老いもせず、死にもしない。 そんな死神の恋―― 切なさが美しく心に響く、連作落語シリーズ。

年々彩々(表題作 デラシネの花~落語「寿限夢」より~)

nennen saisai

年年彩彩

年々彩々(表題作 デラシネの花~落語「寿限夢」より~)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神65
  • 萌×224
  • 萌30
  • 中立6
  • しゅみじゃない13

--

レビュー数
21
得点
517
評価数
138
平均
3.9 / 5
神率
47.1%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
onBLUE comics
発売日
価格
¥619(税抜)  ¥669(税込)
ISBN
9784396783389

あらすじ

【金魚すくい】
怠け者の与平と彼に取り憑く貧乏神。
二人はいつの間にか夫婦のような間柄になるが……
~落語「貧乏神」より~

【デラシネの花】
長寿を願い名付けられた寿限無(中略)長助さんは
幕末をむかえ、文明開化の音を聞き、二つの大戦を生き抜いて現代を生きていた。
そんな孤独に生きる彼の心の拠り所は、昔みた“死神”だった。
~落語「寿限無」より~

落語シリーズ二作ほか、短編一編&描き下ろし収録!

表題作年々彩々(表題作 デラシネの花~落語「寿限夢」より~)

ホスト 寿限無(中略)長助 200歳くらい
貧乏神から転職した死神

同時収録作品金魚すくい~落語「貧乏神」より~

怠け者の与平
貧乏神

同時収録作品小向家の事情

その他の収録作品

  • 描き下ろし(デラシネの花)
  • カバー下表紙1【表】:キャラクターも登場のあとがきマンガ
  • カバー下表紙4【裏】:裏話[文字のみ]

評価・レビューする

レビュー投稿数21

落語がらみコミックの秀作です。

秀さんの作品で一番好きなのがこの「年々彩々」。

上方落語好きの私はもともと枝雀師匠の「貧乏神」もとっても好きなのですが、女房のようになってしまうビンちゃんとの間に「恋愛」を足してこんなに切なく仕上げるなんて! ほんとに天才だなぁと思いました。色っぽいし。

そして長生きの「寿限無」に死ねない悲しみを抱えるバンパイヤものの味付けを加えるという発想もまた天才的。現代では夜の世界に生きてる…なんて設定も絶妙だし、死神とビンちゃんを絡めるあたりも脱帽。

キュンとしたり、切なくなったり、ジーンとしたりしながら「秀さん天才!」と唸りつつ何度も読み返しています。
私が、BL読みじゃない人にも折を見てはおすすめしている本たちの中の代表的な一冊です。

2

落語はよく知らないけれど、ガシガシと涙腺をやられます

秀良子さんは私の中でとても神率の高い作家様なので好きな作品はたくさんあるのですが、本作はその中でも特にお気に入りの作品。
強く長く心に残り続けるような神中の神作品です。
貧乏神ビンちゃんのダメンズウォーカーっぷりに乾いた笑いをこぼしつつ、デラシネ(根無し草)の孤独感と心の拠り所(救い)を描いたストーリーにガシガシと涙腺をやられます。



落語をベースにした「金魚すくい」と「デラシネの花」は、2人の根無し草のお話。
「根無し草に花は咲かない」と、かの経営の神様(松下幸之助氏)は仰っているわけだが、さてさて「デラシネの花」とはなんぞ?と。
この洒落のきいたタイトルに惹きつけられて読み始めてみれば、これがあとでグッと効いてくるキーワードだったことに気付かされる。
秀良子さんの描くお話にはいつも素敵なアンサーがあるのだ。

怠け者で貧乏神にすら見放されて独りぼっちになった「金魚すくい」の与平が最期にポツリと漏らす「さみしいなぁ…」
何百年も死ねずに独りで生きてきた「デラシネの花」の長助が死神に懇願する「傍にいてくれよ なぁ… 頼むよ…」
孤独の限界点を超えた2人の主人公が口にする言葉の先にある結末の差こそが、秀良子さんの提示するアンサーなのだと思う。
同じ根無し草でも、長助のように掴むべきものをしっかりと掴み自力で根を生やすことが出来ればいつか「花」は咲くのだろう。
だけど、「さみしいなぁ」と呟くことしかできなかった与平は根無しのまま死んでいく。

