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これが最後の恋の話

kore ga saigo no koi no hanashi

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表題作これが最後の恋の話

浅海 大学生
鈴 隼人 工学部 三年

同時収録作品四月一日、ほどけた世界

綿貫安吾 大学1年
亘理那央 大学1年

その他の収録作品

  • 最初で最後の恋だと思う (これが最後の恋の話のその後、描き下ろし)

あらすじ

悲恋に終わった恋人と結ばれるため転生を繰り返す浅海。疲れ果てビルから飛び降りようとしたところを鈴すずに助けられる。恋人探しを手伝うと言う鈴と共に過ごすうちに……!? 計2篇を収録。

作品情報

作品名
これが最後の恋の話
著者
南々子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784403668265
4.1

(47)

(25)

萌々

(9)

(10)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
193
評価数
47
平均
4.1 / 5
神率
53.2%

レビュー投稿数8

すごく好きです

表題ともうひとつの作品がはいっています。
同じ大学生なのでスピンオフになるかと思いますが、表題はファンタジーみがあり、同時収録のほうは日々是好日みたいな感じです。 

表題は転生を繰り返し、恋人探しに疲れた攻めが受け取れる出会って、その恋人探しをしていく、というものです。出会いも唐突だし、急な展開に思えますが受けの鈴のピュアな人柄のおかけで違和感はないです。
二人が自然に求めあっていくのがよかったです。

もうひとつの作品、こちらのほうが断然好みでした。
大学生同士、たまたま席が前後の綿貫と亘理。こちらは出会ってから、きっかけ、ギャップがあるところにひかれたり、告白して真剣につきあったりと、悪人ゼロ、不穏ゼロのBLです。
お互いのいいところを口にだして言い合う、認め合うっていいなーと思いました。

このままこの2人は続いていくんだろうなと、未来の幸せすら感じられました。青春、という言葉だけではもったいない感じです。

絵柄はシンプルですが見た目の可愛さ、よりも中身の可愛さを描かれるのでかわいいな〜と素直に思えます。もはやエチがなくても満足できます。
背景はやや白さが多いかなと思いますが、視点が切り替わるので映画を見てるような気になりました。
飽きのこない構図というか、書き込みがなくてもよかったです。

一箇所だけいいシーンなのになんかおかしな感じに見えたところがあって、どういう輪郭で認識すればいいのか考えてしまってほんの一瞬、引いてしまいましたが、そこを差し引いても神評価です。

続きで北海道に行って牧場での話が読みたいなと思いました。

1

転生はいつまで続くのか

転生ってドラマティックで素敵です。生まれ変わっても出会って恋をしたい。
でも、それが何回も続くと、次第に愛情が薄れる可能性もありますよね。
どちらかが、もう生まれ変わっても会いたくないと思ったら・・・

今回は理由はわかりませんが、転生しても恋人が表れない話でした。
会えないことに絶望して死のうと思うくらい。
まあ、それで鈴と出会うんですが、浅海は初めて「恋人」以外に興味を持ったんじゃないかな。今までは恋人を探して恋をする、ということに目的に置きすぎて他の人には目を向けなかったのかも。大学の人達も浅海に興味を持ってたけど、話しかけずらい雰囲気だったみたいですし。

浅海は「転生」に縛られていたんですね。ようやくその呪いから解き放たれたようです。鈴とは生まれ変わっても、ということなく、今世で後悔ないよう精いっぱい楽しんでほしいです。

綿貫と亘理の恋人も良かったですね。
なんとなく大きな障害もなく、すんなりと話が終わっていったので、作者さん的にはいろいろ書きたかったエピソードを端折ったのかなと思いました。
障害なくても、2人が相手を「尊敬できる人」として大切に思い合っているのが伝わってきます。自分が出来ないことをすんなりとやってしまう。尊敬するし、そんな人が自分の恋人かと思うと誇らしくなりますよね。
お互いが正反対な感じなので、余計に惹かれ合うのかな。

