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秀馬は、姉を見てきたせいで女性への夢や希望は失ってたけどノンケ。幼馴染みの悠とは馬の合う家族以上に気の置けない存在だった。高校ではじめて別になったけど友情は変わらないと思ってた。
なのに、いきなりキスされ好きだと言われ、気になりだしてしまう。夢にまででてきて、どうしていいか分からなくなるかわいい秀馬。
絶好だと言われた悠は我慢の限界でついに会いに行き真剣に好きだと告げて、はれて両思いに。
二人のはじめてはここから始まる(笑)
はあ…、片っ端からぜんぶ可愛い。
《高丘×岩見シリーズ》
幼馴染の2人がとことん可愛い。
①【夢見るクランチ】 萌
女たらしでモテモテな幼馴染の高丘に告白された岩見。
「男子校だから」という理由で別々の高校に行くほど女好きなはずの高丘の言葉を信用できないのに、岩見の夢にまで高丘が現れて…。
言う方はそこで一区切りかもしれないけど、言われた方はそこから意識し始めるわけで。
高丘のチャラモテ男っぷりに似合わない必死な告白が良いです。
②【恋するリュッケン】 萌2
リュッケンはドイツ語で「背中」。
キスもその先もしてこようとしない高丘にもやもやする岩見。
唇ガサガサからのリップ選びがありがちだけど、高丘の愛が溢れていて、それに気付いた岩見の照れも可愛い話。
③【解けるバカンス】 萌2
最後までしてからよそよそしくなった高丘を誘って、海へ来た岩見。
「やっぱり女の方が…」と落ち込む岩見に、手刀ですいかを割る高丘の勢いがすごい。
④【キスしてシャッフル】 萌
キスを嫌がる岩見に理由を問い質したら…という短いけど楽しい話。
⑤【夢見るアドベント】
受験が終わるまで会わないという岩見に、せめてクリスマスだけでも!と食い下がる高丘。
クリスチャンの岩見を「天使!」という高丘の岩見愛が最高。
女子とのお付き合い経験は豊富な高丘がいちいち不安になるほど、彼の岩見愛の深さを感じます。
この先も見守りたい2人でした。
【恋愛ドラマの始め方】 笑2
893の若頭・壮介が跡目を外され、女にもフラれ、ズボンには穴が空き、と最悪なときに声をかけてくれた天使・瑞貴。
すっかり惚れ込んで、めろめろになった壮介だったが、瑞貴の正体は…。
893な見た目で純愛にのめり込む壮介も楽しかったけれど、Vシネの世界に突入か!?という展開からのまさかのラストに声をあげて笑ってしまいました。
瑞貴のお父さんが可愛いのでお見逃しなく。
【片っ端からぜんぶ恋】 萌2
高校1年のとき、クレープ屋の店員に一目惚れをしたのが初恋だった鹿尾。
7年後、再会した一目惚れの相手は、会社の鬼上司。しかも男で…。
ツンデレは苦手ですが、意地っ張りは好きという方、ここにいます!
黒歴史を知っている人間、しかも自分にとっての黒歴史が相手にとっては宝物だったら、対応に困るのは当然で。
鬼上司・諏訪の不器用な優しさや独占欲が可愛く見えてきます。
どのCPも全部可愛くて…。
とにかく性格や行動が可愛い話が読みたいときには、この本を置いて他にありませんよ!
購入後何度か読んでるんだけど、読後しばらくすると忘れてしまう……。
グッとくるところがないので記憶に残らないんです。
だから、もうちょいパンチが欲しいなぁ……って思います。
【夢見るクランチ】【恋するリュッケン】【解けるバカンス】【キスしてシャッフル】【夢見るアドベント】
高校生・幼馴染ものシリーズ。表紙のカプがこれ。
高校選びの際に「男子校なんて無理。(女いないと)耐えらんねー」といって共学を選び、女をいつもはべらしている攻め。
その後、突然の告白をしてきたけれどどうせ冗談だろうと受けは相手にせず……
もだもだDKものなんだけど、なんか微妙に萌えないんですよねぇ。
DKがグダグダしてるのって結構好きなのに、この受け攻めのキャラがどちらもあまり好きではないので、はぁ〜何だかぐだぐだしてらぁ………って感じで流し読みしてしまう。
特に攻めがヘラヘラしてるのが余り好きではないんです。
ヘラヘラモードと真剣モードが切り替わるスイッチはあるのだけど、その落差があまり感じられず、ギャップ萌えがない。
受けはやたらウジウジしてるし……。
【恋愛ドラマのはじめ方】
色ボケしちゃったヤクザのラブコメ。
恋した純情可憐な相手は、堅気どころか敵対する組の息子で……。
攻めだけど心は受けよね。攻め受け逆転したら最高だった。
【片っ端から全部恋】
「ソフレ部下」に載ってる【片っ端から全部愛】の元がこちら。
断りきれず仕方なく女装姿でクレープ屋で一日限定バイトをしていた攻めの姿に一目惚れしてしまった受け。
その姿を8年間も忘れることができずにいた受けの前に、その初恋相手が上司として登場してというものなんだけど、上司がやたら厳しく接して……
メンドくさい激ツン上司が、はたしてそんな理由で男の受けを好きになっちゃうもんかなぁ??といつも読むたびに思ってしまう……。
中立よりの萌
タイトルで表題作は『片っ端からぜんぶ恋』
あらすじに書かれているのは同時収録の『夢見るクランチ/恋するリュッケン/解けるバカンス/キスしてシャッフル/夢見るアドベント/両夢想い』シリーズです。
『片っ端からぜんぶ恋』
淡い初恋の思い出を5年経った今でも大事にしてる鹿尾君と、女装でクレープを売ってた黒歴史を忘れたい諏訪さんのお話でした。
エロは無ですが、ツンデレ諏訪さんが絆されていく過程等が描かれている短編です。
『夢見るクランチ/恋するリュッケン/解けるバカンス/キスしてシャッフル/夢見るアドベント/両夢想い』シリーズ
話の始まりが夢精だからなのか、夢が多く出てくる作品でした。
DKのモダモダグダグダな恋愛模様が描かれていました。
もう1つの同時収録
『恋愛ドラマのはじめ方』
ヤクザの組長になれなくて女にフラれた壮介と、その時に出会った瑞貴とのお話です。
壮介はチョロすぎだと思います!
なんだか全体的にごちゃごちゃしていて、
まとまりに欠ける作品群かなと。
それでもカキネさんらしい個性的な設定が多くて、
目の付け所は面白いなと思いました。
ちょっとひねりすぎてる感もなきにしもあらずですが、
そこがカキネさんなのかなと!
しかし、なぜ表題作にあれを選んだのか?
素直に『夢見るクランチ』の方で良かったのでは?
片っ端からの攻は、意地悪すぎて、
もう少し優しくしたげて!と、
読みながら思ってしまいました!
中々分かりにくい愛情表現です!
全体的にジェットコースターのような、
ドタバタで終わってしまった感が強くて、
萌的には今ひとつ!
……なので、評価は「萌×1」で!