「デラシネの花」の対比として描かれている「金魚すくい」には教訓が詰まっている。
与平はビンちゃんに喜んでもらいたくて買ってきた2匹の金魚をビンちゃんが愛想を尽かして出て行った後も大切に育てているんだけど、そのうち1匹いなくなり、やがて残りの1匹もいなくなって…
一つの桶の中で飼っていた2匹の金魚は与平の理想の無意識の現れだったのだろうと思う。
だけど怠け者の与平は理想を眺めているしか出来なかった。
理想と現実のギャップを埋められないまま、公園でボンヤリとよその母娘を眺めている与平の視線が哀しい。
結局怠け者の与平が掴めた救いは、死ぬ瞬間のあの一瞬だけ。
与平の最期に再び現れて、金魚のお礼を言うビンちゃんの心を思うとやるせなさがこみ上げる。

この落語シリーズは、一つ一つは与平と長助の話なのだけど、二つが合わさるとお話の主人公がビンちゃんになるところもまた面白い。
「神様」という存在だったビンちゃんが一気に人間臭くなる。
与平を心にずっと住み着かせたままでいるビンちゃんが切ない。
長助と一緒に生きていくことにしたみたいだけど、ダメンズウォーカービンちゃんは果たして無事幸せになれるのか?!
「金魚すくい」の頃のビンちゃんが端々にデジャブる描き下ろしの長助との生活に一抹の不安が拭えません><
頑張れビンちゃん!!



タイトルの「年々彩々」というのは、禅語の「年年歳歳花相似 歳歳年年人不同(年々歳々花相似たり 歳々年々人同じからず)」をもじってあるのだと思いますが、「諸行無常の世界に彩りを添えられるかはその人の心次第」というふうに解釈しています。

最後にひとつ入っている現代モノの短編は、とても秀良子さんらしいクスリと笑えるオチ付きでほっこりしました。

【電子】レンタ版:修正◯、カバー下×、裏表紙×

5

魅力的な貧乏神

切なさが胸に響く、落語BLシリーズです。
落語は詳しくないけど、面白くて世界観に引き込まれて、一気に読んでしまいます。貧乏神や死神(同一人物)が、可愛くて魅力的で萌えます。

『金魚すくい』
貧乏神に働けと言われるほど、ぐうたらな与平。貧乏神に内職させる最低な男だけど、貧乏神が喜ぶかと思って金魚をプレゼントする優しい一面もあります。そして、とうとう貧乏神にも見放されて…。
月日が経ち、自分の死期を知って、一人は寂しいと呟く与平。そんな与平の前に現れたのは、死神の資格を取った貧乏神でした。
待ち望んだ再会が、最後の逢瀬になってしまった事実に切なくなります。

『デラシネの花』
死なない男と死神(前作と同じ、貧乏神から死神になったびんちゃんです)の話になります。
死なないことで200年孤独に生きてきた男が、ずっと探していた死神。やっと死神を見つけて、死にたいと懇願するのです。
死ぬことは叶わなかったけど、そこから始まる、おかしな付き合い。おまけに、会うたびに感じる、死神への愛しい想いと執着に戸惑います。
そして、とうとう死ぬ時がやってくるのですが…。
2人の最後の望みと、ハッピーエンドが良かったです。

人間味あふれる性格と黒髪長髪の美人な容姿で、死神のびんちゃんの魅力がキラリと光る、そんな1冊です。

4

食う寝るところに住むところ

一冊通してとてもコンセプチュアルで、秀先生は落語というテーマをこんな風に料理できるのか…!と、一話目を読み終わってすぐ次のお話が楽しみになる、読んでいてワクワクする本でした。
だめんずうぉーかーなビンちゃん、本当にかわいかったです。
「金魚すくい」では、だめんずな攻めってひとりにすると実は淡々と生きのびていくんだよな…という真理にも気付きつつ(でも受けの攻めへの献身を楽しみたいところもあるので、BL的には必要悪ですね)、ラストはやっぱりビンちゃんの健気さに切なくなりました。

