最高でした!
また、燃え上がった後、野々宮が渡海への愛溢れるエッチの感想をツラツラ述べるのが面白すぎでした。
是非!オッサンが可愛くなるのを皆さんに読んで欲しいです♪
めちゃくちゃ面白かった!
ベースはコミカルに描かれていますが、
恋愛部分はすごく純愛でキュンキュンしちゃいました♡
ベンチャー企業の社長・渡海は美少年好きのバリタチ。
お金持ちで、優しくて、恋人には尽くして、モテる要素しかないのに、
いつもフラれてばかり。
毎度のごとく、その日も失恋の愚痴を吐いていると、
部下の野々宮が突然「俺が慰めましょうか?」と言ってきて…
しかも、まさかの渡海が抱かれる側で、それまで散々突っ込んできた
バリタチ男が突っ込まれる側になり、溺愛されてしまいます。
バリタチへのこだわりが強い割に快楽に弱くて、抱かれる度ぐずぐずに
なってしまい、野々宮に愛される歓びを感じ、少しずつ絆されていく渡海。
見た目は髭面のイケイケなおっさんなのに、こちらまで野々宮補正が
かかってくるのか、不思議とだんだん可愛くみえてきちゃいます。
いくら虚勢を張っても、私にはもうネコちゃんにしか見えません(=^・^=)
うざったいバリタチアピール(笑)を除けば、明るくお茶目で、他人から
利用されてもニコニコ笑っているようなお人好しですごく魅力的な人柄です。
だからこそ、彼を傷つける人間を遠ざけたいという野々宮の気持ちも痛い程わかる。
渡海にはいつも能天気に笑っていて欲しいんだよね…
攻めの野々宮は大学時代から10年以上も片思いをしてきた一途さん。
欲を満たした途端に渡海から離れていく人間関係の中で
野々宮だけがずっとそばにいて、いつも寄り添い見守ってきました。
一見ひょろっとして見えますが、脱ぐと分厚い胸板が素晴らしい
隠れマッチョで渡海を軽々とお姫様だっこしちゃうくらいの力もち!
無表情で無粋で、無害そうな顔をしているけれど、その内には
獰猛な野獣を秘めています。
渡海への愛は海よりも深く、重く、超情熱的な男なのです。
渡海にぬらりくらりと躱されようともぶれることなく、まっすぐに
気持ちをぶつける野々宮はかっこよくて時々ドキっとさせられます。
変に恋愛テクとかを使わず、彼の言葉はいつでも心からのもので
その分ヒットするとすごくキュンとくるものがあるんですよね。
ちなみに二人の周囲は意外にもゲイカップルに寛容で、
彼らを見守る会社の女子社員たちも親近感が湧いて好きでした。
こんな社長と上司だったら毎日楽しいんだろうなあ…羨ましい!
あと、毎話出てくる「渡海語」が秀逸で大好きでした。
※漢字にルビをふった本作品独自の謎用語
例えば、
「絶対不可侵部位」で【エクストラヴァージン】
「一夜のオトナのたしなみ」で【ワンナイトアダルトプレジャー】
「バリタチ忘れそう」で【アイデンティティークライシス】etc…
もうそのまんま読めばいい。と言うツッコミは無粋の極みです(笑)
要するにタイトルの意味は「おじさんの処女よ、さようなら」
ということになります!
一冊にまとまるのを首を長くして待っていました!ヒゲとか美少年好きとかそういう要素を二の次にして(ヒゲもロリコンも別に嫌いではない)とにかく「バリタチが愛の力でネコになる」という展開がサイッコー〜〜に好き!なので電子の頃から毎話楽しく読んでいた作品。
私見になりますが「バリタチ」は絶対「ネコ」の素質を持ち合わせていると常々思っていて、この本はそのわたしの考える「バリタチ=ネコ」という矛盾極まりない謎理論を非常に分かりやすく描いて下さっていました。いや〜感動。本来「タチ」とは「竿」をする側の呼称であるはずなのですが、BLにおいては「竿」というよりも、「タチ」という「性質」にすぎないのでは?というどうでもいい持論です。
で、この持論はなかなかどうして共感を呼び難いものなのですが、この作品はその「性質としてのバリタチ」を分かりやすくボーイズラブの中に落とし込んでくれました。
バリタチ受け様渡海さんの言う「バリタチ」論、言ってしまえば「考えるな、感じろ!」っていうアレです。愛を与えることがこの作品(というか渡海さん)流「バリタチ」の役割で、愛されるより愛したい彼はネコだけどタチなんですね。「尻で抱く」って言葉がありますけど、その派生みたいな雰囲気かもしれない。
攻めのののちゃんはめっちゃ攻めです。尻で抱かれてても攻め。彼はスパダリというより「ド攻め」ってやつかな。流石不屈のエクストラなヴァージンをアディオスしただけのことはある。
とにかく私はどハマりでした。
赤根先生の描かれる男性の肉体はとても肉感的で柔らかそうで、いやらしい。そして根底まで探さずとも表立った愛がある。
今作は受けがバリタチの精神を持つバリネコだったこともあり、いつも以上に愛し愛される50/50なハッピーエンドで心地の良い読後感です。
このタイトルどういう意味?と思って読みはじめましたが、『絶対特別不可侵部位喪失』=処女喪失ということ(笑)
本作には、ルー語ならぬ〝渡海語〟というのが沢山出てきて、バブリーな雰囲気満載です。
「ワンナイトアダルトプレジャー(一夜のオトナのたしなみ)」とか、「トレンディエブリデイラブラブライフ(めくるめく愛の日々)」とか、最初はうざーって思ってたのに、回を追う毎にもっと欲しくなるから不思議w
赤根先生の言葉のセンスにには毎度驚かされますし、今回も間違いなく面白い!
ベンチャー会社社長の渡海は、美少年趣味のバリタチ。
カモにされては振られ、その愚痴を後輩・野々宮に聞いてもらう日々。
そんな渡海に対し、野々宮は「俺が慰めましょうか」とアピールしてきてーー…!?
バリタチゲイのお調子者ひげ社長を、ネコにしちゃう部下。
ありきたりなストーリーを、言葉選びや作画で個性的かつコミカルに仕上げています。
美少年を愛しては捨てられてしまう渡海は、本当は〝愛されたい〟のだと思う。
仕事ができる割におちゃらけた渡海ですが、ここぞという時に社員を守る社長力にはグッときます!
そして、その渡海を大学の時から一途に想い、支えてきた野々宮の執着と独占欲が見どころ!!
無表情で辛辣な野々宮が、渡海にだけ見せる雄の顔がセクシー♡
隠れマッチョな体もかっこ良く、事後は赤裸々に感想を語る(笑)
仕事モードと野獣モードのギャップが堪らん!
渡海が抱かれながらも〝バリタチ〟をやたら強調してくるのは、ただの男の矜持だろうと思っていたんですよね。
でもね、これは「野々宮だけのネコちゃん」アピールなんだと気が付いた!なる程ねと。
野々宮が強引なのに嫌な気がしないのは、そこに確かな愛を感じるから。
その愛を全身に受け、ネコオブネコとして成長していく渡海が、最終的に可愛く見えてくるから不思議(笑)
とにかく、Hの時の二人の表情が最高に可愛くてエロいので注目です♡
二人を見守る女子社員達も好感度高し!
あー、私もこんな会社で働きたーい!!
今まで美少年を愛でてバリタチでやってきた30代が。
眼中になかった盟友と恋愛関係になり。
しかも受けになる。
…という物語。
主人公はベンチャー企業社長の32才社長・渡海(とかい)、ゲイ。
若いコをバブリーなカネの力で甘やかして恋愛遊戯してるんだけど、必ずフられてる。
いつもの通り愚痴ってると、社員で盟友の野々宮に告白され…
…という話。
ののちゃんを抱く?ムリムリ!
…と思ってたらなんと。
野々宮がタチだという。
若いコをヤる。そこを信念としてたのに友人にヤられて絶頂!なんて…
これまで染み付いた「バリタチ」呪縛、そこにしがみつく渡海の一種哀れなコミカルテイスト。
いつまでも「バリタチ」に固執して取り繕う渡海の姿が、私の目にはどうしても滑稽に映ってしまう。
かといって渡海の葛藤は確かに理解できるので、この渡海のあがきと野々宮に委ねる気持ちのバランスは難しいなぁと感じた。
こんなに愛されて嬉しい。
こんな風に抱かれて嬉しい。
そんな渡海の人生をひっくり返すような「コペルニクス的転回」を、もっとストレートに、もっとストロングに、もっと真摯に描いて欲しかった感あり。