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OPERA vol.43 あやまち(アンソロジー著者等複数)

opera

  • 紙書籍【PR】

表題作OPERA vol.43 あやまち(アンソロジー著者等複数)

その他の収録作品

  • 松尾マアタ…「Family Maze」
  • 語シスコ…「ぼんくら日記エボリューション」
  • トウテムポール…「東京心中」
  • イシノアヤ…「いち・に・さん」
  • 新井煮干し子…「アラウンド」
  • 茉絢…「床屋の息子」
  • ZAKK…「CANIS -Dear Hatter-」
  • 冥花すゐ…「Cage」
  • cocounco…「ハートのAce ~ホストとホスト~」
  • 井戸ぎほう …「猫のいる庭」
  • ながべ…「部長はオネエ」
  • 浅野久美…「All that You Gave」
  • ちだ芋苗…「autosuggestion」
  • 三崎汐…「こんな事になるのなら 2」

あらすじ

テーマは"あやまち"
表紙は、松尾マアタ先生の描くブルーな表情の二人と対照的な青い空と青い海が目印!
教師と生徒、不倫の関係、取引と"あやまち"から始まったポールとジョナサン。
成り行きから行方不明のポールの兄を捜すことに…増量44ページで注目の展開です! !

特別付録に『同級生』シリーズ原画展【卒業式】が好評を博した、
中村明日美子先生の両面スペシャルピンナップ。

ほか、人気連載のトウテムポール先生『東京心中』シリーズ。
新井煮干し子先生の『アラウンド』。ZAKK先生の『CANIS -Dear Hatter-』。
スペシャルゲストに、茉絢『床屋の息子』かなりの年の差のある二人は…??
本誌初登場、冥花すゐ先生の『Cage』にも要注目です! !

などなど、充実のラインナップでお送りいたします。

cover illust : 松尾マアタ
special color pin-up:中村明日美子

松尾マアタ…「Family Maze」
語シスコ…「ぼんくら日記エボリューション」
トウテムポール…「東京心中」
イシノアヤ…「いち・に・さん」
新井煮干し子…「アラウンド」
茉絢…「床屋の息子」
ZAKK…「CANIS -Dear Hatter-」
冥花すゐ…「Cage」
cocounco…「ハートのAce ~ホストとホスト~」
井戸ぎほう …「猫のいる庭」
ながべ…「部長はオネエ」
浅野久美…「All that You Gave」
ちだ芋苗…「autosuggestion」
三崎汐…「こんな事になるのなら 2」

作品情報

作品名
OPERA vol.43 あやまち(アンソロジー著者等複数)
媒体
漫画(コミック)
出版社
茜新社
レーベル
EDGE COMIX
発売日
ISBN
9784863494152
4.5

(2)

(1)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
9
評価数
2
平均
4.5 / 5
神率
50%

レビュー投稿数2

イタイノキタキタ…!!

OPERAは正直、中村明日美子さん目当てでずぅっと購入していた私。
【O.B.】は終わってしまったし、前号を読み終えた時点で、
「もう買わなくなるかなぁ」
と思っていたのですが、発売日の翌日に、
「あ、OPERA買ってない、買わなきゃ」
と、まるで習慣付いていたかのようにマウスで購入ボタンをポチリ(笑)

……いやいや、本当危なかった……
そうそう、こういうイタイの待っていた、と、自分の心にズバンと来る
作品が掲載されてるじゃないですか…!

今回のテーマは『あやまち』。
表紙&巻頭は松尾マアタさん。美麗な線と色使い…素敵過ぎてホレボレ。
そうそう、「『卒業式』から出張特別ふろく」と銘打って、先月原画展で
発売された、中村明日美子さん【卒業証書】の表紙がピンナップとして登場。
凄い贅沢を言うと…折り目ない状態で手元に置いておきたかった…。
私、【卒業アルバム】の好きなページを額縁に入れて部屋に飾っているので、
同じ風に飾りたかったなぁ…と個人的趣味を意味なく放出。


たくさんある中から、今回は一点のみ。


◆冥花すゐさん【Cage】
才色兼備の生徒会長・藤崎愛路(あいる)と、科学教師・多賀のお話。
放課後、『取引』を行う二人。
藤崎には中間考査出題データを、多賀にはその報酬として藤崎の身体を。
取引を重ねていたある日、多賀は藤崎に「私の部屋に来てくれませんか」と話し――と進んでいきます。

……いいですね、ひっさびさに救いようのない暗い、このどうしようもない感じ!
初登場と言う冥花さん。とても画が綺麗で、だからこそ藤崎の美麗さが際立っています。
多賀の目の玉が真っ黒に塗られていて、どこか気持ち悪いような、恐怖を感じる雰囲気も秀逸です。

檻の中に入れ、藤崎の身体の自由を奪う。
今までこうして色んな「ご主人様」を愛し過ぎたせいで、用済みになって最後は…。
明るい未来が用意されている人間ほど、昏いところに引きずり込みたい。
愛する人に、自分の願う形で「愛されたい」。
その勝手極まりない独りよがりの思いは、変態的に脅威だったはず。
しかし藤崎は…?

