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愛すべき最悪―― 豪華ラインナップで贈る、サイテーな男子達のサイコーなエロ恋。
アンソロジー系って表紙詐欺多くて手出すの躊躇したんですが、これは当たり多くて買って良かったです♪
ちゃんと表紙の作家さんのお話もあったので安心しました。
中には下衆?って思うのもありましたが、ほぼすべて面白かったです。
中でも特に好きなのだけ…。
「ケモノカモヨミユキチャン」
可愛いニューハーフが最後攻めにまわるところが良かったです。ギャグでした。
「ブチオカ」
BLアンソロには珍しい(よね?)4コマでした。
4コマなのにオチない。ウリをして好きな人の影を追ってる学生の話です。ギャグじゃないし、シリアス。ラストがかなり悲しいですが、好きです。
「ゲスとクズは惹かれあう」
一番好きです。これもギャグっぽい。金貸しが受けなのがとてもグッときました。
アンソロで駆け足なのに出会いから今までが丁寧に描かれててすごい。クズ同士だけどハッピーエンド(?)で面白かった。
「オレは人気者」
どんでん返し系の攻め下衆でした。調子に乗ってる受けがどんどん堕ちて孤立していく様が好きです。
あのあとどうなっちゃうんだろうと妄想が捗ります。これ続きかいてコミックス化してほしいです。
「逆さ文字なら好きだと言える」
絵がめちゃくちゃ上手い~。お話もきゅんきゅんしました、可愛かったです。ラスト良い!!
「やじるし」
めっちゃ下衆…。だけど、恋心を自覚してしまう攻め可愛い。
受けは下衆な攻めを嫌いになれないところがとても悲しい。でも良かった…。
クズ受けが下衆攻めにやり返される系が好きでした。
良いアンソロでした^^
「下衆」…いい響きで♡笑
最後の、各作家さんの「下衆」の定義が
興味深かったです♡定義自体が様々ですし、人により
感じ方も違うので、「下衆」を単話で描ききるのは
難しいんだな、と感じたアンソロジーでした。
どの話もわりと性格が歪んでたりひねくれてたりは
するけど、理由があったり、愛嬌レベルでおさまる
範囲かなぁと
個人的に1番下衆いなと思ったのは
はらだ先生のやじるし。
1番いいなと感じたのはおげれつたなか先生の
逆さ文字なら好きだといえる、です
※全然下衆くないし、むしろキュンとします♡
下衆……(辞典
① 品性が下劣なこと。また、そのような人やさま
自分にとっての三大要素はなんだろーと考えるのが
楽しい。ただ、読者全員が「うわぁ下衆い!」と
思うようなのは、難しいのかもしれません。
タイトル通り、下衆やろうばかりの作品でした。うん、満足です。
短文ではありますが、作品の一部(多少のネタバレを含む)の感想を書きたいと思います。まず
「はいすく〜る☆ララバイ」秀良子先生
とってもキュートな顔の下衆やろうでした。高校生のおはなしで、キュートな男の子が、自分がとてもタイプだった一匹狼のヤンキーくんを逆レイプしちゃうはなしです。攻めの子大好きが故の、受けの暴走ですね。
「グッドエクスキューズ」蛇龍どくろ先生
絵に描いたような下衆やろうでした。下衆っていうか、クズ?攻めは、女の子も大好き野郎です。そんな攻めのタイプは「自分のことが好きな子」
受けの子は、きっと、攻めのことが前から気になっていたんでしょう。攻めのちょっとした行動に、顔を染めてます。可愛い。
二人の関係性は、出版社?の社員と本屋の店員。最初から最後まで攻めは、下衆やろうでした…
因みに受け攻めは私の勝手な目測であり、この作品に関しては、エロシーンは一切なかったです!
「やじるし」はらだ先生
単行本も出ていますね。やじるし。大学生同士のおはなしですが、受けの子は攻めのパシリ。
受けは攻めに告白するまで、攻めが、こんな下衆だとは知らなかったみたいですが、下衆な一面を見せた攻めはとことん下衆です。モブが心配するほど、下衆です。受けのフェラと、攻めの無理矢理な行為シーンがあります。攻めの気持ちの変化に注目です。
因みに単行本、やじるしには、他にもはらださんの描く下衆が沢山載っているので、オススメです。
「逆さ文字なら好きだと言える」おげれつたなか先生
とっっっっても浮気癖のある、下衆な受けの子と、世話焼きな攻めのおはなし。二人は小学生からの付き合いで、所謂幼馴染。
受けの子は、中卒フリーターと、下衆というより、社会のクズですな…そんな受けを一途に愛する攻めと、受けが浮気をする理由がとっても可愛くて、悶えます。
下衆作品は、オチがない。といいますか、続きあります?って感じの終わり方が多いですが、この作品に関してはちゃんとオチもあって、胸キュンです。因みにエロシーンは、受けが攻めを煽って…という感じです。
「せまいせかいに」つゆきゆるこ先生
浮気癖のある夏路くんと、超世話焼き(人に頼られるのが大好き)な澄滋くんのおはなし。
一見、おげれつたなか先生の作品とダブる面も垣間見えますが、決定的に違うところは、浮気癖のある「攻め」世話焼きな「受け」だということと、おげれつたなか先生の作品では、二人は恋人同士ですが、つゆきゆるこ先生の作品では、二人は付き合ってません。
受けの子が婚活をすると知った攻めが暴走して、行為の際。暴力シーンも少しありますが、愛ゆえです。
攻めの子は告白した瞬間、何かがはじけて、とても泣き虫になり、受けの子は愛されてると実感した時、いつもの優しい受けから少し変わります。結果、相思相愛です。
「道連れ」市川けい先生
タイトル通りの作品です。受け攻めの関係は、端的に言うとセフレです。おじさんが攻めで、若い子が受けてます。
後腐れない関係だったらしく、受けに恋人ができ、二人はもうこれっきりと離れ離れになるのですが、
一見、攻めが受けに依存してるように見えて、実は受けが攻めに依存しています。
月日が経ってたまたま出会い、自分から離れようと言った受けは、攻めに女の恋人が出来たと知って、ホテルに誘います。
お互い、恋人がいるにも関わらず、体の関係を求めてしまう。誘った受けの方が、下衆の臭いは強いですが、二人とも下衆ですね。
最後のページに各先生の、作品についてと、下衆の三大要素が載っています。
少しでも参考にしていただけると、幸いです。
どの作品もおもしろかったのですが、「下衆?」と思うものも多かったです。
これぞ求めてた下衆!!と思った作品は、はらだ先生の作品のみでした。(あくまで個人の下衆概念基準ですが)
キャラもストーリーもダントツでした。読後のテンションの上がり方がヤバかったです(笑)
あと、市川けい先生の作品はこのアンソロジーを読む前には想像していなかった「下衆」でしたが、とても面白かったです。いい下衆でした。
ただ、はらだ先生の作品と秀良子先生表紙のキャラの作品が読みたいなと思って買ったのですが、秀良子先生は全く違うキャラのお話を本文では描かれていたのが残念でした。本文に描かれていた作品も面白かったのですが、表紙のキャラのお話が読みたかったな…という気持ちの方が大きすぎて…。
でも、全体的に面白い作品が多かったので気になっている方は一読の価値あると思います^^