marun
ダリアフェアの今度の小冊子は個人的に好きな作品が多かったのでかなり嬉しい。
朝丘 戻さん「坂道のソラ」成瀬かのさん「琥珀色のなみだ〜子狐の恋〜」
名倉和希さん「御曹司は初恋を捧ぐ」の3作品の番外編が入っています。
その中で特にお気に入りなのがもふもふスキーな私のお勧め作品の一つですが
成瀬かのさん「琥珀色のなみだ〜子狐の恋〜」から番外編タイトル琥珀色の日々です。
攻めの鐵と狐神様の子狐琥珀との切ないファンタジーのその後になります。
本編の直ぐ後の話で片目を失い月白の屋敷で看病されてあの出来事から3日目になり
やっと床上げし三日ぶりに淡々と食事をする鐵。
大事な人を失うことに慣れきってしまっている鐵は琥珀がいなくなっても食事をし
こうして生きている、それに琥珀は神様だから完全に消えたわけではないと
心の奥底で思っているがあまりにも琥珀のことを忘れたかのような鐵に
月白が逆にお前は冷たいとでも言うような気持ちを抱く。
でも琥珀は消えた訳ではないと、大事な人がいなくなることに慣れている。
そんなことは全然無いという番外編で、感情を表に出さない鐵が村の子供が現れ
琥珀が消える前にあることをしていたと知り鐵が残った片目に涙を一滴流す。
読んでる私まで思わずうるうるしちゃいました。
是非とも同人誌ではなく、商業紙で1本続編を、孤独な鐵を心の底から幸せに
してあげて下さいと祈らずにはいられないショートでした。
「坂道のソラ」は恋人同士の二人が賢司の姉のところに遊びに行く話で
大学に合格した一吹のお祝いも兼ねているが、一吹は母親のことで賢司の姉に
相談をする内容です。
賢司は自分に相談する前に姉に相談を持ちかけた恋人にちょっと拗ねながらも
ラブラブな二人の番外編。
御曹司は初恋を捧ぐは世間知らずな御曹司社長と親会社の社員との勘違いから
始まったラブのその後でいよいよ二人が同居することになった番外編です。
確かにうるうる系の番外編ばかりだと思いますが「御曹司は初恋を捧ぐ」は
うるうる指数は低かったですね。