ある意味、あれは過去の人達のような状況が正常だったと思えて仕方ない。
だからこそ、藤崎が狂わず多賀にあのような態度を見せた時点で、
多賀と同等に狂っているとしか思えない。
そのチグハグな気持ち悪さに、思わず口角が上がりました。

素晴らしい。最高に好きな作品でした。



次号は、『計7年半に渡る連載の軌跡』と題して、中村明日美子さん【同級生】シリーズの特集が掲載されるそう。
原画展『卒業式』の取材レポート、中村明日美子さん×ルネッサンス吉田さんによるトークイベント対談、読者からのお葉書Q&Aなどなど。
また、ともさくらさんの新連載がスタート&河井英槻さんの作品が最終回を迎えるとのこと。

やはりコチラも私の中で、「買わずしてどうする」な雑誌になっているようです。

3

待ってましたのマアタさん♪♪

表紙は松尾マアタさん。待望の連載再開です♪

表紙イラストの、小粋でアンニュイな雰囲気も
裏面の、ウルトラクイズ風wなノリの良さも
どっちもすごく素敵☆

中村明日美子さんのカラーピンナップは、
きちんと制服を着た佐条と、ラフに着くずした草壁。
二人が片手に卒業証書、もう片手でしっかり手をつなぎ
晴れやかな笑顔を見せている、これまた素敵なイラスト。


以下、特に好きだった作品の感想です~

■松尾マアタ【Family Maze】#3
教授のお兄さんがハリウッドスターだったとは!
結婚式で、お兄さんとハグし涙する教授。
いつもはなかなか本音を言わない教授の心からの祝福の言葉に
ジョナサンでなくてもホロリときます!

お兄さんは教授もゲイだとは知らないのかな。
ジョナサンが、教授が妻子持ちで自分は友達だと
兄にフォローしたのは、
兄に知らせたくない教授の気持ちを察したのかも。
今回、ジョナサンが教授のよき理解者・友人として
なかなか大人な立ち回りでした。
逆に教授は、ヤキモチ焼いたり涙を見せたり、
ここへきて大人な顔が(いい意味で)崩れてきたような。

ラストは浜辺でいつものようにバカやってる二人w
ジョナサンに赤くなってる教授が可愛いので
なんとかカップルになれないものか。
でもジョナサンの彼氏(?)や教授の妻子のこともあるし
その線はやはり難しいのかな。
今回で二人の関係がいい感じに定まった気がします。
このまま友達エンドに向かうのもアリだけど、
もうひと波乱あるかな?はやく続きが読みたいです♪


■ZAKK【CANIS-Dear Hatter-】5th part
ついに来ましたニューヨーク編!
リョウが帽子のショーモデルの代役に。
サトルが自分のため作ってくれた帽子を愛おしそうに見つめ
颯爽とランウェイを歩くリョウのカッコイイこと!
一瞬の表情に、溢れんばかりの愛を感じます。
その後の、舞台裏でホッとし合う二人には和みww
帽子で口元を隠してのキスもすごく可愛い♪

そしてラスト2ページでキターーー!マフィア再登場です。
ハル(マフィアのボスだった男)に命を救われたリョウを
「サム」という渋い外国人と、岩城(ハルの友人?セフレ?)が
捕まえようとしていて…。
岩城はハルを失った後、このサムと肉体関係にある模様?
いよいよ話が動き出しそうで楽しみです♪


■トウテムポール【東京心中】(24)げんこつ山
矢野さん、なんと東京で働いてたーーー!
遠恋モードが一瞬にして終わりましたww
いちゃつきたい宮坂をぶっ飛ばす矢野さん、
いい感じにオヤジで格好良いです。
(キューピーちゃんみたいな睫毛とオヤジな内面が
いつもながらミスマッチw)


次回テーマは「ラブ」
そして明日美子さんのシリーズ特集『卒業式』です。
河井英槻さんの年1回連載はようやく最終回!
ともさくらさんの新連載は、未知との遭遇のようなSF?
また独特な世界観を見せてくれそうです♪

2

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