どうしよう 困った 好きにならないと思ってたのに

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今宵、星の見える部屋で

koyoi hoshi no mieru heya de

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表題作今宵、星の見える部屋で

中野 27歳 加瀬と同じマンションに住む 708号
加瀬宏章 28歳 607号室に住む住人

同時収録作品好きだとキミは言うけれど

深町 オタク 小説家
嶋野 深町と付き合って3ヵ月

その他の収録作品

  • 今日、あなたのとなりで
  • 今日こそ天体観測(描き下ろし)
  • 今日もキミは勘違い(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

サラリーマンの加瀬は昔の経験から、自分の周りの人間には手を出さず、セフレとの関係だけをもとうと
決めている。
ある日、セフレと揉めてしまう。前日の記憶がはっきりせず朝、目を覚ますとそこは見知らぬ部屋だった。
隣には見知らぬ男が寝ていた。
男を起こさぬよう、部屋から出てみるそこは自分と同じマンションン階違いの部屋だった。
しかも、そこで会った男は同じ会社の人間の中野という男で……!?

作品情報

作品名
今宵、星の見える部屋で
著者
毬田ユズ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
ISBN
9784047297357
3.5

(53)

(6)

萌々

(21)

(21)

中立

(5)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
182
評価数
53
平均
3.5 / 5
神率
11.3%

レビュー投稿数8

やっぱり面白い

ネタバレ有です。



表題作
同じマンションに住む、中野と加瀬の物語。
この物語の特徴の一つは、ベランダを使って、攻めと受けの関係を、演出している事。
中野は、708 加瀬は、607 と号室の一の位に1のずれを作ることで、
濡れ場の立ち位置を表現しているのかなぁと考えていました。
作者さんうまいなぁと思いました。

酔いつぶれていた加瀬を、自室に運んだ中野。二人は一緒に寝ます。
その後、加瀬は、中野にそのことを口止めするために近づきます。
特に何かあったわけではないことも分かりますが、
彼は、少し中野に距離感を置きたい感じ。
会社の同僚ということもあり、まぁ当然な心理状況です。
その一方で、一目惚れに近い感情も持ちます。
同時に何股もかける中野。
ケーキの描写から、設定の臆病な性格が出ています。
中野は、スマホで、ストーカーのやりそうな行動で、加瀬にアプローチ。
最初に読んだときは、
彼が、真面目な性格だけあって、ちょっと怖い感じもしました。
が、後の展開で納得。こういう人、リアルで身近にいるので、凄くわかりました。
しかも、本当に結婚したので、この話は、個人的に読みやすかったです。

後半は、二人の生活変化によってうまれた、
加瀬の心の変化による複雑な感情が、描かれています。
生活の雰囲気が変わると、お互い、心の変化が生まれるのは当然の事。
そういう事を、相談しあえる二人。いいカップルになると思いました。

好きだと君は言うけれど
小説家でオタクの深町とアニメには関心のない嶋野の物語。
付き合っている二人ですが、イチャイチャを断る深町。
彼の趣味を見て、このまま本当にうまくやっていけるか不安になる嶋野。
不安になった彼は、ある作戦を実行します。
少し可愛い作品でした。

この作者さんの心理描写は、一本でなく、
複雑な人間らしい心理描写があり、面白いです。
繊細な心を持つ男性が見られ、読みごたえがあります。
表現する俳優さんは、たぶんこんな感じなのかなぁ。
前作の「かわいい花には、」 が、かなりストライクだったので、今回は萌×2で。

6

リアルな感情が初々しい大人×大人。

 リーマン×リーマン。勢いに任せて突っ走れない大人の事情。湧きあがってくる様々な感情に戸惑う大人二人が初々しくて、「好き」と一言で表せない多彩な恋心にじわじわと萌えさせられる話でした。

【加瀬宏章・28歳・ゲイ】
 1人の人を好きにはならない。身近な人を好きにはならない。期待はしない。目が追う。中野を追う。期待する。いたたまれない。やめよう。怖い。終わらせよう。

【同僚の中野・27歳・ノンケ】
 初めて見た時、泣いていた。なんとなく放っておけない。姿を探す。笑顔だとほっとする。笑っていてほしい。何故そんな事を言うのか。理解できない。やさしくしたい。笑わせたい。

 今後も何かと衝突はあると思いますが、またくる11月に2人で同じ星を見つけられるよう願っておきます☆

5

受けがゲイで年上が好きな方は是非!

ちるちるさんで見かけて、あらすじが好みだったので購入。
毬田さんの著作はこれで三冊目ですが、これが一番好きかもしれません。
特に今までの著作と雰囲気が変わった訳ではないのですが、色々細かいところでツボが押される話な気がします。
矢張り、ある程度尺がないと感情の機微は表せませんなあ。
そして、また気付いたら年上受けです。
どうやら自分はノンケの年下×ゲイの年上(美人さんだと更に嬉しい)が好きみたいです。
そういう関係が好きな方は是非!

もう一つはいってたオタクの彼氏の話も嫌いじゃないですが、正直微妙かも。丸々一冊表題作のカプが良かったなあと読み終わって思いました。

2

先ず表紙に漂う色気にドキドキ・・・

毬田先生の「ダブルセクション」を読み、作者様の他の作品にも興味を持ち、今読み始めているところです。
私はお話だけでなく、毬田先生の絵が好きなのですが、私はこの作品は特に表紙から目が離せませんでした。加瀬の襟元から漂う色気や表情に完全ノックアウトです。
コミックスには表題作と、短編(受け攻めが印象と逆でちょっと驚きました。眼鏡の方が受けだと私の脳内では勝手に変換されてしまうので・・・。)が収録されています。

加瀬の繊細さ、危うさには最後までなんとなくハラハラしましたが、このまま2人が末永く幸せでいて欲しいなぁ・・・と心から願ってやみません。

1

きゅん萌えドキドキ目が離せない

毬田先生、初読みで3作読みました。
本作と「ダブルセクション」「俺にほれたらたべてやる」。
どの作品も趣が異なり、おもしろい作品でまたすごい漫画家さんに出会ってしまった!と思いました。
うち、本作がいちばん好きです。

ストーリー展開が良いし、きゅん、じーんのツボをしっかり押さえくるし、絵が好みだし、めっちゃ好みです。

本作はとにかくドキドキした〜!

特定の相手をつくらないゲイ加瀬が、ノンケ中野が気になり始め、きゅんの瞬間の表情に萌え〜!!

そこから全くもだることなく、ぐいぐい進み引き込まれる。

中野が男前!
いいぞ中野!

くっついてから甘やかされて怖いと乙女な加瀬がかわいい。

進み方が自然かつ引き込まれました。
すごい!

1

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