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おまえを得られるなら、どんな不幸だって望むところだ
トイレの個室で出会ったのは、トイレ神で疫病神でした。
水洗トイレの普及と共に、記憶が流されたり、本人行方不明になったり。
なかなかシャレが効いてます(*^^*)
受け様の佐藤は、先輩の音無に片思い中。
小さい頃からあがり症で吃音もあり、音無を前にすると極度に緊張してしまう。
攻め様の音無は、野武士のような鋭い雰囲気を持つ猪突猛進の人。
会社の寮住まいの2人。
ある日、佐藤はトイレの個室でトイレの神様と出会い、取り憑かれてしまう。
トイレ神様は、不幸力を糧としていて、憑いている佐藤の近しい人が不幸に見舞われる、と言う。
実際に周囲でトラブルが続く中で、佐藤は音無から告白をされる。
この告白、野武士らしく情熱的でストレートなんだけど、道場破りみたいな気迫もあって、あんまり愛の告白には使わない例えも。
音無の本気の熱量が伝わります( ☆∀☆)
音無に片思いしていた佐藤は、幸せ真っ只中だったのに、トイレ神様の存在を思い出してまさに天国から地獄。
音無を不幸にしたくなくて、キライだと言ってしまう。
もちろん、断られたからってすぐに諦められる訳もない音無の熱い想い、押さえた想いの言動が萌え(≧▽≦)
トイレ神様が離れて、やっと音無に好きだと告げることができた佐藤。
ここまでが佐藤視点で進んで、恋人となり初エッチに至るまでが音無視点。
ウブな佐藤に対し、できる限りゆっくり優しく事を進めようと努力しているけど、めっちゃしたい!!と内心悶絶中の音無がよかったです。
くっついた後の攻め様の溺愛ぶりを読むのが幸せなので、にやにやでございましたよ(#^.^#)
イラストは小椋ムク先生。
表紙からすっとぼけた感があって楽しい。
告白の壁ドンシーンとか、お花とかハートではなく気合いが伝わって、音無らしくて好きです(笑)
むしろ釜と厠の夜の生活がどんな風になってるのか
そっちのが気になって仕方ない( ̄∇ ̄)ニヤッ
さて、お話。
たまたまトイレを覗いたら知らないリーマン。
あまつさえ自らを便所神と名乗り受に取り付いてしまう。
取り付かれた受のまわりでは次々不幸な出来事が。
よもやの疫病神に取り付かれてしまった受は~なお話。
コワモテな先輩にほのかな恋心を寄せているものの
そんな先輩と仲良く慣れたものの
好きだといわれちゃったものの
疫病神様のおかげでな七転八倒が面白い今回。
コワモテ先輩の好きなものがカワイイあれだったり
好きな食べ物がかわいいアレだったり。
ポイントポイントでカワイイ展開めじろおしなお話でした。
少々インパクトが弱めかなと思う部分も多々でしたが
これはこれで日常のふんわり感あって楽しく読了
水洗トイレに変わったがゆえに~なオチがツボでした。
タイトルから推測した通り、淫魔シリーズです。
淫魔2にちょっと出てきた小動物系・佐藤くんが、疫病神に憑かれます。
本編の美和に憑いたのは淫魔→おみくじで「色難」とあれば嬉しくなりそう。
でも、本作の神様は、絶対憑いて欲しくない厄災オンパレードの神様でした;
ただね、淫魔オヤジとはルックス他・正反対でして、これはこれで見てみたい^^
細身長身にキレ長の涼しい目、黒いスーツに敬語使いの執事風デス(笑)
伸び縮み変身シマセン、背筋ピンで恐ろしいことを説明してくれマス(笑々)
あ、表紙の左側が佐藤、中が神様、右が音無です。
佐藤は幼い頃から吃音癖があって、シャイで内行的な性格。
社会人になってその吃音も治ってきていたものの、ただ一人、いまだに顔も見れず、どもってまともに喋れない相手がいた。
先輩の音無だ。
こんな自分に呆れもせず、普通にいや親身になって接してくれ、仕事も早くて男らしくて・・・はぁ~カッコイイ~v
今日も今日とて、音無の前で佐藤は赤くした顔を俯け「あ、あ、、」としどろもどろ。
そんな佐藤がトイレでばったり会ってしまったのが、トイレの神様で疫病神だった。
実は音無は音無で、佐藤の言動がいちいち可愛いし、見える神様にもの凄く嫉妬している自分の気持ちに早いコト気付いてます。
だから男らしく率直に、佐藤に自分の気持ちを早いコト伝えるんですよ~
なのになのに、
自分に近付くと災厄に遭ってしまうからーだから「キライです(涙)」って by佐藤;
この「お・や・く・そ・く」に、2人はどうなってしまうのかー!?
