おまえを好きでよかった

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くらやみにストロボ

kurayami ni strobo

黑暗中的闪光灯

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表題作くらやみにストロボ

宮本正太朗,高校生,モテるバスケ部員
榊新,高校生,写真部

同時収録作品空せ視に灯り

(仮)長谷浩一,高校生,榊の友達
(仮)澤山亨,高校生,宮本の友達,バスケ部

その他の収録作品

  • 阿のつづき(描き下ろし)
  • カバー下:4コマ漫画「Q & A 榊新」「Q & A 宮本正太朗」

あらすじ

高校生の新と正太朗。
幼馴染の二人だが、長い間、新は正太朗への想いを隠して過ごしていた。
これまでも、そしてこれからも言うつもりのない「好き」という言葉。しかしある時、正太朗から思いもよらぬ告白を受け……。
幼馴染から恋人へ、変化する関係を繊細かつ濃密に綴るきらきらラブストーリー。
2人の友人である澤山&長谷のビミョーな関係を描いた番外編も収録!

作品情報

作品名
くらやみにストロボ
著者
ハヤカワノジコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
ISBN
9784864421225
4.2

(277)

(153)

萌々

(73)

(30)

中立

(12)

趣味じゃない

(9)

レビュー数
29
得点
1159
評価数
277
平均
4.2 / 5
神率
55.2%

レビュー投稿数29

BLをありがとう!!

わーいわーい!!
BたちがLしている。恋愛していました(涙)

えんどうくんの実験ノートはイラッとくる当て馬×2が登場して、上下巻あったけど、私は萌えを感じる部分が少なくて。

夜空のすみっこで、も萌えは微少で。
夜明けにふる、上下は延々と片思いとその周辺か描かれて、ラブ手前でしんどかった。

なので、ハヤカワ先生の絵とラブの描き方が好きな私は、先生の全力のBLが読めたらどんなにうれしいだろうと思っていたんです。
読む順番的に本作が最後になってしまいましたが。

早々に両思いになり、お付き合いすることになって、そこから停滞しませんように…順調にいきますようにと祈りながら読みまして。

そしたら「好き」とたくさん言うし、照れるしデレるし「一緒にいたい」「触りたい」もよく出てきて、ちゅーも結構あって、もう大歓喜です。

DKらしい、わちゃわちゃ、笑いもあってよかった。

BLをしっかり描いて下さりありがとうございますという気持ちです。

2人のキャラ、組み合わせもバッチリ好みでした。

1

この一瞬の光は

表紙から引き込まれました。

繊細で透明感のあるイラスト。
階段に座っている2人と、よく見るとカメラのフィルムが無数に描かれています。
このフィルムは新が撮った正太朗の写真たちなのかなと勝手に想像してしまいます。

くらやみにストロボというタイトルも物語が進むにつれてなるほどと納得。

写真を現像するときは暗闇で作業するのですが、それはフィルムが光に当たるとダメになってしまうから。
新の正太朗への気持ちも光に当てないようにしてきたのに、正太朗からの告白がストロボのように暗闇を照らしていく。

この一瞬の光は 
おまえを好きで良かったって思える
この一瞬はずっと、


幼馴染から恋人へ、関係が変わっていく2人の青春が丁寧に描かれています。
本当に大好きな作品です。

番外編の2人の今後も気になります。

0

今の自分との距離

先日ハヤカワノジコ先生の「夜空のすみっこで、」を読んだときにも感じた違和感があり。初読の当時は手放しに神にしていたと思うこの作品も、なんとなし今の自分とは少し距離ができてしまったような気がしてならない。とても好きだった記憶は鮮明なのに、どうもがっちりハマってこない。演出が独特なので、どこかで気分とズレると全く合わなくなる可能性もあるのかなとか、この"青春の輝き"具合とは自分が遠くに来てしまったのかなとか、或いは好きだから読みすぎちゃったのかな。レビューとしてはイマイチかと思いますが、この気持ちをそのまま残しておきます。

正太郎がわっるい奴なんですよこの作品。女にモテて無邪気で愛されてる自信があってカッコよくて。無敵だ〜〜〜
ちょっと抜けてるのに抜け目ないという厄介さ。今後も新が振り回されるんだろうな。

友人2人は変に匂わせないで欲しかった気持ち。別にあっちもそっちもそうしなくても。

校則に、学校で商売をするなと書いてあったことを思い出す。

0

ストロボみたいに眩しい

幼なじみの高校生のお話でした。
バスケ部、長身でモテる正太朗を小さい頃からずっと好きな写真部の新。

この気持ちを伝える気はない。
写真のフィルムと同じようにこの気持ちも光を浴びるとダメになる。

そんな思いも知らず、正太朗が新の事が好きだと告白してきた…という始まり。

新はゲイの先輩がいじめられている現場を見たこともあり、自分たちの関係を知られまいと必死なのに、正太朗は構わず学校でも懐いてくるんですね。
めっちゃ可愛いです。ワシワシ撫でてやりたい大型ワンコ。
そんなんだからつるんでる友達には早々にバレ、生暖かく見守られたり、わかりやすく避けられたり…。

女子に嫉妬したり、心変わりに不安になったりしながらもお互いに対する気持ちはしっかりと揺らぎないのでグルグル悩みつつも安心して読めましたし、2人のピュアさに萌えました。

2人で悩みながら大人の階段を上っていって欲しい、そんなキラキラとした眩しい青春の1ページでした。

2人の友人、澤山と長谷の番外編もBL未満なのですが、ニヤニヤしちゃうお話でして。
ソファのある場所での2人だけの休み時間とか…頬が緩む緩むε-(´∀`; )
その後の展開が非常に気になるお話でした。

0

臆病さも全部ひっくるめて

読み返す度に正太郎可愛いなーって思うんです。
バスケ部で明るくて思いやりがあり笑顔が満点な男子、これはモテないわけがないし人生ずっとモテ期みたいなタイプですけど
そんな正太郎の好きな人は幼馴染の新くんただ一人なわけですね。
告白する前も後も新への“大好き!!”が溢れている言動がくすぐったいくらい。
これだけ好かれてても新が不安になるのは周りの目だったりするのは当然かもしれません。
その臆病さも全部好きなんだろうな正太郎は。
校内で商売はどうかと思いますが(真面目か)
男女共に好きな人の写真が欲しいという学生時代は眩しいです。

ちょっと掴みどころが無さそうな長谷がとてもフラットで
ズバッと芯のあること言ってくれていいヤツですね。
初めは正太郎と新の関係性を受け入れられなかった澤山を軟化させる手腕がお見事。
澤山をからかってるだけじゃなくてすっかり気に入っちゃって
二人のこれからが興味深いどころなんですけど
やっぱり澤山×長谷なんだろうなぁ……。
長谷×澤山が良いと思うのは少数派でしょうけど妄想させていただきます。

ポエム調がハヤカワ節、
コマの流れと小物の描写のリンクの仕方というか
うまく言えないのですが世界観が個性的で美しい。
各話の4コマも可愛らしくて楽しくて彼らをいつまでも眺めていたくなります。

まだキスだけなのが二人らしいけどお泊りするんだからもう少し踏み込んで欲しかった!

1

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