また、「じゅげむ」のBLアレンジの発想が本当に面白くて…!
ちょっぴりコミカルにも描かれつつ、何度も投げやりになりながら時代を見つめてきた寿くんが切なかったです。
一番ドキリとしたのはやはり今際の際にビンちゃんがかの有名な名前を読み上げるシーンだったのですが、その中で不意にスッと切り取られる、「食う寝るところに住むところ」という一節となんでもない街の風景の挿絵になぜかすごくすごくぐっときて涙腺が緩んでしまいました。こういう演出は、やはり流石だと思いました…。

ラストは暖かい幸せもいっぱいで、時々不意に読み返したくなる素敵な一冊です。ありがとうございました。

2

本当素敵でした!

秀良子さんは、前に「宇田川町〜」を読んだのですが、全く響かなかったのでそれから読んでいない作家さんでした。絵や雰囲気は好きなのですが、あの話は駄目だったみたいです。

この本もずっと気になってはいたのですが何故か手が出ず、やっとこ購入。

あああ!これ!!!落語だ!
いやあ、まさかこういう系統とは!
元ネタを上手くBLアレンジしてあって、素敵です。
もっと早く読めば良かった。
BLですが、そういうシーンはほとんどありません。
でもそんなものなくても、これで充分伝わるのでいいのです。何よりビンちゃん(落語と同じだ!!)の存在が美しい。
彼、本当切ないですね。
貰ったものが、金魚とコロッケというのが好きです。
でも、一応ハッピーエンドだからいいか。
これ、貧乏神が死神になるって件は、特に表記はなかったですが「死神」も入ってるんでしょうか。

落語や古典が元ネタのBL、もっと読んでみたいです。
本当素敵でした!

3

キリヱ

yoshiakiさん

コメント有難うございます!
これ、いいお話ですね!
何故、すぐ読まなかったのだろう。(後悔)
落語で大好きな枝雀師匠で見た事があるので、驚きました。
BLにこういう切り口があるとは!
落語はそこまで明るくないのですが、たまたま知ってる話3つだったので余計に嬉しかったです。
落語や古典を題材にした新解釈のBL、もっと読んでみたいです!

yoshiaki

キリヱさま

こんばんは。答姐でいつもお世話になってます<(_ _)>
この作品面白いですよね~。
私も好きです(^O^)

>これ、貧乏神が死神になるって件は、特に表記はなかったですが「死神」も入ってるんでしょうか?

読んだ後私もちらっと調べたんですが、落語の「死神」もほんのちょっとだけミックスされてますね。
落語の「貧乏神」と「死神」を、神つながりでつなげただけじゃなく、ストーリーとしてもびんちゃんの転職に納得できる流れになっていて、しっかり読ませる話だなと思いました。
死神の装束がハレの日の衣裳というところも、好きです。
落語元ネタのBL、もっと読みたいですね☆彡

玉を集めて生み出すよ!

秀先生の柔らかいペンタッチには、こういった古風なお話がとてもよく合いますね。
カバーも和風で、読み始めることが楽しみになるデザインです。

私、落語を聞くことは今までほとんどなく、時折テレビやラジオから流れる落語をなんとなく耳に入れたりする程度です。その昔見たドラマでの落語もちらほら拝見してはおりましたが、印象に残っているのはまんじゅうこわいくらいなもので……そんな知識がない人間でも、一冊を充分に楽しむことができました。
貧乏神も寿限無も、落語を聞く人が周りにいたため存在こそ知っていたものの、本当のオチ(サゲ)がどうなるかは今なお知らずにおります。(ただ、真の貧乏神でもビンちゃん呼びがあるというのは知りました。落語って硬いイメージがあったのだけど随分違うんだと衝撃を受けています。)
[年々彩々]でのオチは秀先生なりのもの(カバー下のあとがきでも綴られていましたね)なのですよね。オマージュ作品ながらも、BLであるがゆえに落としどころをうまーく作られているなぁと思いました。