この便所神、そうなんだから仕方ないのだけど、主人公達や周りの皆さんにとって、ホント痛いコト非道いコトを引き寄せるんです><。
でも、そこは肩の凝らない作風が売りの松雪先生ですから^^
これから先の展開に、憎めなくなってしまうんですよーv
新しい神様キャラ出てきて、トイレの神様の笑ってしまう経過が明かされます(プッ)
これから読まれる方、そこらお楽しみに♪
淫魔シリーズ2巻に出てきた佐藤君のスピンオフ。
時系列としては3巻のときのお話になります。
シリーズ未読でも読めますが、3巻を読んでいた方が、
あのハプニングの裏にはこんな事情が…と分かり、より楽しめるのではないかと☆
石油研究所の知財部で働く佐藤は、同じ部の優秀な先輩・音無に片思い。
ある日、トイレの神様に取り憑かれ、身近な人間に次々と不幸が起こり…。
不幸度がたまるまで佐藤から離れないトイレ神。
せっかく音無に告白されたのに、音無を不幸にしたくないからOKできず、
同居する神を「恋人」と偽り断るのですが…。
論理性と熱血を兼ね備えた、音無のキャラがいいです。
不幸も恐れず佐藤を口説くシーンはすごく格好良いし、
佐藤がその気になるまでキスの先は待ってくれる優しさもあり
非の打ち所がないのですが、
常に理路整然とした口調や思考回路が、そこはかとなく可笑しい。
愛するアンパンマンとヨーグルトについて熱く語る、オタク気質な一面も魅力です。
佐藤はそんな先輩を一途に尊敬していて、音無もシャイで純粋な佐藤を大事にしている。ほのぼの可愛いカプでした。
そうそう淫魔3巻で渡瀬がEDになった件。
これが佐藤にとりついたトイレ神のせいだったとは!
マッド室長・篠澤も、この神のせいで風邪引いたり、肺炎で入院したり、なかなか酷い目に遭っていますねw
読み始めは、果たして不幸ネタで笑えるか不安でしたが
巻き起こる不幸がいちいち現実離れしたシュールなもので、段々ツボってきました。
(二人がいい雰囲気になったら、
調理場から壁に突き刺さる勢いで包丁が飛んできたりw)
大爆笑はないけど、ゆる~く笑える脱力系コメディとして楽しめます。
トイレ神は、オールバック眼鏡スーツで酷薄そうな青年なのですが
佐藤に「ばか」と言われて子供のようにスネたり、
名前をつけてもらったことに感動し(神には名前がないのです)、
佐藤から離れられるよう協力的になったりと、可愛いところもあります。
【厠神と竈神】では
そんなトイレ神のお相手が登場して 音無と佐藤相手に惚気(?)トークを。
オカマの神、ならぬ竈(かまど)神は見かけ通り絶倫のようで
魔羅が大きすぎて大変だとか…w
メインカプの初Hシーンも初々しくて良かったけど、
竈×厠の、神様とは思えない超俗っぽい絡みも見てみたかったな~…とそっちに興味がいってしまいましたw
淫魔シリーズ3巻にリンクしながら進行した、新たな神さま登場編。
淫魔もそれなりに楽しかったが、自分的にはこっちの方がひょっとして好きかな?
それにしても、トイレの神さまって安産の神さまだったり良いイメージがあるのにこちらの神さまはとんでもない厄災を運んでくる神さま。
外見はまるで執事のような眼鏡スーツというそのギャップも新鮮です。
話し的には、佐藤君が朝トイレで出会ってしまったトイレの神に憑かれてしまって、その神は憑いた人間の周囲の人間に不幸を呼びよせる。
更に、恋人なんか出来たアカツキには前例としてプロポーズをした直後に大怪我を負ったとか・・・
そんな佐藤君、同じ部署の先輩の音無が好きで、音無も佐藤君が好きで、ほんとうは両想いなのに、自分がそれを受け入れる言葉を言ってしまうと音無に不幸が訪れるからとOKが出せなくて・・・そんなちょぴり苦しいけれど面白い展開でいく物語。
非常にシンプルです。
なので、見せる場面はこのトイレの神のキャラクター。
この神さま、健忘症だとか(爆)
一般に良いイメージの神さまなんだから、ひょっとしてこのトイレの神、自分の記憶もトイレに流してしまったらしいので(w)それで疫病神だったことも流してわすれちゃったんだじゃない?というくらい周囲の人が迷惑こうむります(笑)
何でも不幸メーターが満タンにならないと、依りましからは離れられないとか。
なんとか離れる術を考えようとするのですが、何せ健忘症ですからね~
佐藤くんに名前を付けてもらって、感動して、友人の神さまに教えてもらったという良い事が起きるまじない…「はあ~きええええいっ」って何じゃ!?
佐藤くん、スッポンポンになってしまって(爆笑)
何だかどことなく抜けていて憎めないキャラが魅力的。
実は、音無もかなりユニークなキャラでした。
アンパンマンへとヨーグルトに熱い思いとこだわりを持つ、ちょっぴりトンチキっぽい性格。
佐藤君が好きって返せない為に悩ましい日々を送りますが、何となく佐藤君とこの音無の会話って、樹生かなめ作品風の口調が似合いそうなそんなやりとりのイメージを感じました。
それにしても、最後の最後、風呂場の天井が二人の上に落ちてくるのは想定外の厄災でしたねぇ♪
本編では本番エッチまではいかずに、とりあえず気持ちが通じ合った関係。
【厠神と竈神】でやっとです。
何しろノンケ同士なので、そうそう上手くはいかないw
そして先輩が厄祓いを念願した寺へ二人で出掛けてそこでトイレの神さまと再会します。
そこには竈の神さま(おかまの神さま)もいて、どうやら二人は恋人だった?
もう今の時代竈なんてないからおかまになっちゃったのね(笑)
ガタイのよい男が割烹着を着てかいがしくまめまめしいというのがまた萌える♪
この1冊だけでも充分に堪能できますが、3巻のあの勃起不全になる薬の騒動やらなんやら、色々な事件がリンクしているので、それを合わせて読むと面白さが倍増しになるかもしれません。