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ギニーピッグは檻の外の夢を見ない 上

guinea pig ha ori no soto no yume wo minai

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表題作ギニーピッグは檻の外の夢を見ない 上

日野崎隼仁
男体妊娠の研究員,凪冴の幼馴染
冬美凪冴
男体妊娠の被験者

その他の収録作品

  • 描き下ろし:それぞれの(6P)
  • カバー下:イラスト

あらすじ

「俺が隼仁くんの子供を孕むなんて、ありえない…!」
人口減少に歯止めをかけるため、男体妊娠の研究が進む近未来。妊娠をまったく望んでいないにも関わらず、強制的に男体妊娠の被験者にさせられた冬美凪冴は、一度も発情期を迎えないまま、5年も研究所で暮らしている。ただセックスが好きなだけの者や少子化対策に貢献しようとしている者、男性パートナーとの子供を授かることを本気で願っている者…様々な理由を抱えた仲間達と最低な毎日を送っていた折、かつて憧れそして幻滅した幼馴染・日野崎隼仁と、被験者と研究員として再会して…?令和のエロテロリスト・理原が描く、背徳とエロスのディストピアBL開幕!


初版のみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記が掲載されている場合でも無くなり次第、終了となりますのでご了承ください。

作品情報

作品名
ギニーピッグは檻の外の夢を見ない 上
著者
理原 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784866696638
4.1

(177)

(83)

萌々

(54)

(27)

中立

(7)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
18
得点
719
評価数
177
平均
4.1 / 5
神率
46.9%

レビュー投稿数18

こんな評価のつけ方をしたのは初めて

初めて読んだ作家さんです。
絵が綺麗でお顔がとても好みで、表紙のカラーより中のモノクロの方が好みな、画力の高い作家さんでした。
少子化対策の男体妊娠のための研究所に5年いる(発情期が来なくて妊娠できていない為)被験者の凪冴。
そこに、幼なじみで凪冴のヒーローだった隼仁が研修員としてやってきて─── ?!

正直こういう種付け系(モルモット系)はあまり好みじゃないんですが、絵がお上手なのが目の保養となり読み進められました。
てっきりオメガバース物かと思っていたんですが、そうじゃないので驚きました。
こういう言い方をして大丈夫なのか分かりませんが、女性向けとしては珍しい切り口で、どちらかというと男性向け18禁ゲームにありそうな雰囲気だなと思いました。

幼馴染物ですが、凪冴は隼仁のことを純粋な愛で守ってくれて汚いもの(性的なこと)とは無縁の人だと思っていて安心して懐いていたんですが、隼仁は凪冴の前では理想の人でいるんだけど実はセフレが何人もいて凪冴にも気があり……汚いものだったことが凪冴にバレてしまいその後疎遠になっていました。
実はセフレを作っていたのには理由があって、ただの遊び人ではありません。
凪冴は潔癖なところがあるわりに距離感は近いので罪な子だなと。
高校生時とか、安心しきってるからといって隼仁にベッタリしすぎじゃないかなって。
普通は男同士で抱きついたりしないし、てっきり隼仁のことが好きなのかと思ってしまうほどの距離感と甘えた具合で。
無自覚だったけど凪冴もすでに隼仁のことが好きだったんじゃないかな。
あんなのあんな事件がなかったとしても隼仁は気を持ってしょうがないと思う。

研究所ですが、部屋での様子はガラス越しに監視されていて、研究員に見られながらセッしたり、衣食住の提供が目当てで研究所にいる被験者もいたり、何年もいる被験者もいるようで、畑を耕したり、運動場があったり...イメージとしては病院というよりは刑務所に近い独特な空気感な気がしました。
異質ですが、それに気づいていない人が平気でごろごろいる。
被験者はセッが目当ての子もいるし、少子化を真面目に考えてる子もいて、いろんな事情で共同生活を送っています。
子供を授かったあとはまた別の施設に行ってそこで子育てするシステムなんだけど、そちらに行った人は誰も戻ってこないというのでなんだか嫌な予感がしてしまうのは私の勘ぐりすぎかな?
幸せに子育てしてるならいいけど、無事なんだろうか…。
凪冴は自分の意思で施設にいるのではなく連れてこられたとのことで、どうも知り合いの博士が関係してるらしいことが冒頭で分かるのですが、なるほどそういうことだったのねと。
協力とか綺麗事を言っているけど、要はお金のために身を売れと……。
関係がぎくしゃくしている隼仁とは別に、凪冴は施設内のエンジニアの悠心のことを信頼していて、悠心は凪冴に甘かったり照れたりで凪冴のことが好きそうなんですよね。
凪冴は全然それが分かっていないんですが。
隼仁のことといい罪な子ですね。
悠心は多分下巻でもっと活躍すると思うんですが、今のところまだ隼仁と同じ土俵の上に立てていません。
頑張れ……(私は隼仁派だけど)
最後が不穏で... あれを見て余計に思ったんですが、男の体で本当に子供を産めるんだろうか。
子供を産むための体を持っていないから巻末であのような結果になっていたんじゃないんだろうか…………嫌な予感しかない。
この研究所絶対色々隠してますよね……お母さんもそれ関係で病んだんだと思う...ていうか○殺じゃなくて他○だったらどうしよう。
心配しつつ、下巻に行ってきます。