>ビンちゃんのこと
ダメ男にハマってしまう人の典型といいますか、この頃のビンちゃんは良くも悪くもお人よしだったのでしょうね。与平さんが全面的に悪いのです、弁解の余地もなく、そしてビンちゃんは紛うことなき貧乏神であっただけです。
けれども、二匹の金魚が一匹になり、そしてそのこさえもおそらく死に、与平さん自身も肺を患い死神ビンちゃんが迎えるところは、寂しさと幸せの行く末を考えました。
そういったことがあっての寿限無ということもあり、えらく近代的になったビンちゃんには驚きつつもああ死神として生業を得ているのだなとホッとしたりもして。死神正装と思われる黒地に花柄のお着物はとても美しいです。
結果的に寿限無もややダメ男で(笑)ビンちゃんってばダメ男を寄せるフェロモンでも持っているのでしょうか。永らく生きているであろう(そして神であるならば寿命もなかろう)ビンちゃんが、唯一引きずる与平との思い出に寿限無のこともプラスされれば、きっとまた笑ってくれることでしょう。
200年も生きた寿限無が忘れられないほど、きれいな笑顔だものね。

>同時収録作
[小向家の事情]
切り口こそライトであれど、扱っていることは今の日本ではハードなことです。
救いなのはこのお話の視点が子供である颯太であるということ。男の子の方が、まだこの頃であれば鈍感でいられますものね。いえ本人のなかではド修羅場であったろうことは間違いないのですが。
颯太の目線での記憶と感情が、言葉にならずとも絵でこちらに伝われば伝わるほど、この家庭の事情が痛みをもって表れるように感じました。でも、まだ颯太が蓮司のことをちゃあんと好きだったから、大丈夫だったのですよね。
紆余曲折ありましたでしょうが、これまたオチがある意味で爽快でした(笑)

萌え如何の度合いを考慮すると評価が【萌】なのですが、秀先生の創られるお話は好きなんですよね。この一冊でもそれを強く感じました。

3

和のミニマリズム

3つのお話が入っていました。
あらすじは割愛します。

3つとも、オチがよかったです。やはり、落語はオチが秀逸であってこそ。
1つ目は切ない余韻の残るもの。
2つ目は明るさを感じるもの。
3つ目はどんでん返し。
あいかわらずうまいなぁと思います。

秀さんはもう世界が確立してらっしゃるので、あとは読む側の好みの問題。
秀作品の中では、これはスタイリッシュな方ではないでしょうか。必要な部分だけ描いて(画面上もお話上も)あとは余白にして、和のミニマリズム、という印象。
これを狙ってこう出されたのでは、うならざるを得ません。うまいなぁ、としか。
これまでの作品もよかったですが、ぐうの音も出ない作品はこれが初めてです。

2

幸せかどうかは自分が決める

 この貧乏神改め死神が、よくできた受けで…。
 
 表情乏しく淡々と生きているように見えますが、無限の時を諦めずに生きるって、ものすごい情熱家なんだろうなと思わされます。切なく儚げに見えて芯が強い。運命を嘆くでもなく、だめんずを恨むでもなく、しっかり自分を持って生きていて、それは幸せなんだろうと思います。だから美しく見えるのでしょうか。
 底の強さが計り知れない受け、大好きです。何十年でも何百年でもかけていいので、だめんずをしっかり調教してもらいたいです。

