• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作花屋の王子様

真柴弘和25
共同アパートに住む花屋のイケメン店員
杜野塚葉一
39,潔癖症で屈折した性格の大学教授

その他の収録作品

  • エバーグリーン
  • あとがき

あらすじ

マンション隣室の家事により、一時的に住まいを変えざるをえなくなった大学教授の杜野塚が、
紹介された新居は男ばかりが住むボロい共同アパートで、潔癖症の杜野塚には地獄でしかなかった…。
嫌がりながらも流され始まった共同生活だったが、何故か住人の真柴に懐かれているのが気にかかり-!?

作品情報

作品名
花屋の王子様
著者
榛名悠 
イラスト
小椋ムク 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
ISBN
9784796405423
3.4

(20)

(5)

萌々

(5)

(6)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
3
得点
64
評価数
20
平均
3.4 / 5
神率
25%

レビュー投稿数3

可愛いお話

想像通りのいい話!
森野塚さんのコミュ力の低いところはちょうどいいくらいで可愛かったです。
真柴くんが時折見せる執着がたまらなくて好き…!もっとラブラブな二人が見たかったー

助手の早水くんもすっごくいいキャラで、恋に落ちた森野塚さんを見てどんな反応するのかを見てみたいなー

1

相愛ラブ度が低め

ワンコで一途な年下攻めと、まもなく40になろうという大学教授との年の差もの。
鉄仮面、それもクールを通り越して冷徹に見える受けになる葉一は心底独身生活を
満喫していてさみしさも不便さも感じさせずにそれなりに楽しくしている感じ。

それがくつろげるはずの我が家のマンションが火事になり、修理の間大家の知り合いの
マンションで暮らすことになるが、訪れた場所はマンションとは言えない一軒のあばら家
他人にプライベートを踏み込まれることも、他人がいる場所で寝起きすることも
絶対に出来ないと思っていたのに、初対面からやけに人なつっこいオーラ全開で
先住民である攻めになる真柴に懐かれ自分のペースを崩されて、
気がつけば修理が終わる1ヶ月間男だけの下宿で寝起きすることになるのです。

ギリギリ後半まで相愛的なラブ度は感じられず、年上てクール過ぎる葉一は
他の下宿人ともかなり距離があって本人気がつかないくらい不器用な人見知りに
思えるのです、それでも一旦絆されると嫌よは言えない雰囲気もあって、
下宿生活にも慣れたころに、1番葉一に懐いている笑顔がさわやかでキラキラしてる
真柴の自慰を偶然見てしまい、葉一の名前を読んでの行為に動転。
せっかく下宿の面々と少しだけ打ち解けた葉一だが、そのことが頭から消えなくて
かなり挙動不審で相手を避けるが、相手が好きなことデートだと聞き及び自分の
勘違いだったのかと一安心。

作品を読んでいると真柴の葉一への好意は始めから感じられるのですが、
葉一の方の気持ちが伝わりにくい気がします。
年の差カップルだけど、そんなふうな気もあまり感じないし、単に一人で自由気ままに
生きてきた葉一がハプニングで男だけの下宿で過ごしストレスを感じながら
次第に煩さ、他人が近くにいることにも慣れて、擬似家族的な雰囲気に慣れたのに、
真柴の葉一への思いを聞き、恋なんてあやふやでいつ終わるとも解らない感情を
伝えて来た真柴に怒りともつかない感情を覚える。
でもそれは、裏を返してみたら既に葉一自身も真柴へほだされ以上の気持ちが
育っていたのではと思える内容の作品でした。

花屋の王子、そんなタイトルなのに花屋の場面も少なくて、下宿と葉一の大学、
この二つがメイン舞台で、個人的に気になったのは主役二人を除く3人の下宿人。
大家代理は女装なのか心は女の子なのか解らないキャラで、中学生にしか見えない
リーマンも気になるし、専門学生と言う住人も出てくるがもう少しキャラ同士の
絡みがあっても面白かったのではと思いました。홮

9

受けのどこがいいのかわからない……

表紙でこちらをキッ!と睨んでるのが受けで、中身このまんまです。
ツンツンというよりもケンケンしてて、超〜感じ悪いの。

自宅マンションが火事にあい、1ヶ月の期間限定でボロい共同アパートに住むハメになるんですね。
歓迎ムードの住民達に対してもツンケンしてて、「君たちと仲良くするメリットはあるのか?」とか言い放つ。

この人、いつになったら意外な可愛さとか良さが見えてくるんだろう?と、それを知りたい一心で読んでたけど、結局このままだったわ……。

受けに助けてもらったことがきっかけで惚れてしまったらしい攻め。
で、「言葉や態度が多少きついけど、でも本気で人を傷つけようと思ってのことじゃない」と言うのだけど、おいおい……と。

いつもピリピリしてて学生に遠巻きにされていたり、大学職員さんを傷つけたり、アパートの住民を怒らせてしまったりと結構やらかしてるんですね、この受けは。
悪気はないけど、結果として周囲の人達を嫌な気持ちにさせてるってだけで、充分最低なんじゃないかなと思いました。

今、気づいたのだけどamazonのあらすじのほうが内容が的確なので載せておきます。
「「冷徹マシン」の仇名で通っている大学教授の杜野塚葉一(39)は、潔癖症で屈折した性格の持ち主。自分のペースを崩されるのが大嫌いの変わり者だ。そんな葉一が、隣人の火事のせいで住まいを変えることに。ところが、新しく紹介されたところは、なんと男ばかりが住むボロい共同アパートだった!紆余曲折の末、1ヵ月だけと腹を括った葉一だったが、初日から馴れ馴れしく世話を焼いてくる花屋の美青年・真柴が、自分の名を呼びながら自慰行為をしている声を聞いてしまい―!?」

こっちを先に知ってたら、購入してたかどうか……

1

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP