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銀行マン、スーツを脱いだらヒラヒラ下着と萌えコラボ。
表紙にドキッとして衝動買いでした!
表題作についてのみレビューさせていただきます。
女装、ではなく女物の下着だというところが個人的にツボで、致しているときに攻めが受けに向かってカワイイカワイイと連発していて読んでいてにやけが止まりませんでした。笑
受けは自分の趣味を後ろめたく思っていて、でもそんな受けを丸ごと包み込む攻めの変態くささが読んでいて楽しかったです。
受けがイケメンなのにかわいくて萌えまくりでした!エッチシーンが多くて楽しかったですが、個人的にはもう少しパンティについてのエロでない話があったら嬉しかったです。
すべてのパンティ好きにぜひ読んでもらいたいです!
何だろ…エ○チの時に、攻の山城が受の紺野に「可愛い」を連発するんですよ。
それがもう、読んでてキュンとなる(笑)。
エ○チシーンかなり多いですが、ただヤッてるだけじゃなく、本当にお互いが好きで好きで仕方ないって雰囲気。
表題作に限らず、他の作品もそんな感じでした。
この作者さんの他の作品も読んでみたいと思える内容でした。
毬田さんの作品は読後感がすごく好きなのです
今回はレーベルがジュネなのでエロ盛りだくさんで読み応えGood!
受の隠している秘密
それは女性ものの下着を身に着けたいということ
可愛い下着をつけたい。
そんなある日、女性ものの下着ショップをジッと見つめているところを
学生時代に同級生に見られてしまう。
サクッと名刺交換されてしまったからまずは口封じ
なんてごはんにいってからがアレヨアレヨでしたねw
そんな簡単に穴解放すなwとも思いますが
雰囲気で長さちゃう感じも良い
ワタシ個人が女性ものの下着にトキメキがないので
そこのところが萌えないな~とは思いつつ、
女性もの下着をつけて少々恥ずかしそうにしている受に萌えている攻
の視線はちょっと良かった。
学生時代からの恋心をいまだにくすぶらせててここぞとばかりにがっつくのも良。
流されたはずの受がいつの間にか~なんていうのも可愛かった
「毬田先生、攻めてる!」が一冊通しての素直な感想です。
「アングラ・ブルー」
銀行マン・紺野がランジェリー・ショップを眺めていると、高校の同級生・山城に声をかけられた。山城は下着デザイナーで、紺野が「女モノの下着を着る人」なのを見抜く。山城がデザインしたパンツを紺野が履いて、サイズ感とか確かめてるうちにエッチな流れに…
リーマン紺野の白シャツ+ネクタイ+黒靴下+女物のパンツ姿がなまめかしい!
盛り上がってる最中に、紺野が興奮してる山城を止めるのはノンケの戸惑い?と思ったら、「パンツが伸びるから」って自分から脱いじゃって!もうピアスらしい展開にドキドキ…
二人は友達+セフレな関係を続けていくけれど、山城は何も言わず二度も紺野を避けるようになる。そのたびに紺野はヤキモキして、山城は山城なりに紺野が好きだからって理由があって…と、二人の関係の変化もちゃんと描かれてます。
山城が自作したパンツは、後ろはハート型、前も勃ったブツを出す穴が開いてる紐パン!なんてエロけしからんデザイン!それで69や騎乗位しちゃってます!
下着が縁を結んだ二人だけど、エッチの時に下着を邪魔に感じてしまうのが、その人自身を求めてるって感じがしてとてもイイです。
「夜限定のカレ」
大学生の高野は友達に誘われて行った女装バーで、嫌味で大嫌いな篠原が働いてるのを見かける。で、ヤらせてやるから黙ってろって篠原と関係を持つと、篠原は意外とかわいくて…
コミカルな短編で本編はあいまいなまま終わるけど、2ページの後日譚で良いケンカップルになりそうな未来が見えます。
「俺が知ってる彼のこと」
安達はノンケだけど、同僚の松丘がゲイだと気づいて興味本位で関係を持ち、セフレを続けてきた。でも松丘から終りにしたいと言われて…
これも短編。松丘が隠してる気持ちが切なくて、それに安達が気付くキッカケが良かったです。
毬田先生は、二人の気持ちや関係の変化を丁寧に描きだす作家さんってイメージだったのに、下着、女装、セフレってアングラなテーマをピアスレーベルに偽りないエロ風味に仕上げていてビックリしました!
それでいて、二人の気持ちや関係の変化もちゃんと描かれてて、二重に裏切られました!(もちろん良い意味で)
つまり、ピアスレーベルに期待した人も、毬田先生の作風が好きな人も、どちらも満足できる一冊だと思います。
最近のピアスの修正は真っ白に変わってますが、汁気やトーンをうまく使って存在感を出してるので修正はあまり気になりませんでした。
レジに持っていくのをためらう表紙ですが…
あとがきで作風、表紙、修正のことをゴルゴ顔で語っていて、毬田先生の気合を詰め込んだこの表紙に決まって良かったなと思いました。
銀行員の紺野が "女物の下着を履きたいと思っていること" は絶対秘密!なのに・・・
ある日ショップの前で眺めていただけで、高校時代の同級生にソレがバレてしまうなんて!!
しかもその同級生が女性用下着のデザイナーだなんて!!!
表題作+各30頁ほどの短編2つが収録されています。作品ごとにいろんなタイプのキャラが登場し、たとえば同じリーマンでも年代も微妙に違っているんだろうと想像できて楽しめました。
表題作の『アングラ・ブルー』は、受けの下着姿に興奮した攻めが流れでエッチしてくっついて…なお話かな?と軽い気持ちで読み始めたのですが「1」→「2」→「final」→「after」の計4話+巻末に収録された描き下ろし「future」と、なかなかボリュームがありました。山城(攻め)がエッチになるとグイグイ攻めるのに度々だんまりを決め込むタイプというか、言いたいこと言わずに逃げ隠れしているので「黙って避けるなんて最悪だ!」と言う紺野と一緒に「そうだー!」となりましたが、紺野が(予想外に)受け身な性格じゃなくしっかり者。これは相性ぴったりなのかもしれませんね。それにしても、紺野の高校時代の水着姿がめちゃくちゃイイ!こればっかり、もっとずっと見ていたかったぐらいです(笑)。スタイル抜群、濃紺がいかにも似合いそう!
私は短編2つが特にお気に入りでした。エンディングに持っていく流れが好みです。どちらもこれから付き合うというところまで読めますが、今後が想像できるなぁという感じがしてよかった。もちろんエロも。気持ちを半分隠しながら積極的にノッてる受けがたまりません。
ところで。先のレビューでayaayacさんがおっしゃっていることが、作者の本を初めて読んだ自分でもよくわかるんです。つまりこの一冊から入っても、作者の魅力は伝わってくるんじゃないかな。「ピアス作品として」と「作者の作風」の両方がっつり楽しめる。エロ多めな作品が多いのかと思い調べたらそうではないんですね。ここのところ皆さんのレビューがよくupされて気になっていた作家でもあり、近いうち他の作品も読んでみたいと思いました。