月影

getsuei

月影
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神134
  • 萌×261
  • 萌41
  • 中立19
  • しゅみじゃない15

--

レビュー数
39
得点
1056
評価数
270
平均
4 / 5
神率
49.6%
著者
SHOOWA 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784812485736

あらすじ

真冬の夜に廓の前で拾われ、女郎達に育てられた清人。
運命に身を任せながらも清人は担当医への想いを幼い頃から人知れず胸に秘めていた。
伝えることが出来ぬまま、14歳で客を取らされ、16歳で店の稼ぎ頭となっていったが―――。
ひとりの男の切ない愛を描いた表題二部作を含む、読み切り5編を収録した才知に長ける作家SHOOWA初の麗人コミックス!!

表題作月影

医師
清人,〜16歳

同時収録作品ホモ連戦隊守るんジャー

守るんジャー・イエロー/異星物組織ゲインズ隊員
ホモ連戦隊守るんジャー・ピンク

同時収録作品罪隠し

モブ ヤクザ
ジョージ(高校生)

同時収録作品ジュグリノ・ジュグノ

ピルシェ,運び屋
ジュグノ,運び屋

同時収録作品逃げ水

山口,清人の学友
清人,男娼から養子になり医師を志す青年

レビュー投稿数39

「月影」と「逃げ水」 愛を知る物語

「作家SHOOWA初の麗人コミックス」だそうです。
薄幸/色キチ/すぐ脱ぐ/美尻/元ショタ・・ショタしかいないショタ集

月影(げつえい)(生き別れ/薄幸のショタ)
「当時の公娼は、18才以上の場合は届けが必要。清人は届けを出している設定です」とありました。
耽美作。
雪の降る日に廓の前に置き去りにされていた捨て子の清人。
清人の夢は、学校に通って医者になること。
でも14才から客をとらされてしまう、学校に行けない。
清人は16才で稼ぎ頭となる。
初恋の人・廓の担当医に想いを告げたその後日、雪が降る日に東京の上客に見受けされて廓を去る。

---
「ホモ連戦隊 守るんジャー/罪隠し/ジュグリノ・ジュグノ」を挟んで巻末

「逃げ水」(元ショタ/死に別れと新しい出会い)
「逃げ水」は、その後の清人の物語。老いた清人が、病床で回想する。

養父と共に東京に赴く。学校に通う清人。
伊藤は娼館から清人を引き取り、15才と言わせて、学校に通わせてくれた。
戦争がはじまり、養父の伊藤が死亡する。
東京に来て8年。大学の学友;山口との恋。山口の出兵と死。
疎開先で医療活動をして、女中だった女性と結婚、
子供が生まれて 孫に看取られながら息を引き取る。
--
清人の一生は、流転の来り返し。
廓で初恋の「先生」に言われた「生きるんや」の言葉が清人の生涯を支えていた。
波乱万丈の波を常に愛に包まれて乗越えてきた。清人の人生は、縁に恵まれ、愛に満ちた美しい生涯だと思う。
淡々とした描写なので、余計に強く情動を感じます。
読後の感動は深かった。夢に見そう。

廓でお世話になった初恋の医者との再会は、無いまま終わっています。
雪のように、溶けて消える恋だったんですね。
著者の心憎い配慮で、一期一会で後悔を残さない別れ方を清人は常に振舞っています。余韻が耽美的。
綺麗にまとめられた作品だとおもいました。

---
月影:
1 月の形。月の姿。月。《季 秋》
2 月の光。月のあかり。月光。
3 月光に照らされて映る人や物の姿。「影」には、「光」「姿」の意味がある。
★ 日本語の古語には「光」という言葉はなく、光を 「かげ」 と表現した。
古語の「月影」とは、「月の光」のこと。
★「I love you」を夏目漱石が「月が綺麗ですね」と訳したのは有名。なので、「月影」と書いて「愛」を意味しているのかも。

