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ばらのお庭のけものたち

bara no oniwa no kemonotachi

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表題作ばらのお庭のけものたち

犬くん
猫さん

あらすじ

バニラにバター あるいは花畑
…これは、恋のにおいだ。

こぢんまりとしたばらのお庭には
きれいな猫と元気な犬と、知花という気の優しい人間が一人。

つれなくされてばかりだけど猫さんのことが大好きな犬くん、
そんな犬くんなんてお構いなしで知花に夢中な猫さん。
ちぐはぐでいて緩やかにすぎる日常は、
知花の幼馴染・寒月の出現によって変化を見せる。

待望の雨森ジジ2ndコミックス!
とっておきの恋ものがたり、あなたのこころにも。

作品情報

作品名
ばらのお庭のけものたち
著者
雨森ジジ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
ISBN
9784758073554
4

(22)

(9)

萌々

(8)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
4
得点
86
評価数
22
平均
4 / 5
神率
40.9%

レビュー投稿数4

動物にだって感情があるのです。

ばらのお庭には1人と2匹が戯れている。
やさしい知花に、猫さんと犬くん。
犬くんの猫さんに対する気持ちは空回ってるけど幸せそう。
そんな2匹をしり目に不穏な雲が…。
なぜなら知花の幼馴染が間に割って入って来た!
どうする、知花大好き猫さん。猫さん大好き犬くん。
さぁ、いつ気づくのか、それぞれの気持ちに!

私たちは、あたたかく2匹と幼馴染の動向を見守ってあげましょう。


かわいかった!犬くんが!
いくら猫さんに好き好き攻撃しても躱されちゃう。
猫さんは猫だけに終始ツンデレだった。(猫好きにはたまらん)
でも最後の猫さん必死の呼びかけには、ぐっと来ちゃう。
犬くんの名前は出てきませんが猫さんの名前は出てきます。
この作品にピッタリな名前でした。

4

2人と2匹で永遠に

 人間同士と、犬と猫、2組のカップルが登場します。後者については擬人化。人間に耳と尻尾が生えた姿の犬さんと猫さんがとっても可愛かったです。一般的なイメージの犬と猫の性格そのままで、犬さんはまさにワンコそのもの、猫さんは犬さんに対してかなりツンツンした態度で接します。でも、昔自分を飼ってくれたお婆さんへの愛、そして彼女の孫である今の飼い主知花への愛がとても深くて。猫らしからぬ一途さが愛おしかったです。

 猫さんがどれだけ知花贔屓でも諦めない犬さんも、負けず劣らず一途っぷりがすごい。そして、彼らに囲まれながら、昔からの想い人だった寒月との距離を測りかねる知花の恋も応援したくなること間違いなしです。恩人への恩義と、自分の本当の気持ちとの間で揺れる寒月から一度は身を引く知花だけれど、犬さんの行動力のおかげでもう一度挑戦するきっかけを得ることができて。動物が人間に影響を与えられた、素敵なシーンでした。最後、知花と寒月が共に暮らす家で、動物の姿で寄り添い合って眠る犬さんと猫さんの姿に癒されました。

1

綿の国星

この猫ちゃんの可愛さは、大島弓子「綿の国星」を思い出させて懐かしい。
あちらは少女漫画誌で連載だったので、子猫の女の子の成長と飼い主の男の子の恋のお話だったが、こちらはBLなので、猫の子を始め犬の子も人間の子達もみんな男の子だ。
主人公?の猫さんは高貴な毛並みのロシアンブルー。
ばらの花咲く庭で、ばらの花を食べて、これも萩尾望都「ポーの一族」を連想させる。
そんな、懐かしい、BLがまだBLと名付けられる前の香りがするストーリー。
時の狭間に取り残されたような知花のばらの庭の家、寒月の椿野先生の家。
時を何処と特定しなくても、何時の時でも通用する、そんな普遍的な恋のお話。

0

雀影

セルフつっこみ
このお話、相当好き、
でも神にしなかった理由は二つ。
1,名前
椿野寒月で「ちんのかんげつ」
字面はきれいだけど、この名前でいじめられない子どもなんているわけがない。
知花陽平「ちはなようへい」
字面はきれいだけど、割烹の店名みたい。まだ陽平が普通だけましだけど。
2,最後の最後、重要な絵なのに、ちょっと絵が残念。

ばらのお庭

◾️知花陽平(大学生)×寒月(院生)
◾️犬くん×猫さん

「クリスタルパレス」が好きで、あんな残酷さを期待したので、ラスト陽平と寒月はくっつかない方が断然良かったと思ってしまう酷い人です。すみません。祖母世代の恋愛にはキュンとさせられました。結納までいって破談させるのはある意味残酷か?いや、主人公達が割りを食ってくれないとやっぱりな〜全力で幸せオーラ出されてもな〜〜

ゴールデンレトリバーとロシアンブルーの交尾は流石にしんどいものがありそう。ローズもとい銀兵衛がそれこそ死んでしまう。この名前や、祖母と先生の巡り合いなど、タイトルの"ばら"が作品全体から感じられるところが好きでした。

0

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