まだ、大学1年生。これからいろいろ起きそうです。楽しみです。

鈴たちと亘理たち、同じ大学同じサークルなので、この四人のその後の話が読みたいですね。
とても心が温まる作品でした。

1

不思議な

大学生達の不思議な巡り合わせのお話が2作品収録。

1作品目
まるで映画の様な、悲恋に終わった恋人と巡り合わない為に転生を繰り返す浅海(あさみ)。恋人に巡り会えず心身共に疲れ果て死のうとしたところを同級生の鈴に助けられて、恋人を探す手伝いをすると、
浅海は鈴と連むのが楽しくなり始めてーー。

浅海と鈴の互いの気持ちにいつ気付き、気持ちをどう昇華して行くのか、
浅海が何故記憶持ちのまま転生しても恋人に巡り逢えないのか、
ちょっと不思議で、ちょっとイジワルなストーリー。

2作目
こちらも大学生のしかも、入学したての初々しいふたりのお話。
名前の順で座った前の人のスカジャンの絵柄が、記憶に残る行ったことの無い風景に気を取られて、何故かそいつとその絵柄が気になって
仕方ない亘理那央。気になるのは絵柄でなく、綿貫安吾自身が気になり始めてーーーー。

二つの物語はある意味同じ世界線のお話なのかしら?!
共通点が色々あって面白い。
先生が描ききれなかったエピソードとしての一コマをいつか漫画で読んでみたい。

紙コミックス、修正、ライトセーバー。

7

最後の恋、、

タイトルとキレイな表紙で勝手に想像したストーリーとは全く違いましたが、好きなおはなしでした。
2つのおはなしが入ってますがそれぞれじっくり読みたいです。同じ大学なので、このまま続きを描いてくださらないかなぁ。
作者さんも「描ききれなかったエピソード」を紹介してくださってますし、ぜひまたこの4人のお話しをお願いします。

0

ぴったりハマった二人が二組

本作には、2組のCPが収録されています。

1組目は、悲恋に終わった恋人との再会を信じて、転生を繰り返すも、上手く行かない4生、巡り会えなくなって7生を生き、もう諦めたいて終わりたいと人生を投げ出そうとする攻様と、そんな突拍子もない話をする攻様を全面的に信じて、全力のお手伝いを申し出る受様のお話。

設定がすごくおもしろくて、転生した運命の相手を選ぶか、今生で出会った受様を選ぶかみたいなシリアス切ない話…………を、期待したんですが、表題作は前後編でさくっと終わってしまいます。残念。
このお話でもっと膨らませられそうだっただけに、えっ!あっ!?終わりだ!?!?となった感がなきにしも。

受様がかなり光の住人なので、廻り会えない転生という終わりの見えない迷路に落ち込んだ攻様を引き上げる姿が眩しく、こんなけ甲斐甲斐しく構ってくれたそりゃ惚れてまうやろー!!!の気持ち。

2作目は、過去に見た同じ景色、同じ場所を胸に抱き続ける二人のお話で、なんだろう、キャラの説明が結構難しい。
攻様は、強面(というより、見た目ヤカラ)で少しぶっきらぼうながら、確固たる将来設計を持った硬派な人で、でも必要な言葉を惜しまないのがすごくカッコいい。
受様は、社交性がありながらもどこか内向きな面を持っていて、何となく今を生きていることに罪悪感に似たものを抱いている人。攻様に憧れに似たものや、共感を覚えたことで、少しずつ独占欲を抱き始める。

受様が攻様を独り占めしたくって、すごく頑張って自分に正直に想いを伝え、攻様は全力でそれに応えてくれる、そんなお話。

ドラマチックな大きな事件なんかはありませんが、ゆっくりしっかり思いを繋げていくのが良かった。個人的にはこちらの方が好きでした。

2組とも、同じ大学に通う生徒なので、前者のCPがちらほら後者のお話に登場するのが、クロスオーバーやスピンオフ好きな私は地味に楽しかったですね。

4

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