ギニーピッグってなんだろう?と思い調べてみたらモルモット、実験台のことだそうです。

評価ですが、変わった評価の仕方をしています。
申し訳ないけどお話はしゅみじゃないんですが、絵には萌えて。
どのくらい萌えたか考えてみたら、萌じゃ足りなかったんです。
絵柄も好みですが、アングルも豊富で全くデッサンも崩れず、とても描きなれていらっしゃる。
作品としては中立の気持ちですが、絵だけで高評価を付けたいくらい好きでした。
是非別のお話を読んでみたいです。

Kindle→白抜き

0

ディストピアBL

男体妊娠研究所での、なかなか今までにないシリアスなストーリーで引き込まれました…。
性的な行為の意味とか、それぞれの幸せの在り方が描かれていて感動。後とてつもなく絵が綺麗。
テーマがテーマだけにエチシーン多くてありがとうございます!
眉間にしわ寄せて出すの堪えながら快楽感じてる攻めの表情…エッッッロい…‼︎
受けと攻めの関係性は初めかなり拗れてますが、攻めの激重独占欲と後半から受けの表情が緩くなってデレ強めになる展開が美味しい最高の漫画でした。

0

独占欲がすごい、、、

表紙とあらすじに惹かれ購入してみました!
また、執着攻めということで……
期待通り絵は綺麗!
設定もよかったです(^^)

男性妊娠の研究所、そこにいる被検体のナギは発情期を経験せず5年が経っていた
ナギ自身、過去から性的なもの全体を忌避していたこともあり研究には消極的だった
しかし幼なじみの隼仁と再開したことで突如発情期が来てしまう
しかも隼仁は以前と違いめちゃくちゃ冷たい

隼仁の独占が強めでめちゃくちゃ良い
国家機密の研究所にはいるために、どれだけ努力をしたんだろうか……

ナギが性的なものを嫌う故に隼仁は自分の思いをいいだせず、欲求を発散するため他の人と身体の関係のみで繋がるという……
ありがちですが中々辛い

研究所の人もかなり異質
ガラス越しに性行為を見ている……
またパートナーがいなければ研究者が性行為をすることもあるなんて
今回はその決まりがあって良かったけど、何とも言えない
研究のため倫理観が低い感じ
苦手な方もいるかもですね
まぁ、私は大丈夫なんですが、、、

まだまだハッピーエンド!!!とはいかないので下巻が楽しみ!……ハッピーエンドになるよね?
研究所での友人の悠心くんもどうなるのか……

エロは標準的〜やや多め
正規カプの方ではなく、被検体仲間がモブおじにマワされる描写あり
また隼仁がナギ以外の男女と関係を持っている描写(直接は無い)もあります
先程も言ったように研究所の倫理観も低め
苦手な方は注意してください

0

想像どおり

絵が綺麗でエロかったです。
ただ割と話が想像通りだったので2巻読んだ後の読後感としては物足りない感じに思います。

シュチュエーションとしても割と穏やかというか、愛はある感じだったので職員から無理矢理とか男性の子宮とか
この世界観でしか出来ない、ディストピアで倫理観のない世界線だったらより好みでした。

幼馴染との関係性がメインなのでそういうのが好きな方に刺さりそうです。
個性の強い周りのキャラも気になるので続編があれば読んでみたいです。

0

絶望の中での再会

デイストピア風味の世界観+純愛+エロの読み応え満載な作品でした。

研究者だった母親の負債を背負うために男体妊娠の被験者となった凪冴。
それぞれの事情から妊娠を待望する周囲に反して、
妊娠を望まず閉鎖的な施設での暮らしに嫌気が差す凪冴でしたが、
かつて幼馴染だった隼仁が研究員としてやってきて…。

絶望の中での隼仁との再会。
けれど、優しかった隼仁は冷徹な男へと変わり果て、
「妙な期待はするな」と凪冴を突き放します。

隼仁の変わり様に戸惑い、憤慨する凪冴ですが、
彼を厭う心とは裏腹に初めての発情期がやってきてしまいます。

施設内では特定のパートナーがいない者はその都度
相手を探すことになっていますが、凪冴の相手に選ばれたのは隼仁でした。

かつては想いを寄せていた隼仁に抱かれることになった凪冴ですが、
これが思いの外しんどかった…。

発情期とはいえ、凪冴にとって初めてのことなのに容赦ない…!
しかも、研究員たちの見ている前でとか、どんな地獄!
隼仁の「お前とこんなことしたくはなかったよ」と愛情どころか、
優しさの欠片もない発情期を治めるためだけの
ただただ激しいセックスに虚しさと切なさが募ります。

そんな冷酷な態度と能面ぶりから隼仁の気持ちが全くわからないという
混乱に陥りますが、後半になると彼の心中や過去の後悔が明かされてゆきます。

蓋を開けてみれば…
凪冴を救うためだけに研究者を志し、
凪冴自身にはこんなに冷たいくせに
当て馬に対しては「凪冴を抱くのは俺だけだ」と独占欲丸出しだし、
いや、凪冴のことめっちゃ好きじゃん…!!!

こんなにも愛が重いのによくここまで大好きなのに隠せなぁと。

そんな隼仁の気持ちを知ってしまうと、
それまでの言動の端々にも執着や微量のデレが見えてきて…。


凪冴も隼仁に釣られて今のところはツン多めではありますが、
どんなに悪態ついても「隼仁くん」呼びなのが可愛いんですよね♪

発情期以来、こっそり隠れて身体を繋げるようになる二人ですが
まだまだ糖分は足りてません。
ああっ…!
いつまでも意地を張り合ってないで、早く二人のイチャ甘してほしい…!

絶望からの逆転ハッピーエンドに期待を込めて下巻へ。

0

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