 らぶらぶな萌えはないですが、深い無償の愛みたいな萌えと癒しがありました。

2

だめんずと死神の、くされ縁的せつない恋の物語

◆あらすじ◆

落語を原典にした「金魚すくい」「デラシネの花」の2作のほか、「小向家の事情」が収録されています。
「金魚すくい」は落語「貧乏神」をアレンジした作品。
働かない男・与平は女房に逃げられ、金もなく独り身。そんな彼の前に貧乏神(表紙右)が姿を現し、働いてくれるように頼みます。
貧乏神は取り憑いた家の人間が働いた儲けを養分にして生きているらしく、与平は貧乏神も耐えかねるほどの怠け者というわけで…
そのうちに、どうにも憎めない与平にほだされた貧乏神は自分が働くようになり、まるで夫婦(勿論貧乏神は男なのですがw)のように暮らし始める二人。
しかし、貧乏神に依存しすぎた与平は、ついに貧乏神にすら愛想をつかされ、もとの孤独に戻ります。
長い年月が過ぎ、独り身を通してやがて死期を迎えた与平の前に、再び姿を現した貧乏神。
転職して死神になったと言う彼に、与平は嬉しそうに身を委ね…

続く「デラシネの花」は、やはり落語の「寿限無」が原典。長寿できるようにとの親の願いが叶って200年も老いることなく生き、ホストとして現代を生きる寿限無(表紙左)が、「金魚すくい」で登場した死神に出会います。

「小向家の事情」は、母親の代わりに「父親の友達」の男が同居している特殊な家庭を、子供の目線で眺めた作品です。

◆レビュー◆

「金魚すくい」は「デラシネの花」の序章と位置付けると、とてもスッキリと作者のメッセージが伝わって来るように思います。
この二つの作品はいずれも、落語の登場人物であるダメ男を題材に、彼らの生きる苦しみの部分にスポットを当て、苦しみの人生の唯一の救いとして死神を差し向けた点が共通しています。
貧困と孤独に苦しむ与平、退屈と孤独を抱えて長い長い人生を生き続ける寿限無。
彼らを救ってくれるものは、もはや死しかありません。彼らの死神への想いは、恋愛であると同時に、救われたいという切望でもあるわけで、そういう意味でここに死神が登場するのは、物語の必然という気がします。(貧乏神が死神に転職したのも、最期に与平を救うためだったのかも…)

死神に看取られて息絶えた「金魚すくい」の与平、対する「デラシネ~」の寿限無は、死に勝る生の喜びに辿り着きます。
彼に生きる選択肢を与えたのは他ならぬ死神自身…というところがオチ。
結局のところ、ダメ男に永遠に寄り添えるのは、死神(それも貧乏神出身の)しかいませんからね(笑)
そんなだめんずと死神のおかしな腐れ縁っぷりもまた、この作品のクスッと笑える味わいになっています。
これはかなり練られたストーリーだと思いますね。

落語の噺をなぞったような導入部は、ちょっと退屈しながら読み進めたものの、「金魚すくい」ラストで、桜吹雪の中、死神がハレの装束で与平の前に現れるあたりでガッツリ惹き込まれ、そのままのテンションで読み終えました。
個人的には「金魚すくい」の切なさが好きでしたが、秀良子さんの服飾描写のセンスが楽しめるのは、やはり現代モノの「デラシネの花」。
攻めの姉貴がいい味出してた「宇田川町で待っててよ。」同様に、今回も辛辣な女たちが、生きにくい世の現実を、主人公に容赦なく突きつけてきます。
うん、面白かった。もうちょい泣かせてほしかった気もしますが、この軽い後味が落語らしくて良いのかもしれません。

ちなみに、この作品を読んだ後落語の「貧乏神」を聴くと、ベツモノになりました♪
皆様ぜひお試しを。

6

読み応え◎

読了して、さすが秀良子先生!と思いました(笑)
ごく個人的な意見で言うと、同作者さんならば他作品の方がこの新刊と比べて面白いと思うのですが、やはり他にはないような話で素敵です。

二つ微妙に思ってしまったのは、主人公である死神が二つのエピソードをまたいでそれぞれ他のキャラクターとの話を展開する点(ひとつはプラトニックラブですが)と、NL表現が結構ある・女性モブがえぐい点です。

「落語シリーズ」と銘打たれていますが、特に意識することもありません。
評価は萌×2と迷いましたが、攻キャラを一つに絞ってほしかったな~ということで萌です。

3

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