逃げ水:(にげみず、英語: inferior mirage、road mirage)
風がなく晴れた暑い日に、道路などで、遠くに水があるように見える現象のこと。 ... 近づいてもその場所に水はなく、さらに遠くに見え、まるで水が逃げていくように見えることからこの名前がつけられた。
★清人が「幸せ」を求めては失う様子のことだと思う。

1

シリアス表題作でギャグをサンドした1冊

シリアスで悲恋な表題作が巻頭と巻末で、中身はフリーダムな先生ワールドな短編が挟まれた、ザ・SHOOWA先生?な1冊☺️

巻末の「逃げ水」で清人いい人に引き取られて、また恋ができてよかったね。
切なかったけど。
ラストも悲しかったけど、一生を振り返ることができてよかったね。

先生作品これで10冊読んだけど
最初、短編ごとに温度差どころじゃない世界観の違いに戸惑い、イベリコ豚は好きでハマり、最近読んだ「ニィーニの森」はスッと入るとこと入らないとこあり
私のかたい頭では理解できない不条理な世界というか、そういうものなのね、と流して読むようになってきた(良いのか悪いのか)

また、クスリの話が出てきた。
先生お好きですねw

1

SAY YOU

◾︎月影 げつえい/逃げ水
ウンポポも描き、こんな話も描かれる、それがSHOOWA先生です。
「一度ぐらいちゃんと 好きな人としたいねん」こんなメロメロドラマなセリフですが、描き方がうまくて心揺さぶられずにはいられない。先生に妻子がいるというのもまた…
いくつかの作品を挟んでの「逃げ水」
清人は一度と言わず好きな人とすることができました。ただその全力の一瞬一瞬が彼を生かしたのだと思う。商業BL漫画で良くぞやってくださったという、これだけの話数で人生を描いた稀有な作品。

◾︎ホモ連戦隊守るんジャー
風呂引き広げて突然終わります。色々なんだったんだろう…

◾︎罪隠し
ヤクザものはこうであれというぐらい暗い。こうであれ。

1

運命の縁が1つとは限らない

 表題作と『罪隠し』はシリアス色強め、『ホモ連戦隊守るんジャー』と『ジュグリノ・ジュグノ』はSHOOWA先生らしいコメディ色強めの作品となっています。萌えが多かったのは『ホモ連戦隊守るんジャー』なのですが、表題作が素晴らしいので、レビューはこちらに絞りました。

◆月影 / 逃げ水(表題作)
 赤ん坊の頃遊廓前に捨てられ、遊女達に育てられた清人の物語です。彼は遊女達の診察に来る医者の先生を好きになりますが、年齢が上がると共に客も取らされます。身請けされる直前、清人は先生に客として来るように頼み、初めて好きな人に抱かれることを経験します。そして、先生には泣きながら書いた手紙を残し、清人は東京へ。やがて身請けしてくれた主人を亡くし、勉学に励み続ける彼は、学友の山田に惹かれ彼と想いが通じ合います。しかし、山田が徴兵されてしまい、彼を待ち続ける中でとうとう生きる意味を見失った清人。かつての先生の言葉や、自分を愛してくれた人達のことを思い出して、彼はなんとか生きる道を選ぶのです。

 遊廓に拾われる、戦争が始まるという自分にはどうしようもない運命に翻弄されながら、それでも最期まで愛を忘れず必死に生き抜いた清人が本当に美しかったです。この作品の素晴らしい点は、清人が最初に惚れた先生にいつまでも操を立てるわけではなく、時が流れると共に新しい愛も受け入れるところだと思います。もちろん1人の人間だけを生涯愛し続けるのも素敵なことだけど、いろんな縁が増えていく中で、それらに目を向けないことが必ずしも賞賛されるべきことではない。先生の存在は清人の記憶に色濃く残っていますが、彼は新しい縁にもしっかり向き合ったのです。

