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かわいい花には、 (表題作 「花が咲く日は」「花よ恋よと」)

kawaii hana niwa

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表題作かわいい花には、 (表題作 「花が咲く日は」「花よ恋よと」)

長谷川,若手華道家,26歳
緒木花斗,花屋

同時収録作品おいしくなったら召し上がれ

九十九 口下手な小説家
藤本 カフェ店員

その他の収録作品

  • 花が咲いてから(描き下ろし)

あらすじ

大好きなものに、似合う自分だったらよかったのに……。

腰を痛めた祖母の代わりに、花屋を預かった緒木。花屋の仕事は好きだが、自分に似合わないのもわかってる。そんな時、若手華道家の長谷川が店にやってきて―-!?

表題作のほか、口べたな小説家とカフェ店員の不器用な恋を描く「おいしくなったら召し上がれ」を収録。お店で出会う恋のお話あつめました♥

作品情報

作品名
かわいい花には、 (表題作 「花が咲く日は」「花よ恋よと」)
著者
毬田ユズ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403664267
3.8

(33)

(9)

萌々

(11)

(12)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
126
評価数
33
平均
3.8 / 5
神率
27.3%

レビュー投稿数7

お花にまつわる2人のお話がかわいい

毬田先生は「今宵、星の見える部屋で」「ダブルセクション」「俺に惚れたらたべてやる」を読み、絵もストーリーも好みで、他作品も読みたくてこちらを手に取りました(あと9作、積んでおりましてぼちぼち読んでいきます)

本作は短編2本。
じゃっっかん、絵、お話の進み方がぎこいない気がしないでもないですが(偉そうにすみません)でも、好きなテイストでした。
お花の絵が美しかったです。

特に、華道家の長谷川が、黒髪短髪長身切れ長目イケメンでタイプでございます♡

その長谷川が花斗にキスした時「あんた本当 図々しいな‼︎」と言われていたのがツボですw

花斗が過去のトラウマがあるとは言え、ずいぶんネガティブで。長谷川がこっそり思うように、イケメンの花屋さんてプラス要素ですよね。
花斗は無自覚というか、若いというか、ピュアな子なのかしらん。繊細で泣き虫だし。長谷川が言うように、そこがかわいいですね。

そんな花斗がやっと長谷川を好きだと自覚して告白したところはよかったです。
長谷川に抱きつかれて(すげぇ触りたい 抱きつきたい)キスされて(気持ちいい)との心の声がとっても萌えでした。
キスや絡みのシーンでの心の声が大好きなので。

0

カフェの店員と作家、花屋さんと華道家

毬田先生の「ダブルセクション」を読み、他の作品も読んでみたくなり今既刊本を少しずつ集めています。
毬田先生の作品はお話も好きなのですが、絵、特に表情や仕草も好きなのです。このコミックスも良いな~、素敵だな~、ドキドキするな~、萌えるな~というシーンや表情がたくさんありました。

このコミックスには2つのお話が入っています。
一つは、カフェの店員(調理も接客もする)とミステリー作家のお話。
ひょんなことから出会う2人ですが(その出会いは最悪だった・・・)、ちょっとした心のすれ違いを経ながらも、段々と心を通わせていく姿が良かったです。九十九、粗野っぽい雰囲気ながらも根はやさしい・・・という素敵な攻め様でした。

もう一つは、お花屋さん(腰を痛めて休んでいる祖母の代わりに臨時で店番をしている)と華道家さんのお話。受け様は大柄ながらも心優しい泣き虫な人。華道家さんは、普段も凛とした雰囲気もあり、でも受け様と会う時はリラックスした雰囲気もあり・・・とギャップが素敵でした。
描き下ろし漫画で判明するのですが、実は2人は小さい頃に出会っていて・・・という設定も、私は好きな設定なので嬉しかったです。

1

口が悪い九十九さん


「おいしくなったら召し上がれ」
九十九さんの口調が、私にはそんなに口が悪いとは思わなかったです。
藤本さんにはそう見えるようです。それですれ違ったりするんですが……
九十九さんは思った事を口に出しちゃうようなタイプですが、そんなにトゲトゲはしてないです。

