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表題作恋する座敷系男子

ノト,祖父の古民家に住む座敷わらし
山南忍,大学を卒業し就活中,22歳

その他の収録作品

  • 介入の余地がない
  • あとがき

あらすじ

長年うち捨てられていた古民家に住むことになった忍。そこには成長した《座敷わらし》がいて、会った途端いきなり忍を押し倒し!?

作品情報

作品名
恋する座敷系男子
著者
玄上八絹 
イラスト
旭炬 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344832343
3.3

(9)

(0)

萌々

(3)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
30
評価数
9
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

ほのぼの作品

まず表紙から美しさがあふれ出しています。
作者様、絵師様、そしてこの本の制作に関わって下さった皆様、ありがとうございます。

「座敷系男子」であるノト(攻めさん)のビジュアルがとてもよいですね・・・
黒髪・長髪でお顔も美しい。
和服も身につけておられますね・・・
私の好みのど真ん中です。
なんということでしょう、素晴らしいですね・・・

こちらの物語に登場するノト(攻めさん)は、彼はその家に住む者に富をもたらしてくれます。

そして、「与える富の大きさ=愛情の大きさ」ということで、相手への愛が深まっていくほど、大量のお金(金運)を受けさんに与えるようになっていきます。

お話の最初から最後まで何かとお金が絡んでくるのですが、受けさんは攻めさんの恩恵により得られたお金に全くと言って良いほど執着を見せません。
これがお金がない状態でのことですので、さらに驚きです。
むしろ、金運を強くしすぎだと怒るほどです。笑

その受けさんの潔いほどのお金への執着の無さが、お金がらみのお話でもほのぼのできる所以なのかなと思います。

えっちのシーンの座敷系男子特有の設定はとても好きでした。
したい気分になると良い匂いがするようになるとか、唾液に特殊成分が含まれているとか、精を放出するときの設定とか。
まあ、人には到底ないであろう設定に萌えました。
これぞ人外攻めの良いところですね。

ノトが忍の祖父である操を忘れられない気持ちがありながらも、思い出を大切にしながら忍との未来を歩んでゆく様子が素敵でした。

最初から最後まで、あっと驚くほどのドキドキするような展開はなかったので、刺激が強めのお話を求める方には少し物足りないかな、という感じはありますが、落ち着いた気持ちで幸せになりたいときなんかにオススメの1冊です。

1

座敷系男子に萌ゆる!

人外攻は数あれど「座敷わらし攻」はなかなかレアなのではないでしょうか。
外出もできるけど、基本は家に引きこもって料理やネットショッピング。
ご主人様(受)の金運を上げ、富を与えまくることが何よりの愛情表現…
そんな健気で甲斐甲斐しい
座敷系男子攻にハマる一冊でした♪


主人公の忍は、祖父の遺した古民家で「座敷わらし」(見た目はモデル並のイケメン)ノトと出会う。
祖父を長年待っていたノトは
かわりに孫の忍にものすごい金運を与え…

忍のくじ運を良くするだけでなく
忍の就職した会社や
宿泊したホテルまで儲からせてしまう
座敷おとこの力、恐るべし。

両親に先立たれ天涯孤独、一文無しの忍が
大金持ちになっていく様は
相当コミカルでぶっ飛んでいますが
当の忍が金に興味がなく
儲かった金は片っ端から口座に振り込み
淡々と庶民生活を送るところがシュールw
金が舞い込むたび、ノトに
またかよ!いい加減にしろ!
とツッコむところが面白いです。

座敷わらしのノトは
忍の祖父の家に執着しており
古びていく家と共に
自身が力を失い消えてしまっても
仕方ないと思っている。
日ごとに身体が薄くなっていくノトに涙し
最後は力技で引っ越しに同意させる忍が
健気かつ男前でした。


健気なノトが泣かせるだけに
最初の強姦シーンだけ少し浮いてるかな。
また「家にいて主人の金運を上げるしか存在意義のない座敷わらし」という点に萌えを感じた身としては
ノトに子種がある設定はない方が良かったかも・・・
エッチシーンは甘くて良いんですが。

ファンタジーすぎない、ほのぼの日常系な雰囲気が心地よい作品でした。

4

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