 先生を愛し、身請けしてくれた主人に愛され、山田と愛し合った清人。最終的に彼は、自分を気にかけてくれていた女中と結婚し、子供も持ちます。BLという一言にはとても収まりきらない彼の人生。この時代にはきっと、彼のようにその時々の運命の波に乗りながら生きた人が大勢いたんだろうなぁと思いました。清人が与えた、もしくはもらったどの愛も、一途でかけがえのないもの。清人の心の中で彼らは清人に愛され続けている。人によっては薄情にも感じるかもしれないけど、清人が彼らを忘れないこと、私はそれで十分なんじゃないかと思いました。こういう展開の作品は非常に珍しいと思うので、BLを嗜む多くの方に読んでもらいたいですね。

4

切なくて、寂しいお話。 他の作品とのギャップに惹かれました。

イベリコシリーズからSHOOWA先生とその作品に出会いました。
「SHOOWA先生といえば"ギャグBL"」という印象であった為、表題作とその続編『逃げ水』のような寂しいお話は、とても新鮮に感じられました。
戦前戦後の昭和を舞台にしている辺りも、この単行本に収録されているアメコミ風が基調の他作品とは一線を画しており、良いと感じました。

「作風を統一してほしい」との意見もありますが、「このギャップこそ表題作を引き立てているのでは??」と思います。

3

表題作(続編)の結末は個人的に・・・。

表題作のみの感想ですが、

最後の続編を読んで結局そうなっちゃうのか。
って思いました。あまりBL作品でない結末だったので
きれいな終わり方だったのかもしれませんが。
個人的にはバッドエンドとは言いませんが、
NLになるので気分は良くありません。せつないのが嫌いな分けではないのですが、
最後はちゃんと最初の相手と結ばれて欲しかったです。
最後の最後にNLになっちゃうのか・・・。と
BL漫画を読みたかったのでNLが苦手な私はつらかったです。

話は引き込まれるし良かったけど
読んだ後かなり モヤモヤしました。

この作品は人生の流れが美しく描かれていたので、
好きな人も多いと思いますがあくまで私の地雷で苦手でした。

2

短編集は色を揃えたほうがいいのでは…?

「月影」SHOOWA 先生 読了

読み終えてちるちるでレビュー漁っていたら、「表題作神だけどほかは…」派と「表題作しんどすぎ、ほかのが楽しくて好き」派にきれいに分かれています。

ちなみにわたしは前者です。表題作本当にわたしの中でどタイプでした。こういう悲恋大好きでございます。

おすすめしてくれたフォロワーさんに「今度部活に持って読みます」って言ったら「やめたほうがいい」って言われましたが、
ご忠告ありがとうございました。まじで号泣しましたもん(笑)。

ストーリーの背景といい、絵柄と雰囲気のぴったりさといい、本当に文句なしの神です。

絵柄があらっぽいという方も見かけましたが、わたしは割と好きです。

というか、正直ストーリーさえよければ、絵柄がどうであろうあまり気にしないタイプです。特にこの作品の内容と雰囲気に、このスケッチっぽい(?)絵柄がすごくフィットしていると思います。

ただし、短編集は雰囲気の似たような作品に揃えたほうがいいのか、全く違う雰囲気の作品を集めたほうがいいのかは未だにわからない。

少なくとも、本作では2作目でかなり戸惑ってました。なんの話やろう…と何回か見直しながら、
「特に深い意味なし?」って思いながら読んでました。

尻フェチの話は、もはや完全に「やまなし おちなし 意味なし」の部類に入るんじゃないんですかね…もし何か深い意味を喩えているのなら、ご存知の方教えていただけると幸いです。

最後はまた表題作の続きになりますが、これは…BLではないような気がします(笑)。でもこういう終わり方割と好きですね。

どっちかというと、BLにするために無理やりくっつけるよりは、
いっそほかの道を探すほうが現実味があって良いと思います。

普通ならこのような終わり方書けない(書かない)と思うし、出版社も許してくれないと思いますが、本当に先生と出版社さんに感謝です。

評価に迷いましたが、やはり表題作以外はあまり趣味ではないので、敢えて中立にします。

3

表題作と同時収録作の落差が激しい

友人からのオススメで手に取りました。
表題作、その続編は、確かによかったです。最後はジンとしました。いいおはなしだったとおもいます。でも、同時収録は・・・・・・・どうして、これをいっしょにいれるのか、編集部に疑問を持ちます。あまりにもバカバカしくて、最初から、このバカバカしいはなしを読むつもりで手に取っていれば覚悟もありますが、表題作の切なさの後に来ると・・・・・・・