表題作の「かわいい花には、」
緒木さんは高身長で顔がキツく、お客に恐がられてるんですが……
私には優しい顔付きに見えます。恐そうには見えません。
表紙の下になってる彼です。
髪を下ろした方がもっと良いと思います。
泣き虫な緒木さん改め花斗が可愛かった。

毬田ユズ先生は初読みでしたが、ちょっとだけ山本小鉄子先生のイラストに似てるなと思いました。(私の感覚で)

1

短い手書き文字がステキ。

すごく絵が好みというわけではないし、
手放し本も結構多いんですが、新しい本が出ると迷わず買ってしまう、毬田さんの本。

こちらの本は2CPのお話が入っていました。
どちらも楽しく読めてよかったのだけど、
前作の「内緒のふたり」や次作の「今宵、星の見える部屋で」の方が好きかな。


■「美味しくなったら召し上がれ」前篇・後篇
彼氏に浮気&20万円借り逃げされて、ヤケになって男を誘ってホテルに行ったら、
「考えなしの無節操」と乳首を舐めながら言われて、頭にきて逃走!
そんな風に始まったふたりが、お互いのことを少しずつ知って、惹かれて……

最初の頃の印象と、同じところ、違うところ、それが徐々に見えてくるのがいいな。

口が悪く態度もデカい小説家の攻めが、
飾り気のない真っ直ぐな言葉を、短い手書き文字で伝えてくる、
そんなの堪らないよなぁ~~
文字の威力ってすごい。
しかも、あれ? ゲイじゃなかったの!?
でもノンケ故に加減が分からなくて、
エッチの時に受けを気遣って言葉をかける、攻めの姿もいいな♡
意外さアリの素敵さで、攻めの株が右肩上がり~~だったのに、最後、
出されたサラダに文句を言って、子供っぽく、口が悪いところがクローズアップw
でもそういうリアルっぽさが、なんかいいんだよなぁ!


■表題作「花が咲く日は」「恋よ花よと」前・後篇「花が咲いてから」(描き下ろし)
高身長で顔付きがキツくて「似合わない」と言われる花屋の仕事を、
腰を痛めた祖母の代わりにやることになった受けが、
華道家の攻めと出会って、花を好きな自分を受け入れるようになっていって、
そして、ゆっくりと恋の花もひらいていく…そんなお話。

う~~ん…、お話自体は素敵なんだけど、
花が似合う華道家の攻めと、受けは大して体格が変わらなく描かれているのに、
受けは花屋が似合わない…その設定がイマイチしっくりこなかったです~
で、それが気になると、なんだか話に入り込み難く感じてしまった……

せっかくの設定が、絵に反映されてない気がするとどうも気になってしまう!
ということで、よかったけど萌え止まりとなった1冊☆

4

真剣に恋したい、大人ラブ。

 『花屋さん×華道家』の表題作と、『作家×カフェ店員』の2作品。どちらもお互いを理解していく過程が真摯&丁寧で、萌え!というよりはゆっくり共感しながら読める大人ラブでした。

◆『おいしくなったら召し上がれ』(前後篇)
 作家×カフェ店員、行きずりの関係から始まった2人の話。出会って間もないうちから説教をしたり告白してきたりと、真意がつかみにくい攻め。いくら漫画でもこれでは受けはほだされないだろうと心配になりましたが、杞憂でした。少しずつ明かされていく攻めの魅力。
「それがやっとだ」
作家様である攻めが一週間かけて書いたというラブレターが、とても可愛らしいです。必見です。

◆『花が咲く日は』『恋よ花よと』『花が咲いてから』
 華道家×花屋の後継ぎ。こちらも出会って間もないうちから受けが攻めに告白されますが、その後の展開がゆっくり丁寧です。
 返事を保留にしたまま関係を続けるのではなく、途中経過として正直な気持ちを報告した受けに好感が持てたのですが、何故か不機嫌になってしまった攻め。ネタがあがっていないすれ違いにハラハラ。一緒になって考えさせられる新鮮な展開でした。
 
 お互いに怒りの感情が芽生えても、それを一旦沈めて相手の事を考える姿が大人な2人。浮かれた「好き」ではなく、努めて相手を理解することが嬉しい、落ち着いているけど確かな「好き」という気持ちが伝わってきて心が癒される作品でした!

3

なんか癒された。

おいしくなったら召し上がれ
彼氏に浮気されたあげく、20万円借り逃げ去れてヤケになっていた藤本。
バーで九十九を誘います。
もちろんうまくいくはずもありません。
が、彼が働くカフェに、九十九が常連で来るようになり…
ひとまず、口が悪いが、実は口下手な上、正直な九十九に萌えた私。
彼の自宅での、藤本への1回目のアプローチ。藤本がびっくりするのはうなずける所も。
が、最後まで読んでいくと、かなりかわいい。
藤本は、自分のバーでの行動にも問題があったと反省しながら、
九十九のことがとっても気になります。そして、彼のあるものを見て…
九十九の行動。
案外プライベートになると、自分の仕事で慣れている事も、実力発揮できないというか。
でも、それだけ相手のことを考えている証拠。そんな彼に萌え。
第三者から見たら、そこらへんに転がっている台詞。
でも、二人にとってはという感じ。
仕事は、基本私情を挟めないので、客観的になりがちな気が。
九十九は、とっても主観的。
そんなことを色々と考えていると、二人の物語により萌えてしまってw
個人的に好きな展開の物語でした。

表題作
花が咲く日は
花屋には似合わない容姿の緒木の元に、長谷川という男がやってきます。
自分の容姿への-イメージもあってか、
見た目にこだわる感じのした彼に、イラッとしていた緒木ですが…
自分にも落ち度があったと、正直な気持ちで、互いに謝る二人。大人です。
そして、二人の恋物語は、本格的にスタート。

恋よ花よと
長谷川の積極的なアプローチ。意外でした。
でも、個人的にイラストがとっても素敵で。いやらしくない。和む~。
昔話等でお互いのことを、より知っていく二人。
でも、お互い、互いのことを気遣いしすぎてしまうんですよね。
完全に離れたり、男らしいけんかもなく、仕事もする二人。
が、なんかぎくしゃくした雰囲気も伺えます。
そんなことを思っていると、終盤近くに。

終盤の雑誌の展開は、出来過ぎてはいますが、
そんなことを忘れるぐらい、二人の描写に萌え。
ページが進むほどに、緒木の心理描写が増えていくのもよかったです。
少しだけ子供っぽい描写もあり、これもツボ。
彼なりに、一生懸命考えている感じで、いいわぁ~。
繊細な心のいりそうな二人の職業も、性格とうまく混ざり合っていて、とってもいい作品でした。

描き下ろしの花が咲いてからも、緒木が可愛い。
表題作のタンポポのシーンから少し思っていたんですが、
最後の長谷川の心理描写は、なんかSっぽい気も。ますますってwww 
もしや…
すいません。

とっても萌えたので、神で。

1

言葉足らずな口下手センセに萌え~

「おいしくなったら召し上がれ」
言葉が足りないっていうか、口下手っていうか
不器用な九十九さんと、振り回されてんだか振り回してんだか
なんかわからないけど、グルグルしちゃう藤本くんが可愛いです。

「花が咲く日は」
「恋よ花よと前篇/後篇」
「花が咲いてから」
花屋さんの泣き虫イケメン花斗君と若手華道家センセ。
仕事の事や恋の事とあれやこれやと悩みながら自分の気持ちと向かい合っていく。

周囲の悪意のない何気ない一言に、思っている以上に囚われてしまう事ってある。
ある人との出会いで、悩んで傷つけ傷つきながらも自分で道を開いく姿は
好感持てるし、勇気ももらえる感じです。

落ち込んだ時、また読みたくなりそうな作品です。

3

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