それに絵には魅力があって個性的だと思いますが、マンガはコマ割りが下手だと思います。よみづらいです。それから、うまいけど荒い。雑。このマンガ家さんが、どうにも好きになれないのは、この荒さのせいだと、あらためて思い出しました。ストーリーテラーかも知れないが、このマンガの荒さが好みではなかったので、このコミックスにかんしては中立で。でも、これからも、よっぽど強く勧められないかぎり、手には取らないマンガ家さんだと思います。こんな構成のコミックスを平気で出せる当たり、好みとか萌えが違うんだと思うので。

1

不憫でいじらしい・・・

ずううううっっと気になっていたんだけど、確実に読んだら「つらい」気分になるのが判っていたので避けていたこちら。
竹書房のキャンペーンで半額で購入できたのと、どうしても好奇心が優ってしまって どう「つらい」のか自分の目で見たくて読んでしまいました。

【月影】
・・・・ずうううぅぅぅぅん・・・。
はぁぁぁ・・・やっぱりつらいお話でした。

次から次へと、清人の意思ではどうにもならない男娼という立場ならではの辛い描写が襲ってくる。
清人がこれまたひたすらひたすら、いじらしい。

「先生」

「せんせ・・・」

「せんせっ・・・」

「せんせぇ・・・」

「せんせい」

いかん。これを入力しながらまた泣いてしまった。

【ホモ連戦隊守るんジャー】は前作で流した涙を吹っ飛ばす作品。
「いつかメス馬とやれるように体を鍛えているんだよ。」には大笑いしましたけど、全体にはついていけず・・・。
シリアス系ではないSHOOWAさんテイスト全開だと思うし、ギャグで覆った壮大なテーマが隠れていると思うんだけど、すみません、読み解こうとまでには至らず。

【罪隠し】
任侠モノシリアス系のお話。なかなか人物関係が掴めず、3回読んでようやく解りました・・・。

【ジュグリノ・ジュグノ】
運び屋二人組とそれを追う(美尻も追ってる)警部のお話で、警部が二人を見て萌え萌えしているのがアホすぎて笑えました。面白い。

【逃げ水】
そして表題作の続きがようやくここで。
17歳から、清人の今際の時まで描かれていました。
時代に翻弄され、二度愛を失った末に得たものが描かれていて、これはこれで良かったと思うのだけど、生涯のうちでもう一度、先生に会わせてあげたかったと個人的には思いました。
でも、会うといかにも漫画ストーリーになってしまうので、会わない方がよりリアルでベストだったのだと思います。
最後の一コマが橋桁に座って佇む幼い頃の後ろ姿で、これだけでも泣けました。


月影・逃げ水のみでしたら神ですが、本一冊で評価すると萌2です。

3

暗くて、重くて、切なくて

評価が高かったので読んでみましたが、暗すぎてあまり萌えませんでした。
清人が不幸すぎです。遊廓のお話なので思う人とは結ばれないし、好きじゃない人としなきゃならないのですが何回読んでもこの手の話には慣れません。少年の頃とか可愛くて、みんなの子供みたいにみていたのに、客をとらされる事になった日が悲しかったですね。この最初の「月影」と最後の「逃げ水」が同じ主人公なので、最終的にはハッピィエンド?と期待して読んでみましたが、またか!ってくらいの不幸が起こります。「イベリコ豚」のゆるーいテイストのほうが私的には好きでした。
この一冊に何個かの短編が入っているのですが、「月影」とのギャップがすごすぎて、かなり面喰らいました。
いろんなテイストを描ける作家さんですね。

1

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